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リュックひとつキャンプの理由

近頃はなるべく装備を減らしてリュックひとつのキャンプを目指しているのだが、じつはそれには大きなわけがある。
どうしても行ってみたいキャンプ場が2ヶ所あって、そこに行き着くために必要だからだ。

青森県深浦町の行合崎キャンプ場
昨年の晩秋、ストーブ積んで東北10泊キャンプツアーの最中に一目惚れしたキャンプ場だ。
キャンプ場に立って上から景色を眺めた瞬間、ここに泊まりたいと思ったけど、現行の装備を運ぶのは到底無理。後ろ髪を引かれながら無念の想いを残したまま断念にしたキャンプ場なのだ。

行合崎キャンプ場(2023.10.26)
行合崎キャンプ場(2023.10.26)

Aの駐車場に車を停めて歩き始め、Bからは車止めを越えて舗装はされているけど急な坂道、CからDは急な階段を降りてキャンプ場に到着する。往復なんかは絶対にしたくなく、片道切符で到着するのにはリュックひとつが絶対条件なのだ。

行合崎キャンプ場
この階段が最大の難敵


だから今年になっての過酷なキャンプは行合崎に行くための修行、トレーニングの一環と言ってもいい。

もう一ヶ所が北海道江差町のかもめ島キャンプ場
前々から行ってみたいキャンプ場リストには載せていたけど、海を渡って北海道となるとなかなか現実味は薄い。長期の時間と高額なフェリー代金は正直敷居が高い。

去年の津軽があまりにも良かったので今年は下北を攻めようと思っていたので、早い時期からあれやこれやルートとキャンプ場を調べていたときに、ふと閃いた
大間に車を停めて身一つでフェリーに乗って行けないかな?

調べてみたら函館からはバス一本で行けることがわかった。
フェリーターミナルから約1km歩いたバス停から1時間40分揺られて下車、800m歩けばキャンプ場に到着だ。

フェリーとバスで…
函館FTからバス停までは徒歩
最寄りのバス停からキャンプ場までも徒歩


しかしキャンプ場に登るまでには170段の階段をクリアしなければならないのだ。
きっと今が体力の限界、先に伸ばせば伸ばすほど実現は困難になるのは間違いない。

この階段もかなりの曲者、カートを引いて登るのもキツそうだ

長い階段という険しい関所がある以上、ワーワーキャーキャー騒々しいグループや子供が走り回るファミリー層は真っ先に敬遠するようなキャンプ場だと思う。

かもめ島キャンプ場
かもめ島キャンプ場
かもめ島キャンプ場

この2ヶ所を組み込んでスケジュールを組んでみたら15泊!去年の10泊の5割増...。果たして実現できるのやら?

スケジュール表(仮)

出発は、お盆の民族大移動や夏休みが終わってからの8月後半か9月初めを目論んでいる。
心配なのは天気、半月間ずっと晴れ続きってのはきっと無理。長期予報で安定した天候のときに出発するつもりだけど、やむなく雨キャンプになったとしてもあきらめもつくし気持ちを切り替えてそれなりに楽しむけど、この2ヶ所だけは「晴れ」が絶対条件。

悪天候だったらかもめ島は海を渡らず中止、行合崎は岡崎キャンプ場あたりに変更か飛ばすしか無いと思う。この辺は予約不要のキャンプ場を選んでいる強みでなんとでもなるけど、やっぱり晴れて欲しい。
しばらくは徳を積み重ねて清らかに暮らそう。

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