緊張の初リハビリ室へ

緊張しながらリハビリ室へ向かう。

俺だけじゃない、他の同期も緊張しながら向かう。斉藤さんは余裕の表情

「経験者は余裕があっていいなぁ」と当時は思っていたが月日が経った今考えてみると、斎藤さんも不慣れな場所で当然緊張していただろう。それを見せないように、余裕な表情を作っていたのは今となって尊敬する。

リハ室に到着

時間は5時前で、少ないながらまだ患者さんもいた。

斎藤さんは室長から俺らとは違う場所で説明を受けて、STの遠藤さんもSTの先輩に呼ばれた。

そしてPTの女の人が来た

テーブルに案内されて座らせると、他のプリセプターも来た。

プリセプター4人 新人PT5人

こえー

まず4月のスケジュールを渡された。これが中々にエグい

まず色々なオリエンテーションに計測のテスト、松葉杖のテストなど挙げられていた。

「これヤバいから、忙しいからね」

男のプリセプターの川口さんがそう言った。

いつまでも学生気分じゃダメだよ、と言われている様な口調だった

更に

「あと1年目の間に症例発表4回あるから、学生時代やって来たでしょ?あのレジュメ形式の。」 

なんだと?

ふざけんなよ、いきなりプレッシャーかけんじゃねぇよ、少しは環境に慣れさせる為に優しくしてくれよ

と、心の中で呟いた

「まぁ大変だと思うけど、皆通る道だから」

女プリセプターの出川さんが言った

入るとこミスったか?

今更どうしようも無い…

説明が終わり帰路の中、皆

「きつくね?」「なかなかにスパルタじゃない?」と呟いた

とにかく土日だ

ゆっくり休んで月曜日に向かわないと

終わりのない実習がはじまった






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