今後の話 1/3
大航海時代ならぬ、大リストラ時代が到来する。これは①大企業安定説の崩壊②外国人の受け入れ③AIの更なる普及、の3つの要素から考えられる。
①先日日本年金機構がある程度の裕福な生活をする場合、一世帯当たり3000万円の年金が不足する見込みを公表した。せめてもの処置として、国は民間企業に定年まで社員を雇用することを要求したが、経団連は終身雇用は無理だと断言した。これは国と民間で雇用者保護の押し付け合いが起きているようなものだ。ひと昔前とは違い、大企業でさえ自分の職が安定ではない今後、車や家を買い結婚し、子供を育てるなど金銭的に厳しいのが現実だ。
②少子高齢化が進み、若者3人で高齢者1人を支える時代から、1人で1人を支える時代に突入していく。この肩車状態から騎馬戦状態に戻すために、国は今後さらに外国人の受け入れを拡大していく。現在外国人は、コンビニや牛丼チェーンに溢れているが、会社の戦略室にまで外人がいることも珍しくはない。この理由は消費が落ちこみ、マーケットの小さくなる日本だけに目を向けていては今後の発展は望めないからだ。日本人がその役割を担えばよいのだが、日本にはグローバル人材が非常に少ない。グローバル人材とは、語学のことではなく仕組みをつくれる人材かどうかである。日本人は今まで教育や会社などの型にはめられ、ずっと仕組みの中にいたものだから自分で仕組みをつくれず、このような作れない人間はこの先価値がなくなる。今後、外国人の受け入れによる重要な立場の奪取は進む。
③大前提として、AIは人間よりも非常に優れているので効率的である。ここで重要なのが、株式会社は株主のものだという認識を持つことである。社長が社員をクビにしたくないと思うのは当然のことであるが、株主はその会社の社員のことなど知らず、自分の配当しか見ていないので、今後効率・売上が上がるのならAIを導入するように指示する。そうなればスキルのない人は次々にリストラされていくことになる。近頃の大手銀行が人員削減したのも目新しい。
ここで、どうすればクビにならないのか?という話になるわけだが、答えは「冒険」をすることだ。
➡続く
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