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◇素朴な疑問◇地鶏、銘柄鶏、ブロイラーの違いって?

いつもお読みいただきありがとうございます。

今回は日常の素朴な疑問!地鶏、銘柄鶏、ブロイラーの違いについてご紹介します。

■地鶏とは?■

・まず、地鶏の定義は、明確に日本農林規格(JAS)で決められています。

1.在来種由来血液百分率が50%以上のものであって、出生の証明ができるも      のを素びなとする。
2.飼育期間がふ化日から80日以上
3.飼育方法は平飼い(28日齢以降)
4.飼育密度は10羽/平方メートル以下(28日齢以降)

引用 : 日本農林規格(JAS)


日本で流通している地鶏はなんとわずか1%
具体的には、福島の会津地鶏、愛知の名古屋コーチン、秋田の比内鶏、東京の軍鶏などがこれにあたります。

■銘柄鶏とは?■

・次に、銘柄鶏ですが、ブロイラーにハーブや特殊な餌を与え、ブロイラーより2週間ほど長く飼育したもののことをいいます。

地鶏に比べ増体に優れた肉用種
通常の飼育方法と異なり、飼料内容等に工夫を加えたもの。

引用 : 日本農林規格(JAS)


地鶏の条件には当てはまらないがブロイラーではない食鶏や、"ブロイラーをアップグレードした食鶏"が銘柄鶏となります。

銘柄鶏はブロイラーと同じ品種の鶏から作られる「若どり系」とそれ以外の「赤系」に分けられるが、若どり系はブロイラーにカウントされる場合もある。

引用 : オリーブオイルをひとまわし


実は銘柄鶏にはJAS等による厳密な定義がありません。
ただ、一般社団法人 日本食鳥協会が認定したもの、という規定があります。

当然ブロイラーより付加価値が上がり、値段が少し上がります。

■ブロイラーとは?■

・先ほどから何回も出てきているブロイラーとは、飼育日数が短期間の50~60日位のものを言います。
通常の鶏が最低でも80日以上は飼育されるので、これはものすごく早いといえます。
ブロイラーは、より早く出荷させるために成長を促す飼育方法を取っています。

餌を増やしたり、日射時間を延ばして早く大きくします。より早く大きく育ててたくさんの食用の鶏肉を流通させるためです。

日常の素朴な疑問、「地鶏、銘柄鶏、ブロイラーの違い」をご紹介しました。

よくスーパーやネットでも見かける鶏の種類には、こんなに明確に規格があって、厳格に分類されています。

買い物中に思い出して、価格差など見てみるのも面白いですね(^^♪


最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は料理のレシピや作り方ではありませんが、日常の素朴な疑問を紹介しました。

今後も家庭で作れる本格的中華料理の作り方や、レシピ本に書かれていない細かいノウハウや手順の組み立て方を投稿していきます。

皆様の楽しい料理時間の助けになればと思います。


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