沖縄らしさ
沖縄はアイデアソースの宝庫。
デザイナーの新村則人氏の講演会『らしさ+デザイン』の後半で、氏が言っていたことである。
もともと新村氏が沖縄の地で講演会をすることになった経緯は
“沖縄の伝統工芸を元気にするためにはどうしたらいい?”
という問いに何か示唆を与えるためであった。
氏はそういう問題は苦手としながらも、いくつかのアイデアを提案していた。
実は僕もよく知らなかったのだが、沖縄は伝統工芸品産業の地域数が、なんと京都に次ぐ全国2位だという。つまり、それだけ地域に残っている伝統工芸が多いのだ。
大嶺實清 陶器(ペルシャブルーシリーズ)
https://cpcm-shop.com/news/detail.php?postid=41
金細工(くがにぜーく)またよし
http://ameblo.jp/et-eo/entry-12045823779.html
角満漆器6代目夫婦 琉球漆器
http://www.rbc.co.jp/tv_blog/5月23日の沖縄bon特集「沖縄の伝統工芸品をカジュア/
琉球漆器はこんなものにも使われているよう!⬇︎
http://www.city.naha.okinawa.jp/wk_simin/snap_snap/y2010/m06/09nahuda_01.htm
…このように沖縄の伝統工芸作家は、一人一人個性豊かで精力的に頑張っている。
しかし、沖縄全体の伝統工芸を活性化させ元気のある畝りを作るためには、それをまとめる組織がまだ沖縄にはない。
と、新村氏は述べていた。
ということで、氏の提案は…
沖縄の伝統工芸をまとめたブランド
“Made in RYUKYU”
で 統一できないか
というものであった。
新村氏が提案したそのデザインは“360度から太陽が昇っている”という氏の沖縄に対するイメージをもとに、丸い水色と周りを覆う黄色の線で表現されていた。
そして、あらゆる沖縄の伝統工芸品の商品などにこのMade in RYUKYUのラベルを貼ったりタグを付けることで、統一された魅力ある沖縄ブランドを作ろうということなのである。
ブランドを作ることで沖縄の伝統工芸が元気になるかはわからないが、試してみる価値はあるかもしれない。
(…実はMade in RYUKYUで検索すると『MADE IN RYUKYU』というブランドが既にあるようで、それが出てきた。
http://www.madeinryukyu.jp/fs/kougei/c/aboutMIR
新村氏が言っているのとは違うが、似たようなコンセプトかもしれない。)
僕もこれを機に伝統工芸を勉強して、授業で取り上げてみたいと思った。なんたって全国2位のこの資源を無駄にはできない。
子どもたちが知る機会を持てば、親や周りの人、ひいては次の世代にも伝えてくれるはず。
手っ取り早いのはシーサーや陶器かな。がんばります。
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