キリシタン目線の日本のキリスト教史①-フランシスコ・ザビエルから二十六聖人の殉教まで
※記事内の日付は極力西暦に書き換えています。
伝来初めて洗礼を受けた日本人「ヤジロウ」
1546年(天文15年)に薩摩半島最南部の山川にやって来たポルトガル船船長で商人のジョルジュ・アルヴァレスの勧めで、ヤジロウは乗船しマラッカを目指した。
ヤジロウが以前何をしていたのかは不明確であるが、フロイスの『日本史』では八幡(海賊)であったと書かれている。
ヤジロウは薩摩国あるいは大隅国の出身で、彼自身やザビエルの書簡によれば、彼は若い頃に人を殺めた為、来航していたポルトガル船