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2022年真夏の大冒険⑧那覇でまさかの4連泊

予想外のフェリー欠航で旅のプランは大幅に変更になった。まさかの那覇4連泊、それも全くのノープラン。でも動き続けた前半戦の疲れを取るのにはいいかも。
鹿児島空港からソラシド便で那覇へ。それにしても鹿児島空港は市内から微妙に遠い、けっこう使いにくい空港だ。
鹿児島中央駅前のバスターミナルから40分バスに揺られて空港へ。バスは満員、このコロナ禍の旅でいちばんの密集で緊張した。

11時30分那覇空港着、予約したホテルは勝手知ったる旭橋、でもチェックインにはまだ時間がある、とりあえずホテルに荷物を降ろして街へ出た。
まずは昼飯、久しぶりの高良食堂で「煮付け」を食べようと思ってたけど、なんとなく「野菜のおかず」の気分だった。てびち煮付けは明日にしよう。
ここには「野菜のおかず」と「肉のおかず」がある。前にどこが違うの?と尋ねたことがある。「野菜のおかずは野菜が多め、肉のおかずは肉が多め、味付けはいっしょさー」とのことだった。

白亜の電動 高良食堂
野菜のおかず

高良に始めて来たのは15年くらい前になる。あの頃は沖縄の普通の平屋の民家だった。座敷の壁はぐるりとカレンダーが一周に貼ってあり、夕方になると近所の子供が鍋や皿持参でおかずを買いに来る店だった。オヤジが注文を聞くと「あいよー」と応えて前のめりになって鍋を振る。
それが今は白亜のビル。代替わりしたのか若いにーにーが黒のユニフォームに身を包んで頑張っている。当時から店の前には路駐のタクシーが並ぶ繁盛店だったけど、ビルを建ててしまうなんて驚愕のオキナワンドリームだ。

満足の昼食を食べ終えたら高級風呂屋街を横切って波上宮で時間つぶし。波の上ビーチも安心安全な海水浴場に変わっていて時の経過を感じる。
頂上の木陰のベンチに寝転んでビーチの喧騒とセミの鳴き声に包まれてチェックイン時間までぼーっとしていた。

波の上の頂上

15時になるのを待ってホテルにチェックイン。
Mr.KINJOはホテルと言うよりも1Kマンション一室貸し、WベッドだしキッチンにはIH調理器、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機も備えてあるから自炊もできてフロントから鍋やフライパンも借りられる。キャンプに慣れた連泊旅には都合がいい。この設備で4泊14040円はありがたい。
溜まった洗濯物と着ているもの全部を洗濯機に放り込んでシャワー。素っ裸にガウンを羽織ってベランダに洗濯物を干す。そしてテレビを見ながら昼寝。

Mr.KINJO旭橋駅前
旭橋駅徒歩3分 部屋のベランダからの眺め

起きたら17時。コロナ禍で飲食店は早く終わってしまうので食べそこねると夕飯難民になりかねない。すっかり乾いたTシャツに着替えて三笠食堂で「ちゃんぽん」酒のツマミ用に「カラシナ炒め」を包んでもらいコンビニで氷を買って部屋に戻った。
ちなみに沖縄のちゃんぽんは麺ではない。たっぷりの野菜を卵でとじて白飯に乗せたもの、ちょっと甘めの味がクセになる。
そして部屋呑み。那覇の1泊目が終わった。

沖縄ちゃんぽん


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