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2022年真夏の大冒険⑮最終目的地与那国島に到着

昨夜食べなかったじゅーしーおにぎりで朝食。バスで空港へ。
石垣空港10時10分発のRACで最終目的地与那国島へ。
家を出てから12日め。1日で来れるところを12日かけて来るなんてなんて贅沢旅なんだ。

那覇港⇔石垣港のフェリーが廃止になって久しく、福島から与那国までの地べた旅こそ完成しなかったけど、鹿児島→奄美大島→那覇のフェリーは去年の冒険で乗ったし、那覇→石垣フェリーも石垣→与那国のフェリーも過去に利用したことがある。
だから経験上では地べた旅完成、ちょっとした達成感はあった。
最短時間で目的地に飛んで遊び尽くす従来のスタイルから一変して、目的地までの途中を目一杯楽しんで、なおかつ目的地でも目一杯遊ぶという新スタイルは過去一楽しかった。またやってみたいけど、収入が固定された年金生活者になってしまうとたぶん無理。それがわかってる上で贅沢旅(時間の使い方が贅沢なだけで、決してゴージャスな旅ではない)を思う存分に楽しんだ12日間だった。

「予定はあくまでも予定」「予定とは必ず壊れるもの」
天候トラブルだけは人の力ではどうしようもないこと、それが起きた時に途方に暮れずどう対応するかが大事。
でも考えてみれば、今回の旅でトカラ列島小宝島だけが初めての土地だったわけで、他のところは「行きなれた土地、遊びなれた場所」だったから余計なプレッシャーも感じずに過ごせたんだと思う。

30分のフライトで与那国空港に着陸。
夏の南風なので東崎(あがりざき)方向からすんなり着陸。ちなみに冬の北風の時は空港をスルーして西崎(いりざき)上空でUターンしてから降りることになる。

東崎を超えて祖納集落上空

空港からはショップの送迎車で久部良の民宿併営のダイビングサービスへ。通いなれたこの島の不思議なところは、四季を通していつ来ても必ず知った顔が来ているところ。今回も見知った顔がちらほらいるし、最果ての島だというのに、この島に深くハマってしまった人が多いということなんだろう。

部屋はいつもの1Fの和室相部屋。仏壇がある昔ながらの部屋だ。
与那国島のダイビングは夏がシーズンオフなので空いる。相部屋といってもほとんど独り占めのときが多く、今回もずっと一人らしい。

隣の6畳とはふすまで隔てられるけど、2部屋ぶち抜きにすると気持ちいい

送っておいた器材を広げてダイビングの準備、12時45分集合の2本めダイビングから参加することになる。その前にアミさんの美味しい昼食フィリピン粥(ニンニクマシマシ)をいただく。

1本目は体に優しい白い砂地の「馬鼻東」でテンスやカスミアジと遊ぶ。
ちょっと休んで2本目は黒潮爆走中の「赤土」でバラクーダとGT。
1年ぶりのダイビングだったけど問題なし、ペラペラでほとんど浮力0のウェットスーツなのでウエイトも1kgで潜れたので体も楽ちん。しばらくダイビング三昧の日々も無事こなせそうだ。

1stダイブは馬鼻東
2ndは赤土

風呂にゆっくりつかって夕食前から生ビールからの泡盛。
今夜からは与那国島崎元酒造のにごり泡盛「海波」、石垣島の白百合とは真逆の非常に飲みやすい泡盛だ。とりあえず1800mlを1本ボトルキープ。

そして毎日恒例の日本最後の夕陽タイム。
いつも初日は夕食を食べ終わって呑み真っ最中からの夕陽に時差を感じる。この時期は食堂の窓が一番のビューポイントなんだけど、日没後の赤が大きく広がっていたので外で見とれていた。

与那国島で台湾方面に陽が沈んでいくこの時間、
日本はすでに真っ暗な時間、なでか優越感。
この夕日を毎日見れる幸せ

目的地までたどり着いた安心感からなのかいつもよりずっと早く沈没の予感。気を失う前に布団に入り、20時には眠りの国だった。
与那国島初日終了。

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