ワックスの雑巾の後始末には注意せよ
今回の結論を先に言いますと、ワックスがけした後の雑巾を処理する際には、水に浸すことなど、ワックスの仕様書きをよく読んで、適切に処理しましょう、さもなければ、火事になるかもしれないということですの。
なぜ、このようなことを言いだしたかというと、最近、こんな記事を読んで考えさせられたためですの。
雑巾から自然発火するというケースはあまり聞かないのでうっかり忘れてしまいますけど、そういった事故がおきますの。
そもそも、なぜ、こんなことになるのか。調べてみたら、アマニ油が関係しているようですの。
そもそも、このようなものは危険物といいまして、このような分類になっているようですの。
・第1類 酸化性固体
・第2類 可燃性固体
・第3類 自然発火性および禁水性物質
・第4類 引火性液体
・第5類 自己反応性物質
・第6類 酸化性液体
という感じに分けられますの。この中で、問題の油は第4類の引火性液体に属しますの。この引火性液体は「引火性のある液体」というそのままのことを意味しますの。具体例として、石油、ガソリン、灯油、サラダ油、エタノール、メタノールがありますの。
この引火性液体はさらに以下のように分けることができますの。
・特殊引火物
・第1石油類
・アルコール類
・第2石油類
・第3石油類
・第4石油類
・動植物油類
・・・と分けられますの。
問題のアマニ油はこの中の動植物油類に属しますの。
また、このアマニ油はサラダ油に含まれていたりしますの。
さて、このアマニ油は、実は自然発火することが知られていますの。
特に・・・
・ヨウ素化が大きいと自然発火しやすくなりますの。
・乾性油の方が不乾性油より自然発火しやすくなりますの。
・風通しの悪いところにおいておいた時に自然発火しやすくなりますの。
ちなみに、自然発火の様子は以下の動画のようになりますの。
油性ワックスの付着した雑巾を捨てた時には何もなくても、その1時間くらい後になって、煙が出たり、実際に発火したりと、恐ろしいですの。
そのため、ワックスが付着した雑巾はそのままにせず、水に浸すなどの適切な処理をしてから捨てましょう。なお、製品に処理の仕方が書いてあるはずなので、それに従い、処理しましょう。
参考文献
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