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グミすら出せない

今日はにぎやか街の方へ遊びに出かけた。久しぶりに電車に乗ったし、久しぶりに人の多いところに行った。

みんな、普通に生活していた。このご時世様々な制限やらなんやらでもっと街は静かかと思っていた。しかし皆前を向いて今日を生きていた。

置いてけぼりなのだ私は。置いていかれたと言うよりも自分で歩く速度を遅くしたんだけれども。だからみんなは誰も私なんかに責められる筋合いなんかはないのだれけども。

でも街の中で、一人ぽつんと取り残されたような気になった。みんな、普通に生活していた。電車で隣に座ったスーツの女性は、仕事帰りだったか、就活中の学生さんか、分からなかったけれども、それでも彼女は自分の人生を歩んでいるんだ。

私は?私は?私は?私は?

実はお出かけに行ったのは本を買うためであった。大槻ケンヂさんのグミチョコパインのパイン編を探してた。読み終わった、パイン編も面白かったな、私もグミチョコパインの彼らのように、スーツの女性のように、生きて、行かなければと思った。

私は、私は、私は、私は。

グミチョコパインを読んだって、あたしが動かなきゃ、何も変わらないんだ。本が見せてくれる空想や、妄想に沈んだって、現実のあたしに何の変化もないんだ。そうなのだ。そうなのだけれども。


人生はもっと、単純そうに見えた。高校を出て、進学して、就職をして、結婚して、育児が終わって、老後を楽しんで、という一般的な人生は(私が勝手に一般的と思ってるだけ)もっともっと自分の近くにあって、当たり前のように自分もそれを手に出来ると思っていた。しかし私は学校を出て、職に就くことも無く、命と、時間と、お金とを無駄にしている。今までお利口さんに生きてきたのに。なしてこんな方向に来ちゃったのかな。

なら、お利口さん。お利口さんなんだから、早く就職活動なさい。パートでもアルバイトでもなんでも、しなさい。今、しなさい

ええっ、それは…。

それを素直に出来ないのは何故なんだろう。疑問を抱いているのはなんでだろう。ああ、考えるの嫌になってきたな。本当は答え出てるんだけどね、自分の中で。口にすることが怖い。

口に出来ない事ならずっと胸に秘めていた方がいい、そうしてお利口さんになって、自分の思う一般的な人生を選べばいい。死ぬ時に後悔はするなよ。全部自分で決めてきたことなのだから。

動く時は確実にある。だが今じゃない。そんな言い訳を重ねるの、もう何回目よ?早くしないと、早くしないと、って思うなら体を動かさないと。

こんな具合に私は私に正論を言って、それを私は私にいじめられたと思ったりするんだ。自分とも仲良くできないし、人とも上手く付き合えないし、社会に居場所も見つけられない。そうやっていつの間にか年をとって、何かをするには遅すぎる年齢に、なっていたりするんだろう、な。

そんなの嫌だ!!!!(´;ω;`)

勇気なのか?なんなの何が足りないの?分からない、もう何も考えたくない、何か出来るはずと思って、実は自分に出来ることは何もありませんでしたなんて結果を得るのが怖い、怖いから動けない、動かない、でも納得はしていない、想像の中で理想ばかり大きくなって現実は無職ひきこもり、うっ(泣)うっ(泣)こうしている間にも、今は過去になっていく、何かしなきゃ何かしなきゃ何かしなきゃ何かしなきゃあばばばばばばばばばばばばば


まとまりを失ってしまったけど、言いたいことヴヮーって書いたら、こんなもんだよね。明日は何をしようか、何もしないのだけはダメだ、何か、何か、しよう。




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