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自分の親にちゃんと愛と感謝を伝えられる人になる--この夏の私の宿題

なぜこんなことを書こうかと思ったかというと、先日見た夢のせいだ。
自分の親が亡くなるという超絶不謹慎な夢。

夢の中でずっとずっと私は後悔していた。

なんでいつもいつも冷たく当たってしまってたんだろう。
もっと優しく接することできなかったのかな。
まだ話したいことたくさんあるよ。
帰る場所無くなっちゃうじゃん。

夢から覚めた朝5時。
夢でよかったって心の底から思った。
そしてもっともっと、接し方を考えなければと反省した。


日頃から私の実の両親に対する接し方について、夫にはよく言われる。
「もっと言い方あるんじゃない」
「感謝しないと」
それはもうおっしゃる通り。
私は元々男兄弟に囲まれ、負けん気が強い性格に育ってしまったせいもあるし、加えて甘えもあるのか、親に強い言い方をしてしまうこともある。
そのことは、自分でも分かってはいるんだけど。

今、私は実家から離れたところに暮らしてる。
車で5時間、電車を使えば3時間半程度。
夫と結婚し、生まれ育った東京から地方へ引っ越した。
夫の祖父母の家を継ぐことが目的なので半永久的な引っ越し。

最初に結婚して田舎に行くと伝えたときは、母は最初は寂しがって嫌がってたけど、父はとても喜んでくれた。
というか、気の強い娘が結婚するっていうだけで安心てくれてたのかも。
3人兄弟の真ん中、唯一の女の子として育ったので、ひとり娘が離れてしまう寂しさもあったとは思う。
周りを見渡しても、子供の頃からの友達や中学高校の友達で、結婚して半永久的に遠方に住むって子達は珍しくて。親たちもどこか、子供は当たり前のように都内近郊に残るものだと思ってる節があったりする。
だから、私の親も本心では寂しかった思う。

私も東京を離れるなんて選択肢がそれまでの人生にはなかったのだけど、人生の波に乗って田舎にきて4年半。子供も男子2人になり、常に気持ちに余裕はないけど、仕事も家庭も全力で頑張れているので、まぁよかったなと思ってる。
親も定期的に遊びにきてくれて田舎の良さを満喫してくれてるのも嬉しい。

でも両親とは距離があってよかったのかなと思う部分ある。
近くにいすぎてイライラしてしまうこともあるのだ。
それですごくきつい言い方をする時もあるし、わざわざ手伝いに来てくれた両親の家事の仕方とか生活リズムのズレとかで酷い言い方をしてしまったり。内心申し訳ないとは思ってるのだけど、私は甘えてるんだろう。

もし都内に住んでたらもっと近すぎて色々あったんじゃないかと思ったりもするから、離れたからこそ感謝やありがたみがより一層感じられているのかもしれない。

いつも遊びに来てくれて。
ピンチの時には助けに来てくれて。
孫たちへたくさんのプレゼントや愛を注いでくれて。
そして振り返れば、やりたいことはなんでもやらせてくれて。
背中を押してくれて。
アメリカ留学もさせてくれて。
いつだって一番の味方で。

そんな両親に何ができてるんだろう。

そう思った時に、そもそも何ができるとかじゃなくて、何ひとつできてなくてむしろマイナスな気がしてならない。

だから、これから、今日から。
自分の態度を改めよう。

今親が死んだら、絶対に後悔するって思いながら生きるのはやめよう。
まだまだお子ちゃま気分だけど私ももう37歳。
甘えてばかりいてはダメだ。

この思いを行動に移すチャンスは目の前にある。来月私は東京に子供達を連れて帰省するのだ。
久々に7泊8日。
実家に泊まるし、私がテレワーク中は親に子供を見ててもらうし、仕事じゃない日も子供見てるから羽伸ばしてきなって言ってくれてる。

なので、帰省中は

・私がイライラしない
・全部を親に丸投げしない(家事など)
・感謝の言葉を伝える 

特におもてなししたくて頑張りすぎちゃう母。
何もしなくていいよーという感じで、全部やってくれちゃう。
でも特に食事なんかも気合を入れすぎて、あとで疲れてそのイライラが飛んでくる時もある。
母がそんな風にしなくてもいいように、私が今回は毎日じゃなくてもご飯をつくってあげよう。

父はまだ現役でバリバリ仕事している父は、私たち兄弟の夢を叶えるために働いて、高い学費も払い続けてくれた。地球の裏側にも行かせてくれた。
そんな父とはたくさんの話をしよう。
私もめんどくさがらないで。
振り返れば、音楽が好きになってバンドを15年近く続けたのも、留学したのも、最初に私に影響を与えたのは父なのだ。

親子ってむずかしい。
そんな言葉よく聞くけど、本当にそうだと思う。
そして近くに良すぎて当たり前のことを忘れがちだ。

当たり前のことを忘れちゃうから、むずかしくなる。

だから、私は大好きな父と母へ、ちゃんと日々の行動と接し方で愛と感謝を伝えていきたい。

いつまでもいつまでも2人仲良くいてほしい。
まだまだじじばばとして、孫たちのためにも元気にユニークな姿を見せてほしい。

そんな思いを込めた私の決意。
この夏の大きな宿題にしよう。


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