足を正しく使うには足根骨をケアしよう

足の構造

足の骨はいくつあるかご存知でしょうか?

趾骨:14個、中足骨:5個、足根骨:7個、(種子骨:2個)で片足26個(28個)もあります。
動く必要があるからこれだけの骨で構成されているはずです。
でも、意識して動かせるのは足指や中足骨、足首くらいではないでしょうか。

私がいろいろな人のケアをしてきて動きが足りないと思っているのは、足根骨です。
足首が柔らかい人でも足根骨があまり動かない人が結構います。

この足根骨は橋のようにアーチ型で体の重さ、衝撃をクッションのように和らげるような構造をしています。
地面の微妙な凹凸、揺れも吸収します。

足根骨が動かないと脚を固めて体を支えて動きが悪くなったり、地面の微妙な変化に鈍感になったりします。
ちょっと怖いですね。

「いやいや、問題なく動けていますよ」とい方も足根骨の関節を柔らかくするとこんなに足を使えていなかったんだときっと驚くと思います。

足の関節のケア

足のケアの一つ目として、関節のケアの方法を紹介します。
それぞれの関節をバラバラにするようなイメージで行ってみましょう。

(1)足指の関節ケア
足指を上下に動かすケアはよく知られていますね。
上下左右に動かしたり、回したりして足指の関節をほぐしましょう。

(2)中足骨の関節ケア
中足骨を動かすには、両手の親指を足の親指の中足骨、人差し指の中足骨に当てて足を包み込みます。
その状態で、右手と左手を互い違いになるように上下に動かします。
何回かやったら人差し指と中指、中指と薬指、薬指と小指と順に動かしていきます。

(3)中足骨と足根骨の関節ケア
片手で5本の中足骨全体を包むように持って、反対の手を合わせて、互い違いになるようにひねります。

(4)足関節の関節ケア
足首をアキレス腱側、足根骨側から包み込むように持って互い違いになるようにひねります。
足を底屈、背屈した状態でひなるのも効果的です。

(5)踵のケア
片手で踵を包み込むように持ってドアノブ回すようにひねります。

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足の簡単セルフ筋膜ケア

(1)指の簡単筋膜ケア
足指を軽くつかんで(片側だけおさえてもOK)、その指を動かします。
普段よりも動かしづらい、引っ掛かる感じがしたら大丈夫です。
軽く動かしているとその部分で滑走が起きてリリースされます。
ちょっとおさえる場所をずらしてまた足指を動かします。
他の指も丁寧に行ってみましょう。

(2)足裏の簡単筋膜ケア
足を両手で4指が足裏に当たるように包み込むように持ちます。
その状態で足指を何度か動かします。
手指で押さえる場所を変えながら繰り返します。

(3)足の甲の簡単筋膜ケア
足裏の逆で、手の親指で足の甲をおさえて足指を動かします。
おさえる場所を変えて繰り返します。
他の指や手のひらでおさえてもOKです。

(4)足首、くるぶしのケア
足首やくるぶしを手のひらで包み込んだり、指でおさえたりしてから足首を回したり、底背屈します。
くるぶし周りのおさえる場所を少しずつ変えて行うと足首がものすごく軽くなると思います。

足の神経を活性化する

足の神経の活性化、と聞くと難しそうと思われるかもしれません。
でも、今回紹介する方法は関節を挟んで両手で掴み引っ張るだけ。

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ポイントは
・骨を掴むような感じで掴む
・じんわり関節が広がるのを感じる
です。

こうすると関節周りの感覚受容器が刺激されて
・筋肉が柔らかくなる
・関節が広がって柔らかくなる
といった状態になります。

掴んだ指は固定で、脚の方から引っ張るのも良いです。

関節のアプローチと何が違うの?と思われるかもしれませんが、じんわり広がるのを感じることで感覚受容器、神経系にアプローチできるのです。

ちなみにこれはペアでやった方が効果的です。
・土踏まずが引き上がる
・足根骨が動くようになる
・足首が柔らかくなる
・安定して立てる
・脚がほっそりする
など感覚コーディネーター講座でも人気だったテクニックです。


以上、関節、筋膜、神経へのアプローチで足関節を動く状態にする方法を紹介しました。

これだけでも結構変わりますが、足根骨はまだ動き始めていないかもしれません。
足根骨への丁寧なアプローチを含めて、細かなケアのポイントをワークショップ形式で解説した動画を有料部分に掲載します。
10人オンラインで参加して、その後も動画購入の希望が続いた人気ワークショップの映像(全133分)です。

・もっと足の関節を柔らかくしたい
・足首、脚を補足したい
・足を細かく使えるようになりたい
・軸を安定させたい
・バランスポーズを安定させたい
人は是非ご覧ください。

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