観了記録13「コードギアス 奪還のロゼ」

 ギアスを見てきた。また新しいコードギアスが見られるとずっと待っていた。残念ながら公開初日には行けなかったが次の日には行けたのでよし。

 内容的には順当に時間が進んでいるが、主人公はルルからロゼになっており、今まで通り、ロボットバトルというよりギアスにまつわる話になっている。

 正直なところ、話が面白いとか歌がどうこうとかそれ以前の文句がある。文句である、内容以前の不満を強く感じた。映画の構成が一時間半ではなく、三話仕立てのアニメを連続上映しているのである。総集編ならばまだわかる。昔の作品のOPやEDをうまく切り取って滑らかにつなぐのは大変だろうし、当時の絵柄をそのまま違和感なく描きなおすのも無理な話だろう。
 だが、今回は新作である。何が悲しくてシアターで単にアニメを三話繋げただけのものを見せられなければいけないのか。OPやEDがどれだけいいものだとしてもそれを三回も見せられれば飽きるのが道理だろう。
 何のための映画なのか、パンフレットによればいずれ配信することも考えて作ったらしいが、それは後から制作サイドでどうにかする問題だろう。どう考えてもシアターでやるやり方ではない。

 内容にも主題歌にも文句が無いだけに構成の不満が強く残ることになったのは残念だった。

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