人生のピーク17歳のその前
【人生のピークだと悟る10代】
森高千里の曲「私がオバさんになっても」の中で、女盛りは19歳と歌っているが、私は自分のピークを16歳の時に感じた。
誰からも必要とされない自分が、16歳の誕生日、その日だけは違った。
【17歳までには】
中学校3年の時の進路相談前日の夜、母からどんな高校に行きたいか聞かれた私は「行きたくない、行かなくてもいい?」と聞き返す。
高校は行った方がいい、という母の思う考えをこんこんと聞かされることになってしまい、結論は出ないまま翌日を迎える。
日頃から女の子のアイドルが大好きで、部屋中ポスターでいっぱい、男子には興味無しの空気を密かに悩んでいたらしい母。
翌日の三者面談で担任教師から志望校を聞かれると
「高校に行く気がないから受験用紙に名前を書けば入れる高校で、男女共学ならどこでもいいです、変な方向に走られたら困るから」と答える。
15歳の私は、母が何を言っているのか理解出来ずにいると、部屋中女の子のアイドルのポスターが張り巡らされてることや男の子の話しが出ないことなど、母が状況を詳細に話し出し、その会話から察する。
どうやら母は、私を変な子だと思い込んでる様子。女が女を好き、はダメなことだと言ってる。
ただ単純に、可愛い女の子に憧れているだけなのに、
結婚できなくなるとか、将来困るというような話しをしていて、恥ずかしくて消えてなくなりたくなった。この時、自分のことを何も分かっていない母を嫌いだとはじめて思った。
自分は親から愛されていない、と感じたのだ。
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