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ハルめく、

温かい日差しに心抉られ、縋った過去は夢の中で繰り返し。
春めく季節が哀しくて、どこか遠くへ幽体離脱。
逢いたいひとには逢えたという幻。
夢も現も僕にとっては全て。

日曜日の香りがした午前8時。
空っぽの頭には映って、滲む。
僕の脳は知らないとは言わない。
まだ寒い部屋の冷たい頬は赤らむ。

去年はってもう何度目。
今日を忘れてしまって、春爛漫。
溢れるのはなんだろう。

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