それにしても、最近、思うのは、上昇志向とは何なのか?

私の知人がしばしば、上昇志向があるという話だが、そもそも、上とはなんなのだろう?

冷静に考えると、重力があるから上と下が決まるけど、地球はほぼ球なのだから、自分にとっては上でも、地球の裏側からみたら、どっちが上?

慣性系で軸を決めてば表わせるけど、それでも、背中合わせで片方が上なら、もう片方は下?

つまりだ。上昇志向の上というのは、自分で軸を勝手に決めていいということだ。

そもそも、その学校が、もし、有名校であっても、「面白くないからこの学校はやだ」「男女共学じゃないからやだ」という子に、「上昇志向」がないというのは果して意味があるか?

まわりがこれを目指しているから?ここに合格すれば上昇になるというのは本当か?

確かに、自分のやりたいことが学べるところに行くのなら、それは努力がいるだろう。

そして、自分の実力よりも上のところでも下のところでも合わないかもしれない。

それならば、行きたいところにいけばいいし、その勝負に乗るというなら、乗ればいい。

ただ、一つ言えるのは、自分がやってみたいことをやってみることが重要だということかもしれない。いろいろとチャレンジして、自分に合うものを探してみるのがいいのかもしれない。

それに、年を取っていくうちに、若い頃には自分には合わないと思っていたことが実は結構あっていたとか、若い頃に、あまり、その手のことに詳しくない先生が教えていたので、その先生と連座して、苦手意識のあった部分にあたってしまっていただけで、本を読んだりしているうちに、実は結構、自分にあったりしているということもあるのかもしれない。

そして、周りがこれは無理だといっていても、自分ならできるということもあるかもしれないし、実際、周りがこれをやれといっても、自分には向かなければ、別のことをすればいい。

結局、上昇が得られたと実感できるには、自分がそれを認めた場合だけかもしれない。

結局、自称リアリストがいうような冷笑では、自分がやりたいこともできないし、そういうのは、結局、周りの顔色をうかがうだけで、何をしたいのかすらわからない奴なのかもしれない。

結局、自分が何をしたいのか、それだけだろう。

そして、自分の力を高める。

それが上昇につながるのではないか?と私の知人の話を聴いてそう思った。

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