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ある男子大学生の日記(2023/01/09)

バカの料理・チキンフライドステーキ

今日は成人の日。私の友達にも今年成人した人たちが多い。おめでとうございます。私も来月やっと20歳になる。お酒だ~!宴だ~!
だがしかし、私は(あなたの予想通り)成人式や同窓会には行っていない。合わせる顔がない。中学三年生のとき不登校だったやつが、大学二年生になっても自殺したいと言っている。ダサすぎるだろ。まるで成長していない。わざわざ同窓会に8000円も払って惨めな気持ちになるつもりにはなれなかった。会いたい人はいっぱいいる。ご一緒できなかった友達、ごめん。

ただ、今日はその代わりに家族がお祝いしてくれた。今日は気合で11時に起きて(相対的に早起きダネ!)、外食に連れて行ってもらったんだ。

バッファローウイング

こちらは私の好物・バッファローウイング。

バッファローウィング: Buffalo wing)は、鶏肉の手羽を素揚げにし、辛味の強いソースをまぶしたアメリカ合衆国の料理である。ニューヨーク州バッファロー発祥で、バッファロー住人には「チキンウィング」や「ウィング」と呼ばれている[1]
古典的なバッファローウィングにはカイエンペッパーを利かせた辛味と酸味の強いソースと溶かしバターが使用される[2]
伝統的にはブルーチーズドレッシングもしくはランチドレッシングを添えたセロリスティックキャロットとともに出される。

バッファローウイング - Wikipedia

Wikipedia、完璧な説明が載っている。写真通り。言いたいこと全部言ってくれた。字数稼ぎにもなる。食材にたくさんリンクがくっついているけれど、外すのがめんどくさいのでそのままにしておく。暇だったら一つずつ読めばいい。

他にもケサディーヤやフライドチキン、チリコンカーンなんかを食べて、最後にメインディッシュを選ぶ。メニューは全部英語で、読むのに骨が折れた。そしてその中の一行が私の目に留まる。説明文は写真を撮るのを忘れてしまったので、再びWikipediaの文章で代用する。

「Chicken Fried Steak w/ Country Gravy」

Chicken-fried steak, also known as country-fried steak or CFS,[1] is an American breaded cutlet dish consisting of a piece of BEEFSTEAK (most often tenderized cube steak) coated with seasoned flour and either deep-fried or pan-fried.

Chicken fried steak- Wikipedia

チキンフライドステーキ……?なるほど、フライドチキンみたいな?と思っていたら、説明文にまさかの「beefsteak」の文字がある。意味がわからん。チキンって言ってるんだからビーフではないだろ。誤植か?

アメリカ合衆国の南部料理である。名称は作り方がフライドチキンに似ていることからきており、「チキン」という語が入っているが鶏肉は使われない。

チキンフライドステーキ - Wikipedia

いや、バカすぎるだろこの料理名。
なるほど、「フライド・チキンステーキ」なら揚がった鶏肉である。確かに「チキンフライド・ステーキ」の場合、「チキンのように揚げるステーキ」という意味になりそうだ。「チキンフライド」という調理法なわけだね。

気になったから頼んでしまった
チキンフライドステーキ

来た。ビジュアルもバカすぎる。デカい茶色の物体に、茶色のソースがかかっている。美味そうすぎ。マッシュポテト大好きなんだよな。グレービーソースたっぷりで最高。しかも米も頼んじゃった。食べ過ぎじゃないか?バカなのは私か。

そして案の定美味かった。衣は家のからあげの味がした。

驚神社と参拝マナー

Wikipediaのおかげで、すでに1600字を超えている。今後もっと使っていこうかな。そのうち全文がWikipediaに侵食されるかもしれない。

帰り道、神社に寄った。

驚神社

「驚神社(おどろきじんじゃ)」というらしい。神社にもキラキラネーミングってあるのか?
ググってみたところ、「馬を敬う」から二字を合体させて「驚」らしい。面白すぎる。じゃあ「人を信じる」から「儲神社」とかそういうことだってやっていいのかな。流石に賽銭投げにくいか。

私はマナーとかモラルとかそういうものに傾倒できるタイプの人間だ。神社に行けば端っこを歩くし、電車では席を譲るし、食事では米粒を残さない。でも同時に、そういうのって茶番でもあるなと思う。本来どうでもいいよな、と思う。

初詣シーズンなのもあり、「神様は賽銭の額なんか気にしない」というツイートがバズっていた。本当にそうだと思う。「こいつは5円じゃなくて10円だから、縁少なめにしよう」なんて思ってたらコスい気がしないか。
そういうのはもともと、誰かが「ご縁がありますように、、5円!」と、自分の中の願掛けでやっていたものなんだろうきっと。それがなんか「イケてる」みたいになって、最終的にはマナーみたいになっている。

というかそもそも、席を譲ったり米粒を残さないことによってハッピーになる人はいる。けれど、参道の真ん中を歩いたり、賽銭が1円だったとして誰が不幸になるんだろうか。誰かの迷惑にならなけりゃいいじゃないか。ただ、唯一不快になりうる存在がいる。同行者だ。

私は友人といる時たまに、「それ私はいいんだけど、他の人といるときは気をつけなよ」という、ベタに嫌われるフレーズを口から出してしまうことがある。友達が「ガイジン」と口に出したり、米粒を残したりするたびに、良くないとはわかっていても、そう言いたくなる気持ちであふれる。

マナー違反をその場で指摘することは、それもまた一種のマナー違反だろう。その場が良いムードになるわけがないから。
でも、大好きな友達が、そんなしょうもないルールで大事な出会いや縁を逃すと思うと心配になってしまうんだ。しょうもない茶番でもいいじゃないか。しょうもない茶番が、もしかしたら将来の結婚相手を変えるかもしれない。「そんな奴こっちから願い下げだ」と言いたくなる気持ちもわかるが、全くモテない私にとっては死活問題なんだ。

もちろん、チキンフライドステーキとライスは完食した。米一粒残さず。

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