近場のキャンプ場で紅葉まみれ
去年は10泊キャンプツアーで嫌と言うほど紅葉まみれだったのに、今年はロクに紅葉を愛でてない。今がラストチャンス?11/14~16ごく近場だけれど2キャンプ場を転泊してきた。
朝起きた時はキャンプに行く気は一切なかった。たまたま霊山ライブカメラを見てみたら、まさに”Nows The Time"、今季初登場の石油ストーブと空のポリタンクを積んで出発した。
GSでガソリン満タン、灯油18L。スーパーで豚バラ肉、ネギ、豆腐、ハツタケ・ブナシメジ・マイタケのきのこセット、油揚げ、柿の種、菓子パンなど2000円相当の食料品を買って町を出た。ちなみに食費は1000円/日が目安だ。「キャンプは特別なイベントではない、日常の延長でいい」これがマイルール。たかがキャンプで散財する気はまったく無い。
キャンプ場に着くまで
キャンプに出かける時のBGMはステッペンウルフの「ワイルドでいこう」が基本テーマだ。
映画「イージー・ライダー」でピーター・フォンダとデニス・ホッパーの旅の始まり。腕時計を外して地面に落としてバイクで走り去っていくのが理想イメージだ。
キャンプに行くことと進む方角だけが決まっていて、キャンプ場の予約もしないでとりあえず出発。こんなキャンプに慣れてしまったのだ。予約不要・無料のフリーサイト、完ソロできたら更に良い。
とは言え、転泊も一週間も続く頃にはキャンパーズハイ。気づけば ♪ルイジアナー、テネシー、シカゴー、はるかロス・アンジェルスまーで~(トラベリン・バス by 永ちゃん)を口ずさんでいたっけ。
途中の道沿い、家から10分ちょっとの場所にできた『月舘オートキャンプベースSAKURA』に寄ってチラ見。
私が望むキャンプ場とは妥協しきれないほどの大きな溝があり(景色・施設・方向性と料金など)たぶん利用することはないと思う。「◯◯だったらなー」と着地点さえも探せないキャンプ場だった。
同じくらいの距離ならば峠の森自然公園キャンプ場やあいの沢キャンプ場の方がずっと性に合っている。
11/14 伊達市 霊山湧水の里キャンプ場(林間広場)
このキャンプ場の正式な利用方法は『伊達市の霊山総合支所に寄って利用手続きをして料金150円を支払ってからキャンプ場へ向かう』なんだけど、支所が14kmほどキャンプ場から離れていて遠回りになるし、支所からの経路だと細い山道経由でけっこう面倒くさい。道の駅 伊達の郷りょうぜんの側の霊山ICから霊山飯舘ICまでの高速無料区間を使ったほうがずっと楽に行ける。
前に回数券や年パスを発行してくれないかと提案したのだが「その予定はありません」の一点張り。週末は市に委託されたおっちゃんが巡回してきて料金徴収をしてくれるのだが平日はそれも無し.委託のおっちゃん曰く「平日は支所に回ってから来る人なんていないよ。」それに甘えて今回もキャンプ場直行、もちろん徴収人がいてくれたなら快く150円は払わせてもらう心づもりだ。
施設内に入り林間広場に道を折れ、鋭角ヘアピンカーブを曲がるとどーんと急坂。いちおうコンクリート舗装はされているけど毎回アクセルに力が入る。登りきるとサッカーグラウンドほどの広場になっている。
登りきったところに車を停めて設営場所などをチェック。
水、勢いよく出る。
トイレ、きれいに清掃されてて問題なし。ただしこのトイレ、簡易洋式ボットンなんだけど、座ってドアを閉じると恐ろしく狭い。膝がドアに当たるほどで閉鎖感はハンパない。
できれば入りたくないトイレないんだけど、完ソロならば問題なし。登山客や素人カメラマンが時折現れる日中は用をたせないけれど、夜中や早朝ならば思い切ってドアを開けたまま使用する。星空を眺めながら、素晴らしい開放感だ。どうやら今夜は完ソロらしいし…なんの問題もない。
コンクリート製の土管の中には、伐採木や建築資材の端切れなどが入っていて自由に使ってよいのだが、さすがにシーズン終わりの今は空っぽで30cm径の杉丸太が1本残っていただけだった。誰も手を付けないなら割らせていただきましょう。
設営場所は、土管の北側の真っ赤に色づいたモミジを利用してゼロポールで建てようかと思ったけど、この紅葉はカメラマンが来たら絶対に撮りたい景色だろうな、その真ん中に居を構えるのは気が引ける。南側の白樺の横のサイトに建てることに決めた。
霊山が夕日に染まる時間になったら、実際おっちゃんカメラマンがやって来て紅いモミジを構図に入れて熱心に撮っていた。
おっちゃんは「こっちは誰もいないんですね。びっくりしました。」霊山こどもの森の方はすごい人出だったそうだ。
こどもの森にもオートキャンプ場があるけど(いつの間にか予約はなっぷ経由になっていた)、土や砂利の区画サイトだし、IN-OUT時間の設定はあるし、お高いし、子供連れならまだしも一人ならば裏霊山のこっちの方がずっといい。
伊達市にはここに来る前に寄ってきた「月舘オートキャンプベースSAKURA」の他にも、「やながわ希望の森公園」「赤坂の里森林公園キャンプ場」「霊山こどもの村オートキャンプ場」「月見舘森林公園キャンプ場」と、ここ「湧水の里」の都合6か所のキャンプ場がある。
なかなかよろしい市政だとは思うけど、湧水の里以外はファミリーキャンプをターゲットにしたところばかりでソロキャンプには不向きなとこばかりだ。
それでもインスタなどで見てみると「ソロキャンプしてまーす!」みたいなポストもある。いちばん設備が悪いキャンプ場がいちばん居心地が悪いキャンプ場というわけではない。私は「湧水の里」以外ではキャンプができないキャンパーに育ってしまったようだ。
予想に反してとても温かい夜でストーブを炊かなくても十分過ごせたんだけど、ストーブありきで機器を選択してるから燃料アルコールやCB缶は持ってきていない。アルストもガスバーナーも使えなく、お湯を沸かすのもストーブを焚くしかなかった。
イージー・ライダーの腕時計を捨てるシーンはキャンプでの過ごし方にも通じる。
いっさい時間に管理されたくないので、たまに時計は見るけど「今何時?そうねだいたいね」の確認くらいで時間に沿って動くことはしない。IN-OUTの時刻も設定されていないので、どーでもいいのだ。
調理するのも面倒になり、菓子パン+マルちゃん醤油ラーメンwith芋焼酎で空きっ腹を誤魔化し、寝袋の上に寝落ちしたのは20時を越したあたりだったと思う。
尿意と寝汗の気持ち悪さで目が覚めたのが2時過ぎ。獣避けマーキングで結界を張り直しテントに戻ってキャンプのお供トランジスタラジオで深夜放送を垂れ流す。「おぎやはぎのめがねびいき」と「ナイナイのANN」をザッピング。
ぜんぜん眠くない。そりゃあそうだ、6時間は眠ってるわけだから完全にリセットされたわけだ。無理して眠る必要は無い、明日はどこかに転泊しようとは思ってるけど、その「どこか」は今悩むことじゃない。次に起きた時に考えれば良いこと。柿の種をポリポリしながら薄い焼酎を呑んで次の寝落ちを待った。
そんな100%非生産的な時間の中でも得るものはある。
斎藤正義の『僕の見たビートルズはTVの中』えー唄やんけ。忘れないようにスマホにメモしておく。この唄は、今夜キャンプをしなかったら生涯サビを口ずさむこともなかった唄かも知れない。完ソロの夜の帳が過剰に心を刺激しただけかも知れないけど、家じゃ聴かない深夜放送の賜であることは間違いない。
こんなこともキャンプの楽しみなんだけど、隣に人の気配がある区画サイトだったら…もちろん深夜のラジオの音量もサビを口ずさむことも、迷惑キャンパーとしてポストされてしまうかも知れない。
でも完ソロだったら…誰が迷惑するの?自分がしたいことが全力でできる。やってることは俗に言う迷惑キャンパーと変わりないけど、迷惑を受ける人がいないってこと。これが完ソロの醍醐味だ。
区画サイトで常に周囲に気を使いながら「僕はソロキャンプしてます」なんて言ってるやつに言ってやりたい。それは一人の部屋にいるだけのこと。いや、ネットカフェで隣室を意識しながらヘッドホンかぶってる感じかな。
やりたいことを好きなだけやっても迷惑をかける人がいない状態こそがソロキャンプだと思う。ソロキャンプと完ソロはイコールじゃなきゃ、いやイコールのはずだ…なんてことを考えてるうちに二度目の寝落ちに沈んだ。
次の目覚めは明るかった、というかうるさくて目覚めてしまった。
6時、まさかの土砂降り。ウェザーニュースでは8時過ぎには上がる予報になってる。
外に出ているものは焚き火台だけ。それは深夜のマーキングで確認している。
焚き火シートが湿るくらいならなんてことはない。次に濡れたままのシートを使えば効果も上がるってものよ。
余った薪、ナタやノコギリの製材ツールは全部テント内に入れてある。テントは濡れるだろうけど、そんなん陽が当たればすぐに乾くし、ビショビショであっても次のキャンプ地で乾かせば良いこと、たいした問題ではない。
正直な話、俗に言う過保護張りというのがまったくわからない。なぜ濡れるものを増やすんだろう?
テント内に収まりきらない道具だったら持っていかなきゃ良いし、朝晩でまったく変わる風向と風力、自分なりの予測はアテにできないし、タープを信用もしていない。濡れるのはテントだけ、と割り切った方が気が楽になると思うのだが…世間はカッコイイが勝ってしまっているようだ。
11/15 福島市 茂庭広瀬公園キャンプ場
雨も小降りになってきてまもなく上がりそうな予感。
テント内の片付けを始める。寝袋を詰め、銀マットを畳み、LEDランタン1個とヘッドライトは移動中に充電できるように車にセット。湯沸かしの山クッカーとマグカップ、ストーブとグランドシートと工具入れだけを残してリュックを車に積み込めば8割方撤収は完了だ。
熱々のインスタントコーヒーを飲みながら雨が上がるのを待つ時間に次の移動先を考える。
いちばんの候補地ははやま湖だけど、紅葉にはまだ少し早いかも知れないし、駐車場からストーブを運ぶのはかなりキツい、紅葉狩りのギャラリーの目も気になる。だったらあいの沢のフリーサイトかな?峠の森の俺様専用サイトでの完ソロも捨てがたいけど俺様サイトにストーブを運ぶのはキツすぎる。かと言って芝生広場ではなんの面白みもないので選択肢から外す。
ここで重大な落とし物に気がついた。テントの中の何処かにあるだろうと高をくくっていた100均老眼鏡が見つからない。どうやら深夜徘徊の時にどこかに落としてしまったようだ。キャンプ場を一廻りするも見つからない。
これは困ったぞ。100均老眼鏡購入が第一目標に浮上した。
となると、山を下って20分くらいの梁川ヨークベニマル内のダイソーか。だったら今夜の宿は茂庭広瀬公園キャンプ場が便利かも。茂庭ダムの紅葉は盛りだろうし、なにより今年は一回も行っていない。目的地へのルートが決まった。
グランドシートを畳んでストーブも外に出して燃料タンクを抜いて再点火。本体内の残燃料で湯を沸かす。
テントをパンパン叩いて夜露を飛ばし、ファスナー全開で風を通して完全乾燥を待つ間、最後のミッションに取り掛かる。
薪割り台、クサビ、ナタ、重いセットハンマーで30cm径の杉丸太割。
乾燥は十分なのだが真ん中に節があり、杉にしては手強い。朝霧残る霊山にカーンカーンと金属音が派手に響き渡る。
普通キャンプ場ではできない早朝の厄介な大騒ぎも、周囲10kmに誰もいない完ソロだからこそできること。周囲に気を使わずやりたいことを全力でできる。これが完ソロの最大の冥利だ。
なんとか丸太を二つ割りにしたところで霊山での作業は一旦終了。小割りにするのは茂庭でやろう。
湧いたお湯でインスタントコーヒーを飲み、ストーブ本体を傾けながら園芸用スポイトで5回も灯油を吸ってタンクに戻せばストーブはすっからかん。
ストーブと燃料タンクを車に積んで、テントポールを抜き、ペグを抜いて、テントは畳まず付属の袋にぎゅぎゅっと押し込めば撤収完了。テントを畳まず詰め込むだけでいいってのはシルナイロンテントの利点だ。
山を降りてヨークベニマルダイソーで老眼鏡と朝飯替りの菓子パンを購入、食べながら茂庭を目指す。40分ほどで到着。キャンプ場受付も兼ねている茂庭生活歴史館の前を素通りしてダムの上からキャンプ場を眺める。
テントが一張りも建ってないのを確認。ダムの上流へ走って紅葉にまみれよう。大型車通行止めの半開きゲートをすり抜けてダムの上流を目指す。この先には昼なお暗い極狭ワインディングロードの鳩峰峠があり、それを越えれば山形県高畠町に通じるのだが、まもなく冬季通行止めになる。
今回は峠の手前、茂庭湖最深部まで行ってUターンしてきたが、紅葉狩り客もダムで皆停まるのでその奥は行き交う車も無い。
ダムは減水期なのか崖肌があらわで痛々しいけど、誰もいない完ソロ紅葉まみれはたっぷり堪能できた。
12:30、茂庭生活歴史館でキャンプ手続き。
本来は要予約の無料キャンプ場なのだが、平日ならば突然行っても断られたことはない。
今日は一人も予約が入って無くて今のところ完ソロらしい。いつもなら駐車場に一番近い1番か2番の札を渡されて「一応番号札渡すけど、空いているからどこでも良いよ。」となるのだが、今回は「はい、9番ね。」と指定された。聞けば明日土曜日の9時から団体の予約が入っているとのこと。
このキャンプ場はいちおう区画分けしているのだが、ロープで仕切ってあるわけでもなく番号札が建っているわけでもなく、一緒に渡される全体図から「だいたいあのへんね」と当たりをつけて設営する超アバウトな区画サイトになっている。
9番は、だいたい真ん中らへん。BBQ広場の炊事棟のあたりと確認して設営に向かう。「明日は団体の他は予約がないから夕方までいても大丈夫。ゆっくりしてって。」と言われたけれど、できるなら団体さんの到着前に脱出するつもりだ。
キャンプ場に降りて設営。けっこうなダム風だ。
これはパップテントやタープが倒れる風景が見れるかもと楽しみにしていたが、結局は誰も来ない完ソロだったし、風も陽が沈んだらパタリと止んで無風になるし、穏やかで静かな夜だった。
一汗かいたので風呂に入ろう。
着替えとタオル、シャンプー、ボディソープのお風呂セットをレジ袋に入れて5分ぶらぶら歩けばもにわの湯に到着。もにわの湯は250円のリーズナブルな日帰り温泉だけど、アメニティは置いてないので自前で用意しなければならない。
内風呂と露天風呂を二往復。湯上がりにはソフトクリームを舐めながらぶらぶら帰ってきたけど、依然完ソロ。ポツンと一軒家状態継続中。
体もポカポカ継続中で今眠ったら、さぞかし気持ちが良さそうだ。寝袋の足元を開けて潜り込んで昼寝。
ぐっすり眠ってしまい起きたら真っ暗、20時を回っていた。
せっかく割った丸太を燃やすか。乾燥十分の杉、きっと燃えすぎるくらいだろう。
針葉樹の焚き火は面白みがない。火吹き棒の出番もなしに勝手に燃える。乾燥不十分な拾ってきた丸太をノコで切ってクサビで割って、白煙に目をしょぼつかせながらフーフー息を吹き込んで育てる焚き火の方が、どちらかと言えば好きだ。
短時間で杉丸太半分を燃やしてしまい、残った薪はパラコードでくくって次回のために車へ移動させて焚き火は終了。
真っ赤な熾で調理開始。
フライパンで豚バラコマ肉に軽く火を入れて、ネギのぶつ切り、ハツタケ・ブナシメジ・マイタケのきのこセットを手で割いて軽く炒めたら、いつかのキャンプの使い残しの麻婆豆腐の素と多めの水を投入して、煮立つ前にトロミの素を入れてかき回す。
これは、煮立つ前に粉を入れて溶かせば、わざわざ水溶き粉を作らなくてもいいんだと学んだキャンプ技だ。規定の量より多めに水を入れるのはトロミを薄くするため。レシピ通りの麻婆豆腐を作ってしまうとトロミが強くて洗うのが大変になる。だったら薄めて汁や鍋風にした方がキャンプでは好都合なのだ。
撹拌して豆腐を一丁どーん、箸で崩して蓋をしてグツグツ沸騰を待つ。しばらく煮込めば、いい加減にトロミが付いた『豚バラとネギ、きのこたっぷりな麻婆豆腐汁』の完成だ。
芋酎お湯割りで胃袋を温め、熱々の麻婆豆腐をフライパンから直にスプーンで掬って体に入れる。たちまち汗が吹き出してきて額の汗をキッチンペーパー兼用のトイレットペーパーで拭って焚き火で焼却。
これを5回も繰り返せばいい具合に酔いもまわり、熾もだんだん消えかかってくる。
野外活動はこれにて終了。二次会会場をテントに移す。ストーブに火を入れてフライパンと湯沸かし山クッカーを乗せる。
焚き火台を焼き網で塞いで重しに耐火レンガをドンと置く。これにて火遊びは終了だ。たかが炎に癒やされるほど心は病んでいないので、焚き火はこれくらいが丁度いい。
サル避けマーキングをしてテントに移動する。
いくら美味いからといって調子に乗ってフライパンを空にしてはいけない。朝食の麻婆豆腐丼の分は残しておく。
夜昼同メニューに不満を感じない雑な食生活に耐える強靭な心がシンプルキャンプには欠かせない。朝食特別メニューなんて作らない、朝は夜の残り物でいい。食材も洗い物もゴミの量も格段に少なくなる。
誰がなんと言おうと、このスタイルが俺様キャンプ。ただし映えは欠片もない。
テントの中では、ラジオを聴きながら柿の種をポリポリ頬張り、芋酎を飲み続けて寝落ちを待つだけだ。真夜中にマーキングの追加、火の確認をして何時に眠りについたのかも覚えていない。
目を開いた時はすっかり明るくなっていた。
朝。湯を沸かしてインスタントコーヒーを飲む。
2合炊飯用の山クッカー大に1合の米を入れて給水、ストーブ天板の端っこに乗せて水の温度を上げておく。夏も冬も同じ燃料・同じ燃焼時間で炊く場合は冬はぬるま湯から加熱するのが失敗しないキャンプの小技だ。
給水時間が経つ合間に焚き火台の解体。
真っ白な灰だけになっている内容物をスーパーの無料ペラペラ袋に入れて口を縛って燃えるゴミの袋にポイ。分解した焚き火台と火ばさみ・火吹き棒・焚き火シートを一緒に袋に入れて車に積み込む。
テントの端っこでポケットストーブ+固形燃料で炊飯。
炊飯してるうちに寝袋と銀マットを畳んで車に積み込む。LEDランタンも走り出したら充電が始まるように車にセット。
テント内に転がってる小物類や芋焼酎1.8Lパックもリュックに詰め込んで外に出す。テントを一周してガイロープのペグを抜きロープを短くまとめる。
米が炊きあがったらポケストは直ちに片付け。蒸らし時間を利用して、ストーブの燃料タンクを抜いて内部の残燃料だけでフライパンの麻婆豆腐を加熱。プクプクと沸騰してきた頃には蒸らしも終わってちょうど食べ頃。
スプーンで飯を掘り起こしてフライパンの麻婆豆腐を上から掛ければ麻婆豆腐丼の完成だ。
ストーブも火を停めて外に出し、グランドシートとラジオだけが残ったテントも前後を大きく開けて結露の乾燥を促す。そして朝食を美味しくいただく。
上のマップが今回の走行経路だ。旗マークと赤ハート(お気に入り)がキャンプ場のなのだが、近場だけでもキャンプ場には困らず、ほんと格好の土地に住んでいると思う。
帰りついでにどこかでもう一泊?とも考えたのだが、今日は土曜日、二晩続いた完ソロキャンプを三日目で台無しにしたくない。ここは帰るが得策だろうと大人な判断に従った。
ほとんど残ってないストーブの灯油をスポイトで吸い出して車に積んだら、残るはテントだけ。ポールを抜いてペグを抜いて雑に袋に詰め込んで撤収完了。
時刻は9時を少し回っているけど、予約の団体さんはまだ到着していない。
歴史館に9番の許可証を返却して、10時30分には無事帰宅した。
いつも利用している低価格なキャンプ場は、ほとんどが今月いっぱいで冬季クローズ期間に入る。今年まだ行ってないキャンプ場はどこかな?名残が惜しいキャンプ場はどこかな?
無計画にキャンプができる日もあと少ししか残ってないと思うと、寂しくなってきた。