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コロナ禍、アメリカ「オンライン学習」の実態リポート ~小学生~

本記事は、米国オレゴン州を中心に毎月発行されている日系紙「夕焼け新聞」に連載中のコラム『第8スタジオ』からの転載(加筆含む)です。
1記事200円。マガジン1000円。ひと月に一度のペースで配信(終了予定は現時点でありません)。6本以上読みたい方、継続して読みたい方、さかのぼってマガジン内の過去コラムも読みたい方はマガジン購入がお得です。過去コラムは、実に30本以上あります。一度払えばそれで終わり。毎月購読料がかかるわけではありませんのでご安心ください(たまに聞かれるので)。
昨日、先月4月に配信する予定だった記事を大幅加筆後に配信しました。本日は予定通り、今月分の配信です。昨日と今日の二連続配信になったのはそういうわけです。楽しんで頂けましたら幸いです。

子どものオンライン学習が始まってから既に5週目に突入した。これは外出禁止令が出されて以降の自粛期間とほぼ重なる(学校は最初春休みがあった)。

家族以外とは会わない。仕事は自宅からする。子どもは学校へ行かない。

こういう生活になってから実に一ヶ月以上が経過したのか。

ジョージア州やテネシー州などが外出禁止令を部分的に解除し始めたが(4/27時点)コロナ禍の収束には未だ遠い。

この解除は収束の兆しが見えたというよりも、経済が耐えきれなくなったから、感染拡大の悪影響がなさそうなところから解除に踏み切ったというのが真実だ。

お金よりも健康が大事に決まっているのに、そんなこと子どもにだってわかるのに、私たちはお金をとても大切にしてしまう。時に命よりも。お金という鎖に足がつながれているんだよね。どうしたもんかな。

この解除が更なる混乱をもたらすのかもたらさないのか気になりますが、ともあれお金を稼がないと生きていけないってやっぱり不便です。

お金よりも健康が大事。お金よりも健康が大切。当たり前のことに気付きましょう。命あってのお金です。見誤ってはいけません。

さて、何をいまさらと言われることを承知で書きますが、こんなにも多くの人がひとつの病気で次々に亡くなっていくことが未だに信じられません。

月に人間を送り、火星にロケットを飛ばせる叡智があってもなお病気というのはおそろしい存在なのだなあ。まさか戦争よりも恐いものがこの世にあったなんて。3.11の津波も、9.11のテロも、サリン事件も、私を圧倒する力をもつ出来事だったけれど、新型コロナウイルスはそれらとは本質的に違うと感じます。

「世界中を巻き込んだ」という意味でこれはまったく新しい性質の出来事です。

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