2022年真夏の大冒険②名古屋港着/大阪港から志布志港へ
伊良湖崎を通過して伊勢湾に入ると行き交う船が一気に増える。伊勢湾ってもっときれいな海なのかと勝手に想像してたけど意外と濁っているのに戸惑った。これでも海は豊かなんだよなー。
ゲートブリッジをくぐるとまもなくフェリー埠頭に着岸だ。
下船してから今日の最終目的、大阪港出港のフェリーに乗るまでの乗り換えがけっこう複雑、部屋に戻って急いで荷物をまとめ、下船の列の先頭近くに並んだ。
フェリー埠頭から名古屋市営バスで野跡駅、あおなみ線に乗り換えて名古屋駅。
近鉄名古屋駅に移動して近鉄特急ひのとりに乗車、いやその前に名古屋めしの昼食。
近鉄特急は鶴橋で降りて、夜食と酒のアテを購入、大阪メトロ千日前線→中央線→ニュートラムと地下鉄3本乗り継いでフェリーターミナルの最寄り駅のトレードセンター前まで移動しなければならない。
10時30分定刻に下船。名古屋暑すぎ。コロコロが付いているとはいえ大型ダイビングバッグを引いて小走りは大量の汗が噴出する。カッコなんてどーでもいいやとバッグからタオルを取り出しカールおじさんに変身。
名古屋駅、全く初めてで土地勘0、けっこう複雑に入り組んでて近鉄エリアを探すのに苦労した。地下の食堂街で超有名なみそかつ矢場とんを見つけたけど昼時で大行列、並んでまでもな気分なのでスルー。結局立ち食いそば屋できしめんを食ったけど、きしめんそのものが初めてだったので美味いのか不味いのか比較のしようがない、腹が適度に膨れたので13:00発のひのとり63号に乗るべくホームに入った。
高級で上品でかっこいい車体のひのとりにして大正解。名古屋を出て津に停車したら紀伊半島の根本をまっすぐ横切って鶴橋までノンストップの約2時間の旅だ。
1両に10人も乗っていないくらいのガラ空き。お上品な車体が普通の在来線をかっ飛ばす。普通の民家の裏庭や軒下みたいなところも猛スピードで駆け抜けていく。新幹線よりずっと面白かった。
鶴橋では、ちょっとだけ土地勘がある迷宮で、どうせ今夜の部屋も貸し切りなのを期待してタコキムチをはじめ白菜・セロリ・山芋のキムチを買ってから地下鉄を3本乗り継いでフェリー乗船の最寄り駅であるトレードセンター前に着いたのが出港1時間前。
すぐにチェックインして乗船。今夜もカプセルホテル風の船室だけど16人部屋。同室するのは知覧の自衛隊にいる孫に会いに行くというじーさんが一人だけ。ばーさんと娘の3人旅だけど部屋が男女別なので振り分けられてしまったと残念がっていた。だったら4人個室を取ればいいのにと思ったけど、キムチ臭を振りまく予定もあるので友好的に接した。
大阪から志布志までのフェリーを使うのに気にかかったことが一つだけあった。志布志から鹿児島までの移動手段である。
東九州自動車道を使っても120kmくらい離れている。最初は垂水市まで路線バスで移動して垂水港か桜島からフェリーで鹿児島に渡るルートを考えていたんだけど、さんふらわあの予約手続きをしていたら「鹿児島市内への送迎希望の方」というチェックボックスがあった。コロナ禍ならではのサービスで、空港経由で鹿児島中央駅まで無料で運んでくれるバスに乗れるらしい。もちろんチェックを入れて申し込んで問題解決。
18:00出港、志布志着は翌朝9:00。
船内は予想通りガラガラ、夕食バイキングはシルバー割引の1200円で食べ放題。
部屋に籠もってPCで旅先のチェック。明日の鹿児島は駅前の東横インの予約とPCR検査の予約を確認して、その後はPCR検査が陰性でないと予定が立てようがない。
キムチと赤霧島でしこたま酔って早めに就寝して2日めが終了した。
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