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応援の力 ~応援することで確実に選手の力になる~

気が向いたのでまた書きます。

以前「応援の力」についてエントリーしました。

ホーム愛媛戦の応援について
「やっぱり応援は選手の力になるんだね、確信したよ!」
について書きます。

試合当日の1週間前から7/1の天気予報は雨。予報通り試合中徐々に雨は強くなり、後半がマックス雨量だったと思います(なんという引き!)。この雨でサポーター応援幕はその日に撤収せず翌日(晴れ!)撤収となったと聞いています。そのくらい大変な雨でした。そういえばアウェイ信州ダービーもこんな感じの雨でした。雨に降られ試合には負け…。

でも今回違ったのは、1人少ない状況で同点に追いつけたこと。勝ち点1を積み重ねたこと。

そして、その背景にあったのは、サポーターの「絶対に勝たせるんだ」というチームへの想いと前向きな想いと行動だったと思います。

雨予報もあり、今シーズン入場者数ワーストの5,100人。これはJ3リーグとして最も少ない記録更新でした。そんな状況の中、J3ワースト入場数と思えない、今シーズン一番の気持ちと想いの詰まった熱いサポーターの後押しが選手にダイレクトに伝わった試合だったのではないでしょうか。

応援のことを書く前に、ちょっと試合のあれこれを。

・揉め揉めした時・カード連発時の審判団説明
 正直、きっかけとなった愛媛選手のファウル(イエローカード)までは理解できたのですが、その直後の言い合い・揉め事を経て、松本山雅側に2枚のレッドカード、愛媛側に2枚のイエローカード(最初のファウル含む)がどういう理由で審判団によって結論づけられたのか。その辺りは後日の説明を待ちたいと思います。試合中はビデオ判定できないんでしょうがないのですが、あとであの揉め揉めをDAZNで振り返っちゃうと、両クラブの遺恨しか残らない判定ではなかったか…と。
※後日追記:ジャッジリプレイでこのシーン振り返ってましたが、うーんそうですかぁ、という消化不良のため息だけが残る感じでした。※
 プロ野球では審判団の説明がありますよね、アメフトではマイクつけて説明しますね、大相撲は「ただ今の協議について説明いたします。行司軍配は…」ってやりますよね。VARやるならそのくらいやっても良さげな気もしますが…その場の判断説明って難しいけど必要な気もしませんかね。でも試合時間が長くなっちゃうのかな?

・やっぱりピッチには11人、スタッフも全員揃って戦って欲しい!
 相手に何か言われたり自らの判定を違うものが出たりするとカッとなったり「はっぁ?」ってなる気持ちは大いに分かります。私も社会人経験をある程度積んでいるので、明らかに(自分として)理不尽な行為には「むかつく」という気持ちが真っ先に湧き出てきます。
 最初に出てくる気持ちから行動として出るリアクションは、自己制御できるはず。今回の例でいえば、レッドカード対象となった「乱暴な行為」を防ぐことができたはずだし、理由は(これを書いている時点では)分からないもののコーチの退席処分も、レッドよりイエロー、可能ならカード無し、にできたんじゃないかと私は信じて疑いがありません。人間ひとり一人特性が違いますが、カードをもらいやすい選手・スタッフはこれまでの傾向から分かっているはずで、クラブとして(放置はしていないけれど)真剣に無駄なカードを減らすという取り組みには着手できていないように感じました。残念ですが、それもクラブの実力の1つだと思い、これから徐々にでも良いので改善してもらいたいのですが…どうでしょうか。

閑話休題、話を愛媛戦の応援について戻します。

J3に降格して、ワーストの5,100人だったけれど、90分間通してサポーターがこれだけ選手の後押し続けた熱い応援ができたのって…記憶にないかもしれません。そういう意味で、この日の応援を忘れちゃいけないし、これから一緒に応援してくれる仲間とも共有したい応援だったと思います。

きっかけはレッドカードによる数的不利だったかもしれません。序盤からクロス主体の猛攻撃を仕掛けてくる愛媛に対し、10人となることは選手にとっても応援するサポーターにとっても気持ちを沈ませる出来事だったはずです。それでも前半の残り15分を体を張って踏ん張る選手たちに「どんな状況でも諦めねぇ」という強い意志を感じていました。いつもより声を出し、コミュニケーションをとり、体を張り、ミスをミスと思わせないカバーで踏ん張る。

後半が始まるちょっと前。
コールリーダーがスタンドの最前線に行き、思いの丈をスタンドのサポーターに向けて語り掛けていました。後日聞いたところ、不甲斐なさと怒りが絶頂でありながら、何とか選手の後押しをしたい一心での行動だったとのこと。

最初は周囲のサポーターもニヤニヤしている人が多かったけれど、コルリの熱意と言葉と表情に、徐々に周囲が真剣な表情になりコールリーダーに賛同し「後半もやるんだ、勝つんだ」という雰囲気が1人を中心に伝搬していったのには、こちらも気持ちが熱くなる思いになりました。

サポーターの熱をさらに加速させたのが「中央線」チャント。試合前の選手入場時にしかやらないこのチャントをスタジアム全体でおこなうことで、この試合これからだぜ、新たな気持ちでやってやるぜ!というメッセージを伝え気持ちを1つにすることができた。これも大きかったと思います。

あまり言われてないことなんですが、チャントには1つ1つ出すタイミングや意味があります。劣勢やもっと気合入れろ!のシチュエーションで歌われるチャントが最近増えているのはサポーターから選手への気合メッセージもあるのです。

これは応援幕やフラッグにも当てはまること。これまで山雅の応援幕は「言葉」によるものがほとんど。

一目でわかる「言葉」の横断幕

最近若いサポーターが作っているものには絵で表現しているものが多く、正直おっさん連中には???なものが多かったりします。年齢層の高い我々には少し理解が追い付かないのですが、おどおどしい感じの横断幕にもそれぞれ意味を持たせているんですよね。

チェゲバラは「革命」、道化師(ジョーカー)は「切り札」の象徴として、その他色んな系がありますが(正直意味合いを理解できてません 笑)、気持ちと意味合いを込めて応援幕に使っているはずです。

チェゲバラ(左)「革命」、ジョーカー(右)「切り札」

そうそう、7/22にアルウィンライブに参加してくれるGLIM SPANKYのCDを聞いてて気が付いたんですが、シングルジャケットから信州を想像させる幕もあったり、しているみたいなんですよね(たぶん)。

今回勝ち点1は上出来ではあるんですが、正直勝たせたかった。土砂降りの中応援していたサポーター、DAZN観戦していたサポーターもその思いを強くした試合だったはずです。これだけやれることを示してくれたんですから、残りの公式戦もサンプロアルウィンで熱烈な応援で選手の後押して続けていきたいですよね!

最後に、愛媛FCサポーターの一体感と雰囲気作りについて。
ちょっときっかけは分からないんですが、山雅の選手と言い合いになるシーンがあったと思います。普通のクラブだと怒りやブーイングを続けるのですが、愛媛のコールリーダーがその熱さを自選手への応援に変えるべく愛媛サポーターに語りかけ落ち着かせ、実際にその通りの雰囲気に変わっていたのは敵ながら唸りましたね。試合前から決起集会をするなど気合十分。サポーター数も3桁ほどいたので、この日の一体感と雰囲気作りは素晴らしいものでした。

試合後の玉林選手のセレモニーもあったためかもしれませんが、そうした思いも愛媛サポーターの人柄(チーム柄?)なのかもしれません。

愛媛サポーターの皆さん、大雨の中、お疲れ様でした。今月また対戦ありますので、熱烈応援対決しましょう。

今度は勝ち点3いただきますけどね!

それでは、また気が向いたら。
One Sou1

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