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#201 秋の足音

 緊急事態宣言が解除され,台風が去った公園に久しぶりに秋を探しに出かけた.気温は真夏を思わわせる30℃.台風一過の青空の下,今でも風は少し夏の終わりの生暖かさを含みながら,少し秋めいている.秋の「足音」を目で見た10月最初の土曜日.

ボールの持ち主?

 どこかの子どもが遊んでいたであろう緑のボールが、池の中の鯉の鼻先を風に吹かれて流されていた.あたりを探してもボールを見つめる子供はいない.あきらめて滑り台に遊びに行ってしまったのだろうか?

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どんぐりを集める箒

 園内を歩くと,ブナの木の下にはどんぐりが,おもちゃ箱をひっくり返したようにあちこちに散らばっている.それを箒で集めるために咲いたのかという感じで,ススキが穂を出し始めている.

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 赤い使者 到来

 池にかかる橋から見ていると,山から下りてきた赤とんぼが秋の風を運んできた.

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 二年続けてF1日本グランプリが開催されないこの鈴鹿の青空。来年のF1開催を待ち望んでいるように見える秋の空の下、金木犀の香りが秋の「足音」を知らせた。

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