上の世代は信用できない。自分らの保身しか考えていない。若い世代からすれば、おかしいことだらけだが、それを指摘しても変わらない。受験戦争が激化していたはずだが、とても勉強ができるとは思えない。

そして、今の世代も信用できない。何をやっても変わらないと諦めしかせず、努力しようとしている物を言う貶すことしかしない。次の世代にはあまり期待していない。ネットで調べれば何でもわかると思っている世代。ネットで検索するには学力が必要。サブカルならまだええにせよ、でも、ネットで検索した程度ではその情報の真偽はわからないこともある。その真偽を調べるには確かな学力が必要になる。

上の世代にしばしばかけるのは、「自分が学んだことが全て」だと傲慢に考えている点だ。確かに高校までの基礎学力でなんとかなるというのは一理ある。基礎的なところを高校では良くも悪くも教えるから。ただ、それは、普通科高校の全ての教科並びに全ての専門科高校の教科ならびに専門学校の内容まで考えるから結果的に高校までの基礎学力が重要になる。

例えば、ある名門大の応用物理学科の奴がいうには、「大学の先生は講義は、どうせ下手くそなんだから、大学は単位だけを取るところで、学ぶのは勝手に学ぶ。参考書を紹介してくれればいい。だから、高校までの基礎学力が必要」とか宣っていたが、奴がいう基礎学力というのは、普通科の五教科の範囲でしかないし、物理、化学、数学、英語、現代文を除いた国語を掌握しているにすぎない。

社会も歴史はできるように見えるが、女性史や文学史などの一部はできるが、政治史などにはまったく興味を示さないというところがあるし、文学の読み過ぎで、偽史に気がつかないという有様。ここの事象は把握できるが、そのうらにある流れに興味を全く持たないという感じ。

だから、変な勢力に騙されそうになる。こういったレベル。これで、基礎学力が必要と言われても納得できるわけはない。物理は専門ということもありできるようだが、素粒子のような実用化には程遠いということには全く興味がない。

正直、自分の見たこと以外は、まったく信じないというのは、私は危険だと思う。なぜなら、自分が見たことは世界で起きていることの数パーセントも満たない。

そして、そういった連中は、自分で「見に行こうとしない」。

そして、「見た気になっていること」を真実だと思い込む。

かなり偏狭なことだと思う。

そう考えると、結局、現場を見て、自分の目で考えられ、また、自分の目で見られないものについては、頭の片隅に置いて、見ていないことを「迷信」だと思わない。

これが大事なんだろうなと私は思う。

この記事が参加している募集

よろしければサポートをよろしくおねがいします。