【歌詞】 夏の幻
光が砕けて落ちてゆく
花火は宇宙の果てで意識を奪う
あの熱さも彩りも夜に溶けていく
打ち上げられた幻の余韻が
生ぬるい風を 首筋の汗を
思い出させて 賑わう人の群れ
流され 君の手探す
赤提灯が遠くまで続いている
浴衣姿 動きづらいな 美味しそうな匂いに誘われて
君もきっと道連れね 繋いだ手は離さないで
終りがみえて灯りが少しずつ消えていく
闇がどんどん迫ってくる
人も帰って 遂に君と二人だけ
ここまで ここまで 来てしまった
「君はどちら様?」はっと気づいた
誰もいないな
はじめからずっと私ひとり
夏の幻
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