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キャンプの質とヘビーユーザーの話

気がつけば6月も後半、もう一年の半分も過ぎてしまった。
今年はキャンプのペースが上がらない。
昨年は現時点で33泊してたのに比べて17泊しかしていない。このペースだと年間50泊ってとこかな。ちなみに去年は72泊だった。

2024年
2023年

去年と大きく違う点は、週末などの休日前夜のキャンプが増えたことだ。
去年は平日の空いてるときばかり狙って泊まっていたけど、キャンプ場の中には、週末でもほぼほぼ完ソロになれるサイトがあることを知ったからだ。
土日を外して週5日の中でしかキャンプできなかったのが、週7日全日を通して完ソロを狙えるようになったのはうれしいことだ。
桧山高原キャンプ場の東屋横、高塚高原キャンプ場のウッドデッキサイト、峠の森自然公園の下のサイトなどは、メインのサイトがいくら混んでいても誰ひとり近寄ってもこない快適空間が得られる。

桧山高原キャンプ場 東屋横
高塚高原キャンプ場 ウッドデッキサイト
峠の森自然公園 下のサイト

それに素直に従えばもっと回数は増えて良さそうなものだけど、いつでも行ける精神的な気軽さから、より快適な天候の日を選ぶようになりキャンプ数は減る傾向にある。

それでもキャンプの質は上がってきていると思う。
昨年まではのんべんだらりんと野外炊飯、野外飲酒、野外宿泊だったのに対して、今年は1回のキャンプに何らかの目的を持たせている。

桧山キャンプ場の東屋横の過酷な条件にリュックひとつで挑んだり。高塚高原キャンプ場のウッドデッキサイトではタープを建ててより快適な遊び場を作ったり。峠の森自然公園の下のサイトではゼロポールテントの設営を研究してみたり。毎回テーマを持ってキャンプする楽しみを知ったのは大きい進化だと思う。

焚き火は熱源の一種

薪の現地調達も去年よりはずっと精力的にやっている。
落枝や倒木を集めてきて焚き火台に入る大きさに製材するのは、冬でも大汗をかくくらい重労働だけど、楽しい作業でもある。作業のしんどさを知ることで、無意味に薪を消費するだけの自己満焚き火もしなくなった。

焚き火は調理のための熱源であり、炎に癒やされるほど自分は病んでないし、ましてや恍惚になる性癖もないことがわかった。
現地で薪が調達できなかった時のために、ホームセンターで購入した薪も1束は積んでいるけど、今年は17泊で2束しか買っていない。薪を減らさず増やして帰るときも多い。

昨夜ネットで『キャンプブーム終了って本当?調査で見えた新たな潮流』と言う記事を見つけた。
20~60代の1085人を対象に行ったアンケートの結果から、コロナによってキャンプに行く回数や、キャンプ用品の購買額・頻度がどのように変わったのかを導いた記事だ。

内容も面白かったけど、いちばん気になったのがキャンパーを
 ①ライトユーザー(年0~1回)
 ②ミドルユーザー(年2~4回)
 ③ヘビーユーザー(年5回以上)
 ④ノンユーザー(年0回)の4種類に分けていることだ。

年に2回キャンプすればミドルユーザー?5回でヘビー?ちゃんちゃら笑える大雑把すぎる区分けだ。
1085人にアンケートを取ったはいいけど、回数で分けるとしたら10回以下が大半を占める結果だったんだと思う。それじゃ円グラフの色分けにも支障をきたすので無理やりな数で区分けしたんじゃないかな。

せめて10回以内と10回以上くらいで線引したデータを見せてほしかったけど、そうなるとデータを抽出するに値する年10回以上のヘビーユーザーはごくごく少数だったんじゃないかな。
「ネット調査」と言っているけど、万遍ない層が集まるサイトってあるのかも疑問だ。
対面でデータを集めたとしたら大勢人が集まるキャンプ場で実施したほうが効率は良いし、そんなキャンプ場にはライトなユーザーばかりだし、信用に値するとは思えない。

回数だけでの区分けだけじゃなく、キャンプをイベントとしてやっている人と日常生活の一部としてやっている人に分けたデータを見たかった。
まあ、データはあくまでも数値であり、公表されたデータなんていくらでも書き手に都合いいように操作できるものだからどうでもいいことなんだけど、体が動く以上は年10回以上はキャンプを楽しむヘビーユーザーでいたいものだ。

2024年、残り半年、どんな面白キャンプが待っていることやら…。

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