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サンダー、サイダー、サバイバー。まっとうに生きるって、大変だ。
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2021年7月の記事一覧

きしねんりょのひる

「大丈夫。今は、死にたいと思ってない。今は、今はね。でも、たぶん大丈夫。死なない。大丈夫…

相地
2年前
3

きしねんりょのよる

「大丈夫ですか?」 わざわざ路肩に車を停めてまで、そのお姉さんは声をかけた。 「はだしで…

相地
2年前
4

いつか、穏やかな心臓で、世界を見れたら。

ふらっふらしている。のは、いつものこととして。いつでも眠れるし、いつでも眠い。自律神経は…

相地
2年前
3

みみずがたくさん死んでいた話(今朝は、オレンジジュース)

みみずがたくさん死んでいた。アスファルトの上で、とても目立っていた。とぐろを巻いているも…

相地
2年前
2

コーヒーを淹れる、もの書き志望。

そのコーヒーは、麦茶だった。正しくは「……のようだった」だったんだけど。 初めて、コー…

相地
2年前
6

「知りたくなかったこと」との遭遇。

ぼくは、知らないことがあまりにも多くて。知りたくないことは、さらに。知りたくなかったこと…

相地
2年前
28

「こんな夢を見た。」と、ぼくは語り始めた。

「こんな夢を見た。」 夏目漱石『夢十夜』。阿刀田高『夢一夜(眠れなくなる夢十夜)』。悪夢に悩まされているぼくが、悪夢を読む。なんて、滑稽なんだろう。と思ったのは、その場でぼくだけだけど。 初めて、朗読会なるものに参加した。通っている古本屋さんの主催だ。ぼくや店長さんも含め、6人ほど。閉店時間を過ぎ、一時間半が経ったところで始まった。 「怖い話」をおのおの持ち寄る。(怪談じゃなくても可。)ぼくは『夢十夜』。自分でも「ベタなものを選んだなあ」と思っていたけど、読みたかったん

頭痛がするまで徘徊する、ぼくの日常。

一昨日。昨日。今日。中途覚醒なしで眠れている。良い傾向。だと思う。たぶん。健康的な自分に…

相地
2年前
5

現実をぼかす、薬の効能

日記なのに、日記らしいことを書いていない。今まで、書いたことがあったんだろうか。この日記…

相地
2年前
2

どこまでも沈んでいく夢を見た。

どこまでも沈んでいく夢を見た。目を覚ますと、体がしっとりしていた。そんなに汗をかいたんだ…

相地
2年前
1

「現実のぼくはどうなるんだろうって。」(今朝は、アイスコーヒー)

――おはよう、アルネ。 ――おはよう。……今朝は、寝ぼすけさんじゃないのね。 ――よく眠…

相地
2年前

夢を見るために、眠るわけじゃない。

夜中に二度目を覚ます。のが、最近の癖になりつつある。中途覚醒は睡眠障害だから、癖でもなん…

相地
2年前
3

「自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。」

ぼくは、握力がほとんどない。20もない。全力で握ってもまったく痛くない。『握る』じゃなく、…

相地
2年前
2

「臭いもの」に嘲笑われる日々。

考えたくないことが多すぎる。ので、もの書きをする。世界史を勉強する。コーヒーを淹れる。それでも、時間は余る。 尻の下でがたがたと鳴る蓋。押し込められた臭いもの。「出てくるな」ぼくは言う。それで、大人しくなるはずはない。より騒がしくなり、尻に敷かれているくせに、ぼくをけらけら嘲笑う。 ぼくは、イヤホンを付けていることが多い。SpotifyでもYouTubeでもなんでもいい。ノイズを掻き消してくれるなら。 それでも、隙間を縫って責め立てる声。被害妄想です。わかっています。わ