週刊ハヤブサ、はじめます

こんにちは、上岡実来(うえおかみく)と申します。
普段は会社員をしていますが、お芝居もしています。しあわせ学級崩壊という団体で、制作・俳優として活動しています。
今回、お芝居の現場で出会った方と、企画を立ち上げました。

【なにをやるか】
裃-這々の加糖熱量さんと二人で、「ハヤブサ」という遊びをベースにした企画をスタートします。ルールは以下の通りです。
①毎週日曜日、二人のうち一人が、一週間の総括として、日記をつけるようなつもりでひとつ短歌を作り、Twitter(https://twitter.com/Hayabusa_weekly)に投稿する
②毎週金曜日、もう一人が、相手が投稿した短歌から想起される物語を140字の文章にし、Twitterに投稿する
③①と②を繰り返す
④集まった物語で何かを作る…?

【原案について】
今回の企画の下敷きになった「ハヤブサ」は、「獣の仕業」代表の、立夏さんが考案された遊びです。
今回、この企画をやろうと思った理由の一つに、この遊びをされていた立夏さんとみやりさんの記事(ページの一番下からお読みいただけます)が非常に面白く、ぜひいつか私も「ハヤブサ」で遊んでみたい…!と考えたことがあります。
以下に、元のルールも引用しておりますが、今回は、あくまでも下記のルールは下敷きで、全く違う遊びになったな、と思っています。(「ハヤブサ」そのものもぜひやってみたいです…)


ハヤブサの遊び方
① ものずきがふたりあつまる
② 好きな小説をえらび小説→短歌にトランスレーション
③「元の小説がなにか」を知らせずに交換する
④ お互いの短歌だけをよんで短歌→小説にバックトランスレーション
⑤ ④の完成小説と②でえらんだ小説タイトル(トランスレーション元ネタ)を発表し合う。
⑥ 相違点をたのしむ

【これからのこと】
これからのことは考え中です。集めた短編を上演できる作品にしていくのか、これらすべてを朗読してみるのか、皆さんに選んでいただいた一篇を脚本化して上演するのか……それは、生まれた作品を見てから考えてみたいね、という話をしています。
まずは、それぞれの作品の誕生を楽しみに待っていていただけたら嬉しいです。
それでは、週刊ハヤブサ、はじめます!


【御礼】
「ハヤブサ」のルールを下敷きに、新しく企画をやってみたい、とご相談した際、ご快諾いただきました立夏様、改めて、この場で御礼申し上げます。


企画はこれからですが、楽しみに見守っていただけましたら幸いです!

2020年10月10日
上岡実来


(おまけ:週刊ハヤブサお試し版)
まずはやってみよう、ということで、お試し版を作りました。こちらもお楽しみいただけたら嬉しいです。

【短歌を書いた人→加糖熱量】【小説を書いた人→上岡実来】

飛ぶ布団、愛の形と美味いウニ 耳にはするが知らぬものたち

‪布団が飛んだ話で盛り上がるおばさんたちを背に水を飲む私の前には、神妙な面持ちの友人が座っている。‬
‪数十秒の後、彼は口を開いた。‬
‪「好きかはわからん、こういうところのウニしか食ったことないから」‬
‪「美味いウニってどこで食えんのかね」‬
‪私も今は、回る寿司屋のこの薬臭いウニしか知らない。‬

【短歌を書いた人→上岡実来】【小説を書いた人→加糖熱量】

くらくらと方位磁石の針振れる道をまちがえてもまっていてほしい

「チケット買っちゃったからさ、折角だし」……自分が世界の中心でないことはだいぶ前から分かっていて、でもその話をする度にあなたは少し嫌そうにしていたね。だからいつもと違う現地集合も、私に必要なことなんだ。そう自分を説得していても、私の足はやっぱり、あなたを目指して歩こうとしていた。



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