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飲みやすさは正義!
久しぶりのnoteです。
いつもありがとうございます。sainokuniです。
日本酒のことを中心に記事を書くことが多いアラサーです。
今回この記事を書こうと思ったのは
日本酒のハードルが意外と世間から見たら高かった
という現実を知ったから。
きっかけはTwitterでフォロワーさんの配信に出演させてもらった時に「日本酒って何を飲めばいいか分からない」と率直に言われたこと。
またアルコール度数の高いイメージがあるので飲んで失敗したくないなんて思われるのは世間一般的な意見だと思う。
だからこの紹介の記事が日本酒を飲めるきっかけになればと。
たまたま知っていて飲んでみて美味しかった。
好きになれるなら、そんな始まりで良いと思う。
スーパーで手に入る、ネット通販で手に入る。
そんなに大変な思いをしなくても目的の日本酒が買える。家でじっくり飲める。
そして、飲みやすくて美味しい。
そんな商品をいくつか紹介。
【1】澪
スーパー、コンビニには必ずと言っていいくらい置いてある澪は定番中の定番。
甘酸っぱいシュワシュワ系日本酒代表と言ってもいい。
→「澪」とは、浅瀬の水の流れ、船の通った泡の跡という意味。浅さを低アルコール、泡の跡を発泡酒にたとえ、清酒の新しい流れを作る、という思いを込めて澪と名付けました。そして「MIO」はイタリア語で「私の」という意味。
私のお酒と感じてもらえるよう、願いを込めています。(HPより抜粋)
甘味と酸味のバランスがよく
アルコール度数が5%
アルコール臭も殆どなく、ほぼ万人に好かれる味。
発泡があって喉が渇いていたらゴクゴクいけてしまう。
この澪は他にもシリーズが。
甘さ控えめ、ドライ、フローズン(季節限定でにごりも登場)タイプがあり季節や個人の味覚に合わせてセレクト出来そう。それもまた楽しい。
「もう少しフルーティーで飲みやすいお酒が飲みたいな……」
そんな方に朗報。
澪にはここ最近、妹分と呼ばれる商品が世に出ていたのですわ。
え?日本酒なのに苺やバナナの香りが?
嘘でしょう?と。
言いたくなるかもしれない。
香料でも果汁でもなく酵母由来の香りが出ている日本酒。
アルコール度数はなんと澪より低い4度。
某ほろ○いとそんなに変わらないじゃない。
私はどちらも飲んだけれど、食後にあと少し飲みたいなって気分を満足させてくれそうなデザート感覚のお酒だと感じた。
食中は澪、デザートは一果という飲み方も良さそうだ。
【澪】
【一果】https://www.takarashuzo.co.jp/products/seishu/ichika/
【2】すず音
日本酒なんて一生飲まないであろうと思っていた社会人になりたての頃、飲みづらい&アルコール臭いのイメージなんか取っ払ってくれた商品がこれだ。
宮城県一ノ蔵のすず音。
飲んでみたら、爽やか。
シュワシュワして、酸味は少なめ。
まるでサイダーみたいだ。
私が日本酒の沼にズブズブと浸かる4年前、すず音は大の人気者で酒屋に行かないとないし、見つけたらラッキー。
当時はスーパーやコンビニでなんか買えやしない。
プチプチと弾ける炭酸気、ワイングラスでお洒落に飲めると女性陣から注目を集め、瓶のデザインも飲みきれるサイズも可愛いと話題だった。
通常の日本酒の4合瓶が720mlに対して、すず音は300ml。そして、アルコール度数は5度。
それが今やスーパーや時にはコンビニで買えるようになった。
成城石井では定期で置いてるのを見かける。
公式にも書いてあるが「発泡清酒のパイオニア」だと。本当にそう思う。
発泡した日本酒を流行らせたのは、すず音といってもいいくらい。
ラインナップも色々。
定番のすず音を飲んでみてから、試してみてもあり。
この一ノ蔵、すず音という商品を出す前に「ひめぜん」という低アルコールの日本酒も開発している。
この商品も勿論スーパーで買える。
甘酸っぱく飲みやすい。
このお酒、凄いのがアルコール度数8%の【原酒】なのだ。
【原酒】とは発酵させて絞ったお酒、そのものをいう。水を加えない。
通常の日本酒だとアルコール度数20%前後になる。
なので加水といって水を加えることが多数。
絞ったお酒のそのものの度数が低く飲みやすいといった商品はあんまりないと思う。
ひめぜんも是非見かけたら手にとってみて欲しい。
【すず音】
【ひめぜん】
https://ichinokura.co.jp/pickup-himezen
【3】HINEMOS
「ひねもす」と読む。はて、なんぞや。
この日本酒は【時間】をコンセプトとした日本酒。
HINEMOS=終日、全ての時間を意味する。
神奈川県の井上酒造に委託醸造して株式会社ライスワインから出ている商品である。
日本酒か?と思わせるようなデザイン
そう思いませんでした?
プレゼントスタイルも筒みたいな箱に入ってお洒落なんですわ、これが。
この商品は「純米大吟醸」「生酛づくり」といった少し難しい用語が、日本酒に足を踏み入れるブレーキになっているのでは? と仮説を立てたところからプロジェクトはスタートしているとのこと。
実際、利き酒師の教本で記載のあった日本酒を飲まないNo.1の理由が
「ラベルに書いてある言葉の意味が分からない」
なのだ。(全体の86.9%)
そう考えるとこの仮説は的を得ている。
夕方の6時から朝の5時までの12商品を展開予定だそうな。
(まだ出ていない商品もあり)
ヨーグルト、蜂蜜、レモン、マンゴーなどの様々な香りの日本酒。どれも低アルコールで米と米麹のみで造られている。
ワイングラスや芳醇グラスでで香りを楽しみながら飲むのが良い。
推しはHACHIJI。ヨーグルトみたいな酸味があってトロトロしていてカレーによく合う。
実はこのHINEMOSを楽しめる酒屋が存在する。
渋谷パルコの下にある未来日本酒店&SAKE BARというお店である。
勿論、酒屋なのでこのHINEMOSの商品を購入して持ち帰ることも出来れば、その場で料理と合わせて飲むことが出来るという今流行りのスタイルの酒屋だ。
私が今回取り上げたのは渋谷店だけれど、他にも系列店はある。ただ渋谷以外の他店にHINEMOSが置いてあるかは定かではないので、電話で確認してから行ってみた方が◎
HINEMOSはネット販売も行っているのでそちらから購入も可能。(一部商品によっては売り切れもあるので注意)
【HINEMOS】
【4】別鶴(べっかく)
兵庫県の白鶴酒造をご存知だろうか。
コンビニとかスーパーに売ってるカップ酒の「まる」大手メーカーで紙パックの酒もCMでもよく見かけるだろう。
あの白鶴酒造の若手チームが別鶴を生み出したのだ。
「若い世代に、もっと日本酒を楽しんでほしい」、「若い力で、日本酒の世界を盛り上げていきたい」。
そんな若手社員たちの声からはじまった日本酒づくり。
プロジェクトが立ち上がって2年半後、この商品は世に出てきた。
あの白鶴とは全く違うお酒だと思ったほうが良い。
私は初めて飲んだとき良い意味で裏切られた。
この別鶴シリーズは現在3種類ある。
【木漏れ日のムシメガネ】
フレッシュなハーブやレモンみたいな香り、軽い飲み心地。
【陽だまりのシュノーケル】
柑橘類を思わせるような香り、苦味、酸がある。
【黄昏のテレスコープ】
ブドウジュース、もしくはワインなのではないかと思うくらい甘い。
推しは黄昏のテレスコープ。
アルコール感は全然感じなく、本当にブドウジュースだった。
2019年にサケミラ日本酒大賞といって「日本酒を初めて飲む人に、飲んで欲しい日本酒」をテーマに、消費者が選んだ約100銘柄からトップ20を決めるイベントがあった。
この審査員となる消費者は勿論、一般人からも選出され瓶は銘柄を伏せて審査される。
黄昏のテレスコープはこのイベントで第3位を勝ち取ったお酒。
この審査の結果からどれだけ飲みやすかったかがわかると思う。
ラベルは「覗く」をコンセプトにデザインされたもの。レンズの向こう側のイラストもこだわっていて覗き込んだ消費者の目を楽しませてくれる。
これら3種類のお酒を飲み比べても楽しそうだ。
多数の通販サイト、別鶴のHPから購入することが可能。
そして、なんと。
2021年8月にこの別鶴の新商品が発売される。
日本酒カクテルと純米酒だが【澪】や【すず音】の発泡性の日本酒でもアルコール度数5%だ。これは攻めてきたという感じた。
量も300ml弱と飲みきれるサイズである。
8月27日に全国発売。これは期待大。
【別鶴】
http://www.hakutsuru.co.jp/bekkaku/product/
【5】夢名酒 フィランド
最後は筆者が旅先に出向いて見つけてきた酒である。
長崎県平戸市、森酒造の日本酒だ。
長崎県の佐世保に宿泊した後、長崎の西のはての平戸市に行く予定だった。
どうせなら平戸市の酒蔵でお酒を買って帰りたいと、軽い気持ちで森酒造に寄ったのである。
酒蔵のスタッフさんから話を聞いてこのお酒を買おうと即決したのは、原料の米に世界遺産の棚田の米を使用しているとのこと。なんとも興味深い。
世界遺産【春日の棚田】
こちらの米を100%使用しているお酒だ。
禁教期、潜伏キリシタンの生活を支えた棚田が海岸から標高150m付近、谷間いっぱいに広がっている。
酒蔵のスタッフさんに場所を聞いてわざわざ見に行った甲斐があった。
「ワインのようなお酒だから冷やして飲んでね」と言われたので、バッチリ冷やして乾杯。
ブルーベリー、ラズベリーのような、白ブドウのようなキュンとした酸味が病みつきだ。
薄くもなく丁度いいイントネーション。
あまりの飲みやすさにその日で1本空けてしまったのである。
前述した「ひめぜん」と似ていて純米原酒でアルコール度数9度。
純米酒に区分されるお酒はガッシリした味が多い印象であるが、そんなイメージは欠片もない。
サイズも500mlで飲みきれるサイズ。
冷蔵庫のポケットゾーンにもってこいだ。
ちなみにこちらの森酒造、アルコール度数は上がるが他の日本酒もこだわりがあって凄い。
筆者は6本買いました。
長崎県はしばらく行く機会が無さそうなのでネット販売でまとめてリピート買いしてしまいそう。
通販って便利だな。
HPで買うことが可能。
【森酒造】
長くなりましたが、最後に。
今回は大まかに5つ紹介させて頂きました。
一部HPから画像引用等させて頂いておりURLも添付しております。
日本酒リキュールも入れようかと思ったけど、長くなってキリないので、それはまた今度の回に。笑
スーパーやコンビニ、通販で買えるものなので気になる商品があったら是非飲んでみて欲しい。
この手の記事、初めて書きましたが需要あればジャンル変えてまた書かせて頂こうかなと思います。
皆さまいつも、読んでくださってありがとうございます!
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