ダメな奴

空気が凍る
不穏な空気が流れる

焦り出す耐えられない苦痛を感じる潰されそうなくらいに
何とかしようと
自ら元凶となるものに近づく
ボロクソに訳の分からない八つ当たりをされる

素直に傷つく
自分が悪いとおもう
私なんてと必要以上に自分を責める

ダメな奴

面接頑張る精一杯する
不思議によく受かってきた方だと思う
仕事…誰よりも早く出勤する
とにかくメモを取る
帰ってからも予習復習する

自分が出来ないことわかってるから
迷惑かけないように
最低限のことくらいはできるようになりたかった

そして緊張しながら仕事する
ミスりまくる
何が悪かったら1人反省会をする
もっと頑張る

数ヶ月後呼び出される

ダメな奴

お付き合いする相手も
嫌われたくなくて彼の好きな彼女になろうとした
ジャッジされたくなかったから全てを受け入れようとした
どんどん支配され支配される関係となる
なんかしんどくなった
初めて頼ってみた
それは空気を掴むような感覚だった
泣きながら名前を呼んでみたそれはこだまようの様に響いた
別れた
私のことを最低なヤツだと彼は言った

ダメな奴

私はなぜだかわからなかった
ダメな奴だとレッテルを貼られ
世間から、好きだと思ってた人から
ボロカスに言われるのが
意味がわかんないから
何も直せなかった

                                                           つづく