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コンビニのマルチコピー機を困らせてしまった話

昨日はコンビニで、会社にある新聞配達用の原付バイクの自賠責保険の手続きをしてきました。半年くらい前に別のバイクの自賠責保険の手続きをしたので、今回で2回目です。今は車検対象外の二輪車は、コンビニで登録が出来ちゃうんですね。

コンビニのマルチコピー機は、プリント・スキャン・ファックスはもちろん、各種チケットの発券、住民票や印鑑証明書などの出力、さらにゼンリン地図の購入や、アイドルグループ・スポーツ選手のブロマイドも1枚単位で購入出来たりと、あまりに多機能過ぎて、マルチタスクの苦手な私にとっては、頭がこんがらがってしまいそうな働きぶりです。

今はあらゆるサービスがインターネット中心になっていて、 “ネットでも出来るようになった” ことが、“ネットでしか出来なくなった” という流れになりつつあります。私は、ログインとかパスワードとか、そういう類について疎いのを自覚しているので、今回の自賠責の手続きも、保険のことは保険のプロに頼もうと思い代理店さんにお願いしたのですが、「コンビニの方が断然早いですよ」と言われてしまいました。

やむを得ずスマホを使って、ユーザIDとパスワードを入力して事前予約サイトへログインするのですが、前回の登録時にログインしたIDやパスワードは、全く覚えておりません。一応、自分なりの法則で組み立てた、知らない人からは不規則に見えるような文字列のパターンをいくつか持っているので、何かしらチャレンジすればログイン出来るようにはしています。

予約システムの入力欄に名前・住所・標識番号・車台番号などを打ち込んで、どうにか予約を完了し、ネット予約登録IDとパスワードを控えてコンビニへ。なぜかまた余計なIDとパスワードが増えました…。

コンビニに着いて、マルチコピー機の案内に従って払込票をプリントするのですが、払込票が機械のどこから出てきているのか全く見当たらず、手前にびろーんと伸びているレシートみたいなものを引きちぎってレジへ行きました。

店員さんにそのレシートのようなものを渡すと、店員さんは戸惑った表情でバックヤードへ向かいました。少しして戻ってくると「これは手続き完了のお客様控えでして、バーコードのついた払込票がプリントされるはずなのですが…。」

「そうですよね…。もう一度確認してきます。」言われてみれば確かに、前回もそんな用紙があったような。でもコピー機の側面には、払込票が出てきそうな場所も見当たらなかったような。

もう一度マルチコピー機に戻ってよく確認してみると、ディスプレイの下にちゃんと払込票がプリントされていました。これで2回目だというのに全く気付きませんでした。今度こそ払込票を持ってレジにて支払いを完了し、再び、いや三たびマルチコピーへ。案内には『証明書印刷番号を入力して自賠責保険証明書をプリントして下さい』と書いてあります。

思い返すと、前回は証明書をプリントし忘れて帰ってしまったので、今回はマルチコピー機に戻っただけでも立派な成長です。しかし私は、当てずっぽうの行き当たりばったりで行動して失敗するのが得意中の得意なので、証明書印刷番号の入力の際にも、その上に記載されている払込票番号だったり、一番下の受付番号を入力したりして、たびたびエラーが出てしまい、マルチコピー機を困らせてしまいました。

本来はちゃんとしなければならない手順を、なんとなく、ほのかに、ふんわりと頭の隅に入れておく癖があり、いざ脳みそから引き出した情報も、なんとなく、ほのかに、ふんわりとしているため、私にとって常に失敗は付き物です。事前に予約した飛行機や寝台列車を乗り過ごしたことも数知れず、チケットを持って呆然と立ち尽くした真冬の夜の話も、そのうちnoteのネタになりそうです。よかったよかった。

おかげさまで、どうにか無事に全ての手続きが終わりました。そして私はその全てを、また半年も経てば綺麗さっぱり忘れていることでしょう。

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