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2022年真夏の大冒険①仙台から名古屋へ

実は前年の2021年にも真夏の大冒険をやっている。
やはりコロナ禍ど真ん中、福島→新宿を高速バス、新宿→博多を高速バスはかた号の個室、博多で食いだおれて博多→鹿児島もバス、鹿児島→那覇は奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島、本部経由のフェリー。那覇からは飛行機で与那国島までひとっ飛びしてダイビング三昧。という地べた移動中心の無駄に時間がかかる旅をしているのである。

去年の旅があまりに楽しすぎたので、そしてコロナ禍中の旅は経済的にもお安くあがるし、
予約も取りやすいし、どこへ行っても人出が少なくいいことづくめ。飲食店の閉店時間が早いので晩飯難民になることはあったけど、味をしめて2年連続となったわけ。
でも10代20代ならわかるけど、60歳半ばでこんな無駄旅は年相応の旅行とは言えないんだろうな。

仙台→名古屋、大阪→志布志のフェリー2本と鹿児島中央駅付近のビジホ1泊、鹿児島市内でのPCR検査を予約してイザ出発。最寄りのバス停でバスに乗って福島駅、仙台までは各駅停車の在来線、仙台港まではバスの旅程だ。

バスに乗って15分、スマホを忘れてきたのに気がついた。
次のバス停で降りて戻って次の福島行きに飛び乗って、仙台までは新幹線を奮発するとしても...きっと間に合わない。
ノートPCは持って来てるし、えーい、なんとかなるじゃろ!思い切ってスマホ無しの長旅が始まった。
はじめの難関は仙台→名古屋のフェリー。乗船情報が書き込まれているQRコードのURLにアクセスして表示させピッと通過させるのだが...福島駅のフリーWiFiスポットでメールで届いているURLにアクセス、乗船情報とQRコードをPDFに出力、印刷保存してSDカードにコピー。それをコンビニで紙印刷すればいいんだけど、電車到着。印刷は仙台ですることにして電車に乗った。この作業、何回やんなきゃいけないんだろう?

スマホを忘れてきて思ったのは、QRコードなどの予約済み情報の提示は面倒くさいけど、電子マネーに全依存してなくて良かった。現金と銀行カードの古い人間で良かった。
もしすべてをスマホ依存してたら、名古屋までのフェリーにも乗れず「ふりだしに戻る」になっていたかと思うと冷や汗が出た。電話連絡ができないことは都合がいいくらいだ。

仙台のコンビニで紙印刷してバスで仙台港フェリーターミナル。無事乗船。
コロナ禍なので雑魚寝の大部屋はさすがに気が引ける、下から2番めランクのカプセルホテルもどきの8人部屋を予約していたのだが、なんと同室者なし。コロナ禍旅行はこれがあるからたまんない。
TVも付いてるしWiFiも使えて2段ベッド4つ並んだ部屋を独り占め。
12時50分定刻出港。名古屋港に着岸するのは明日10時30分。21時間40分の乗船になる。

このあたりが相馬沖かな?
見慣れた景色はあるはずなのに海からの視点だとさっぱりわからない。

明日の名古屋から大阪への移動は新幹線じゃ芸が無い、こんな時でもなきゃ乗らないだろう近鉄特急ひのとりの予約を船内WiFiで済ませ、仙台駅で買った駅弁を食べてまず昼寝。
夕食バイキングでたっぷり食って部屋に戻って赤霧島、風呂に入ってまた赤霧島、一眠りして真夜中に再度展望大浴場。夜の展望風呂は太平洋も真っ暗でガラスに映るのは自分の裸だけ。一人きりの大浴場でひと騒ぎして1日めが終わった。

陽が落ちる頃


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