矢島碧入

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矢島碧入

やじまあいりです。文章、マンガ、イラスト、写真、なんでもやる創作屋。主に旅行記や小説をかいています。本とおやつと旅が好き📕🍰✈️連載小説「星職人の夢」をアップ中⭐️

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  • 【小説】星職人の夢

    時計塔の屋根裏部屋に住む星の点灯係の青年レノと、相棒のスノウの物語。主人公の求める切実な「夢」と、寝ている間に見る謎の「夢」とが織りなす、不思議な世界観のファンタジー小説。挿絵や写真も自作です⭐️

最近の記事

フランス旅行記1話「突然のパリ旅」

 ちょうど去年のGWに行っていた、フランスの旅行記をまとめ直しています。  ゆるゆる続く予定です。良かったら読んで、行った気分を味わっていただけたら嬉しいです。  それでは、よろしくお付き合いください! ーーーーーーーーーーーーーーーーー (以下、検索用本文のみ) ようやく旅が解禁ムードになり、自分の航空券を予約したというダダ。もちろん私も誘われましたが、あまりに急で…。  正直言って、心の中には「一人で行くの?ずるい!」「もっと早く言って~」「いいな羨ましい」と いう気

    • 【小説】星職人の夢 1話 星の点灯係

      【5/1追記・いいねありがとうございます。こちらの小説は改稿して賞に出してみようかと思っています。そのため更新が途絶えますが、いつかお届けできるように頑張りますのでお待ちください。】 ーー星職人。  それは星を作り、夜空に上げることを生業とする者のことをいう。  かつて星は、旅や航海など際に役立ち、人間の営みには欠かせないものであった。星を生み出す者たちが星「職人」と呼ばれているのも、星が道具として、暮らしの中でひとつの役割を果たしていた頃の名残だ。  時代は流れ、今で

      • ショートショート「石の上にも三年」

        誰かに「石の上にも三年だよ」と言われたので 死ぬほど辛かったけど無理して堪えた。 気付いたら、石の上で死んでいた。 それでも「石の上にも三年だから…」と 三年経つまで頑張った。 そしたら、いつの間にか白骨化していた。 「もう疲れ果てた。石の上はたくさんだ。 せめて石の下で休みたい」 そこでようやく悟った。 石の上にも三年、石の下には永遠。 この石は、最初から墓石だったのだと。 おわり。 _________ なんかこういう感じの雰囲気の、 少し哲学みのある物語とか

        • 韓国旅行記〜ひたすら本屋巡り〜

          絵日記でも少し書きましたが、2023年末、4年ぶりに韓国旅行に行ってきしまた。 美味しいものをたくさん食べて、はじめて韓国で年越しもできてとってもいい旅でした。 何より大好きな本屋さんを5種類も回れて大満足…! というわけで、こちらは本好きがひたすら書店を巡る旅行記となっております。 年始のドタバタでいつの間にか1ヶ月も経ってしまって、記憶も薄れ始めてきてしまったので…今、慌てて旅行記をまとめはじめた…というところです(^_^;) それでは、よろしくお付き合いください。

        フランス旅行記1話「突然のパリ旅」

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        • 【小説】星職人の夢
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        記事

          noteは海岸、日記はボトルメール

          インターネットの片隅で 日記を書くことにしてどれくらい経つだろう。 現実世界は「広い」って感じがするけど、 ネットの世界は「深い」って形容が 似合う気がするね。 静かに画面に向き合い、ネットの海の水面に つま先から入っていく。 そうして日記をつづるのは、自分の心の中に ゆっくりと降りていく感覚とぴったりくる。 指先で砂の感触を確かめるみたいにして、 スマホのキーボードをなでていけば、 感情が波に溶けて還っていく。 僕にとって書くことは、 心の内を整理したり伝えたりするの

          noteは海岸、日記はボトルメール

          北欧旅行記 ⑦おまけの読書編

          旅行…めんどうな準備は、ありがたいことに夫が喜んでやってくれるので、私の準備と言えば荷造りくらいのもんである。 その荷造りの中でも一番悩むのが、旅のお供に何の本を持っていくのか?ということ。 持ち物のところでも書いたけど、「本を片手に自由に世界を旅しながら、思うままに絵や文章を書いて暮らしたい」というからには、数冊の本は必須アイテムなのだ。 今回の北欧旅は4ヶ所の図書館と、数え切れないほどの書店に行けたので、本好きとしては大満足!だったのだけど、合間や移動時間にたくさん

          北欧旅行記 ⑦おまけの読書編

          北欧旅行記 ⑥帰国編

          ◯初めてのタイ航空と空港 空港に着いてラウンジで簡単なお昼を食べた後は、いよいよ帰国の途へ。 バンコクまではタイ航空。初体験の航空会社。 タイってこれまた文字は全然読めないし、馴染みなさすぎてどうしよう…と思っていたら、座席モニターは日本語や日本のコンテンツも選べてホッ。 何か音楽でも聴こうかな〜とザッピングしていたら、BLACKPINKのリサちゃんのソロ曲があった。そういえばタイ出身だったなぁ。 ちょっと異国情緒を感じる曲調で、ちょうど機内食のタイご飯の良い匂いもしてき

          北欧旅行記 ⑥帰国編

          北欧旅行記 ⑤スウェーデン編

          ◯ストックホルム到着 移動時間1時間、時差-1時間ということで、7時にヘルシンキを発ったのに、ストックホルム着も7時。 実質瞬間移動(違う) 新しい国にきてまずすること。 「スウェーデンはタックだって」「タック!」 そう、ありがとうの言い方を確認すること。 ありがとうくらいは現地の言葉で言いたいなと。イントネーションはわからないので、現地の人や案内のアナウンスをよく聞いて真似する。 空港からバスで1時間ほどで、 ストックホルム中央駅に到着。泊まる予定の「ラディソンブ

          北欧旅行記 ⑤スウェーデン編

          北欧旅行記 ④フィンランド編

          ◯ヘルシンキ到着 1時間半とフライトと+1時間の時差で、現地時間9時頃にフィンランドのヘルシンキ・ヴァンター国際空港に着いた。 ヘルシンキは気温が14〜15度で、まだまだ軽く30度を超えてくる東京の半分以下だ。涼しくて快適。 各国のコンビニ、スーパーを見るのはそれだけで楽しい。 フィンランドではキオスクがたくさんあった。キオスキ(?)の表示で。発音はわからないけど。 やたらとあるキオスキの前を通るたびに「寄っていく用事ある?大丈夫?」の意味を込めて 「キオスキはいいっす

          北欧旅行記 ④フィンランド編

          北欧旅行記 ③デンマーク編

          お待たせしました。ようやく入国し、旅行記らしい旅行記のはじまりです。 見せたい写真が多すぎて、漫画のせてる場合じゃなかったのでサボってます。 ①から読む場合はこちらへ。 ◯到着 コペンハーゲンはカストラップ空港へ、現地時間午後6時に到着。着陸時にはしとしと雨が降っていたけど、すぐに晴れ間が差して美しい夕焼けがお出迎えしてくれた。 外に出るとこんな感じ 空港だけどバスもデザインが素敵。 東京はまだまだ夏って感じだったから、涼しくて秋っぽいなぁと感じる。寒くはない。

          北欧旅行記 ③デンマーク編

          北欧旅行記②出発編

          ①から読む場合はこちら↓へ ◯旅の始まりは 我々は勤め人夫婦なので、旅に出ようと思ったらまずは諸々の調整をし、なんとか二人スケジュールを合わせて連休を確保する。 そして、できるだけ仕事を前倒しで進める。こういうところから旅は始まっているといってもいいと思う。 心置きなく旅立つことに全力をかける。締切ものなどはその期間を避けて設定する。 ただし、周りには公言すると面倒なこともあるので(余裕があっていいわね的なことを言われてたり、あと話が広まるとどこまでお土産を買ってくるか

          北欧旅行記②出発編

          北欧旅行記①準備編

          こんにちは。イリこと矢島碧入です。 この旅行記は私たち夫婦が、2023年9月に北欧3カ国を旅した時のことを書いたものです。 ◯なんでも願いが叶うなら 「なんでも願いが叶うなら、何をして生きていきたい?自分の能力も、年齢も、環境も、世間体も、お金も、将来の心配とかも、ぜーんぶ無視していい。何をやっても絶対にうまくいくって分かっているなら何をする?」 飲み会やお茶の席などで、周りの人たちにこの質問をするのが大好きだ。 その人の本当の願いを聞くことで、今まで知らなかった一面が

          北欧旅行記①準備編

          自分を責めること、酒を飲むこと

          昨日は飲み会。歩いて帰れるだろうと思って歩き出してみたら意外と40〜50分かかり、疲れていたのにまあまあの運動をしてしまった。 家に着いたのが1時前。気がついたらクーラーつけて服脱いで寝ていて、5時半に目が覚めた。今日休みだからいいけど寝不足だわ。疲れ果ててる、スマホに映る自分の顔がなんとももの悲しい。 そして今、久々に二日酔い。半年ぶりくらいか?節約と健康のために普段家では飲まなくなって、最後にしっかり飲んだのがいつだったかも思い出せないくらいだから(ビール1缶とかは飲ん

          自分を責めること、酒を飲むこと

          癒しと解放のために

          私にとっての表現。 それは、書くことで自身が癒されること。また、言葉をこの世界に産み出すことで、心を解放することだと気付いた。 そして目指すのは、私の書いたものを読んでくれた人が癒され、心を解放するきっかけになったら嬉しい…ということ。 全ては、自身と相手の「癒し」と「解放」のため。 これが私の創作のテーマなのだと悟った時、進む方向が定まってほっとした。 それと同時に「旅路が険しくとも、ひとりここから歩き出そう」と、心に静かな決意の碑が打ち建てられた。 本当は、こうい

          癒しと解放のために

          子供の頃を思い出して、創作活動について自己分析してみた

          週末、実家に行った。 いよいよ建て替えのための解体日が迫る…ということで、最後のお別れをしに。 片付けや引っ越し作業に追われてバタバタしていた時には実感がわかなかったけど、最後に母と祖母と三人でリビングに座り、他愛もない会話をしていると、築30年以上のこの家を惜しむ気持ちがじんわりと沸いてきた。 私はここで育って、そして巣立ったのだと。 「子供たち(私や妹たちのこと)が小さかった頃は、こんな未来がくるなんて想像もしてなかったね」とか「建て替え後のインテリアはどうしよう」な

          子供の頃を思い出して、創作活動について自己分析してみた

          読者は未来の自分

          たまにはマンガも。

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