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不完全ということ

手書きの文字の良さや魅力って何だろうって考えると、
どれ一つとして全く同じでないことと、
完璧でないことかなって思うんです。 

フォントとの違いですよね。
 
例えば同じイメージで作品を作ったとしても、
私とあなたの作品は違うし、
今日の私と明日の私の作品も違います。
 
そして書いたときには『完璧!』って思っていても
一晩経って観てみると「…ん?」ってことも
けっこうあるあるですよね。
 
いずれにしても、
唯一無二であることはとても大きな魅力です。
そして、どこかが完全ではないというところも、
それも含めての魅力につながることがあります。
やり直しがきかない(二度書きができない)ので
例えばお酒に酔って書いたので墨がポタポタと垂れてしまったとか、
逆に、思ってもみなかったような潤渇の素晴らしいものが
出来上がることもあります。
それらすべてを含めてアナログの魅力だなと思います。
 
時にはその人の性格や気分まで表出してしまうっていう
そういうところが面白いと思います。

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