自己肯定感の低いあなたへ

約束に遅刻してしまうあなた
列に割り込まれても譲ってあげるあなた
足を踏まれたり肩にぶつかられたりしても逆に謝るあなた
やりたくない仕事を引き受けるあなた
言いたいことを言えないあなた

あなたはこれまで人知れずたくさん泣いたでしょう
息苦しさを感じて、いっそ酒やタバコができたら違っただろうか
夜遊びができたら違っただろうか
病気にでもなれたら、診断書の1枚さえもらえたら
神を信じることができたら
どんなに楽に生きれるだろうかと思ったことでしょう

恋人や、友達、家族に相談してアドバイスをもらっても
それが時に刃になってあなたの優しい心に針を刺したことでしょう
ナイフで引き裂かれたこともあったかも知れません

うるさい、お前に何が分かるんだ

そう心では思っても、口に出せたことはないかも知れません

なぜならあなたはとても人想いだからです
あなたのために言ってくれたと、そう分かっているからです

とても苦しいでしょう

泣くことが許されないからです
貴方は自分で選んだ道だと分かっているからです

人はもうあなたのことを子供じゃないんだから、と言います
成熟したあなたの心はしっかりしなきゃいけないと自分を鞭打ちます

ボロボロの足で立って、何度転んでも地を這って
どうにか正気を保とうとしています

生きてきてこれまで怖くて誰にも甘えたことがないのに子供と言われることがたまらなく嫌なはずです

放っておいてくれ、　　と思います

でも優しいあなたは人を助けるために生きています
放っておいてくれと思ってもあなたが皆んなを放っておきません

あなたは、　猟奇的な創作物の中で、
あなたの代わりに殺された人を見て安堵を覚えます

音楽を聴いて気を紛らわせます

ここじゃないどこかに居る間だけがあなたを救ってくれます
でもあなたは逃げる勇気がないので必ずここに戻ってきます

臆病者、だと言われたことがあるかもしれません

誰よりも正直にそこに立っているのに、です
あなたを目がけて飛んでくるボールを避けもせずにじっと待っているのに、
です

あなたも気づいているとおりでしょう

誰もあなたの味方をしてくれません

それでも勇敢に、たくさん傷を追いながら自分を追い詰めたことでしょう

でも、あなたは変わらずあなたのままです
あなたはあなたが大好きな、わたしのままなのです

かけがえのない宝物なのです

誰に、何に傷つけられようとも、変わらずそのままで居てくれたわたしです

本当にありがとう、

わたしを愛する、わたしがいます

今日はそのことを覚えていてほしいのです

あなたが迷ったときは、全力であなたを肯定します

だからこのまま一緒に歩いていきませんか