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【感覚コーディネーター④】聴覚:聞くと聞こえるはどう違う? 音を使ったワーク

聴覚のハードフォーカス/ソフトフォーカス

「聞く/聴く」と「聞こえる/聞こえてくる」。
視覚で紹介した「見る/観る」と「見える/見えてくる」と一緒ですね。

「聞く/聴く」はハードフォーカス、
「聞こえる/聞こえてくる」はソフトフォーカスです。

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ハードフォーカスのときは聴覚が優位で、重心は前かその音源の方向に。
実際、巻末の動画でも音の方向にカラダが揺れるということがわかります。
ということは、普段その音に対してバランスを取るようにどこかを緊張させているのかもしれません。

ソフトフォーカスのときは重心が真ん中かやや後ろで、カラダがつながる、緩む状態です。
聴覚=耳には三半規管もあるので、ハードフォーカスで硬くしてしまうとバランス感覚も鈍ります。

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ソフトフォーカスにするには、
①音を聞くのではなく、聞こえてくるように聞く。
②環境音をぼんやり聞く(聞こえてくる)。
③耳で聞くのではなく聴覚野で音を聞く、感じる。
④耳のケアをする。
などが挙げられます。

普段イヤホンで音楽を聴いている人は、環境音を感じるだけでも良いでしょう。

耳のケア

耳をケアするには、
①耳たぶを緩める
②耳の付け根を緩める
③側頭部を緩める
などがあります。

①耳たぶを緩める
・耳たぶを軽く引っ張って10秒くらいキープする
・軽く引っ張って回すなどする
などすると良いでしょう。
耳たぶは先ではなく付け根を持ちます。

②耳の付け根を緩める
私のお勧めはこちらです。
耳の付け根を持ってゆっくりと引っ張ると頭蓋骨の中の膜にアクセスできます。ちょっと引っ張りを感じたらそれ以上は引っ張らずに10秒くらい待つか少し方向を変えます。慣れてくると頭蓋骨の内側にアクセスできているのを感じると思います。
くれぐれも軽ーく行ってください。
無理をしないように。

③聴覚野で聞く
耳そのものではなく耳の奥や側頭部あたりで聞くようなイメージです。
耳で聞こうとすると耳が硬くなりやすいので聞く場所をずらします。
視覚のソフトフォーカスのときの後頭部で見るようなイメージと同じです。

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④側頭部を緩める
耳の上に手のひらを当てて、上下左右斜めにゆっくりと動かします。
1方向5秒程度で全体で15~20秒くらいで良いでしょう。


音を使ったワーク

先ほどの動画で音がカラダのバランスや軸に影響することがわかったと思います。
今度は音をカラダの違和感や動かしにくさを改善するなどボディワークに応用していきます。
受講生の皆さんは「筋膜アプローチいらない」とこれだけでカラダが変わることにびっくりしていました。
※もちろん筋膜アプローチがいらないわけではなく、使い分けが必要です。


ここからは有料になります。
・音でカラダの違和感を解消する1~腕を挙げやすくする(12:27)
・音でカラダの違和感を解消する2~違和感を解消する(10:56)

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