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季節を知らせる声

 梅雨明けを待ち構えていたように、毎日、朝早くからセミが鳴いています。
 子どもはこの夏初めてのセミの声を聞くと、「セミ鳴いてる!夏になった〜!セミさんが遊ぼうーって言ってる!」と大喜びでした。

 気の早い1匹、2匹は6月末ごろに鳴き始めていましたが、梅雨明けとともにみんなが一斉に鳴き始めるのは不思議なものです。
 厳密には、セミの羽化には気温、天候と地中の温度が大きく関係し、それがちょうど梅雨明けに重なることが多いということのようです。

 一日の中でもセミが鳴く時間、鳴き止む時間があるのが興味深いです。
 クマゼミが主に生息しているという西日本のこちらでは、早朝からお昼前までと、夕暮れにしばらくセミの声が聞こえます。
 セミには温度や湿度を察知する能力に加えて、体内時計も備わっているようです。

記:nt