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サクッと資格取得

何か資格を取るために調べると「稼げる」「独立しやすい」など魅力的な言葉を目にしますが、それらは業種が特定されたもので、難易度が高く取得のための時間もかかるものです。

当然それらの資格を取得するために努力することは素晴らしいことですが、超難関な専門性の高いものは、進学進路の時点からその専門職を目指す必要があったりします。

しかし、「限られた時間を有効に使って資格を取りたい、できれば広い業種で必要とされ、短期間で取得できる資格はないか」と考える方もいると思います。

ここでは、工場の管理業務にあたってきた立場として、手軽に取れる割に使い所が多いと感じた資格を紹介したいと思います。

これらは、高収入に直接つながるものではありませんが、一生使えることに変わりはなく、ステップアップのきっかけや、就職活動のアピールポイントになり得るものです。

資格取得で迷っている方に、少しでも参考になれば幸いです。


考え方

どの会社にも管理業務があります。

その中には、法律によって定められた有資格者を管理者として届け出たうえで、その職務にあたらせなければならない業務があります。

もちろん、会社として担当者に資格を取らせて選任しますが、複数人必要だったり、選任者が退職したりする可能性があるので、持っていると重宝される資格があります。

それらは「専門性の高いスキルや突出した経験値は無いけど、何か資格を取りたい」と考えている方におすすめしたい資格です。


おすすめの資格

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第一種衛生管理者

衛生管理者とは50人以上の労働者がいる職場における任命が労働安全衛生法で義務付けられた資格で、労働環境における衛生状態に関し職場の衛生全般の管理を行います。

よって、国家資格のなかでも、多くの職場において最も関わり合いのある資格と言えます。

第一種と第二種がありますが、あらゆる業種で有効な第一種を目指したほうが良いでしょう。

詳細については、安全衛生技術試験協会ホームページで確認できます。

勉強法として私の場合、講習会に参加しテキストで学び、過去問を入手して勉強しました。

今はオンライン教材が使えたり、ネットで過去問も探せるので、それらを利用して効率的に独学できます。

色々手を出すより、一つの教材で繰り返し学ぶことをオススメします。

難易度★☆☆☆☆☆
費 用★☆☆☆☆☆


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甲種防火管理者

防火管理者とは、火事を未然に防ぐための管理をする者を指し、消防計画を作成し計画的に管理する責任者のことです。

消防法の定めでは、不特定多数の人が集まる各種施設などで選任が義務付けられていて、建物の所有者等の管理権限をもつ者が任命します。

(とはいえ、施設の収容人数や面積に応じて防火管理者の登録の必要がない場合もあります)

甲種と乙種がありますが、延べ床面積の制限を受けない甲種にしたほうが良いでしょう。

詳細については、日本防火・防災協会ホームページで確認できます。

受験資格は、中学校卒業程度以上で日本語を理解できるのが条件で、講習後の試験はありますが、真面目に受講すればまず落ちることはないでしょう。

難易度☆☆☆☆☆☆
費 用★☆☆☆☆☆


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フォークリフト運転技能者

最大荷重1トン以上のフォークリフトの運転免許のこと。

事務というより現場作業者に必要となる資格ですが、持っていて損はなく、管理業務を行う私でも毎日使ってます。

使いどころとしては物流や製造業と多少限られますが、手当が出る会社も。

受験資格は18歳以上で、講義と実技そして試験が続けて行われます。

難易度☆☆☆☆☆
費 用★★☆☆☆


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危険物取扱者乙4

可燃性・引火性の高い危険物等を取り扱う事業所は、その種類に応じた危険物取扱者を選任し、消防署に届け出る義務が消防法に定められています

危険物は様々な種類に分けられますが、取得者は、免状を取得した類の危険物についての取扱い、立合いができるようになります。

中でも「乙4」と言われる「危険物取扱者乙種第4類」はガソリンや灯油など身近な石油類が対象なので、複数ある危険物取扱者試験の中でも多くの仕事に直結し需要の高い資格となっています。

詳細については、消防試験研究センターで確認できます。

受験資格は、年齢に制限なく誰でも取得可能で、試験日程も月に数多く行われているため、他の国家資格よりも短期間で資格取得が可能です。

また、これはガソリンスタンドのアルバイトにも使える資格です。

乙4の資格自体はオンライン教材や書籍購入にて独学で十分合格できる資格になっています。

勉強法としては教材をもとにノートをとり、暗記が必要なところは語呂合わせで覚える感じです。

ポイントは法令を最後にし、過去に出題された法令の出題傾向をチェックすることです。

難易度★★☆☆☆☆
費 用★☆☆☆☆☆


最後に

以上、私なりの見解をざっくりとまとめまてみました。

資格を取得した後、実際にその職務にあたる場合の詳細については、別の記事で解説したいと思います。


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