【じじい放談Ⅱ 第4会 私裁】動画

安倍晋三元首相が遊説中(奈良県西大寺駅前)に働盛りの男(41才)により、殺害(2022-7-8)されました。 いわゆる、「私裁」が行われました。 「私裁」には「思い違い」や「過剰な制裁」があり、近代国家では犯罪です。
原始、人は進化の過程で大きくなった脳に必要なエネルギーのため肉食し、集団で狩りと縄張り(生活圏)を守り、縄張りの乗取りで仲間を増やし、強力な集団を築いてきました。(戦争)
近世、法治国家(全ての国民が平等に法律に従う)の近代社会では、「敵討ち(仇討ち)」「抗争」をやってはいけない、「争い」は国民に代わり(法律に従い)国家が裁く、ことになっています。
国家による代理処罰(司法)では不十分だと思うと、自ら晴らそうとする人が多くなると暴動になり、更には革命に発展します。 日本では、70年前の敗戦で社会は革命的な改革が行われ、近代的な社会システムで社会は落着き、経済活動に集中できました。

しかし、経済発展は自由競争で行われ、経済的な勝敗が進んで、貧富の差が大きくなっています。 社会への不満が恨みに変わり「私裁」に至ります。 対象は国家であり、政治家や行政組織になります。
「私裁」は犯罪ですが、「国民の恨み」を放置している政治家や行政組織の「社会正義」はどこへ行ったのでしょうか? 国民の思い描く「社会正義」を国家が代理制裁できているのでしょうか?
罪でも、「冤罪(誤解)」や「恨みの深さ」に違いがあり、社会の時代変化に応じて変わります。 日本の司法には、取調べの完全録画(法令遵守)や弁護士の立会い(法の平等)、死刑(回復できない処罰)など多くの課題を抱えています。

「水戸黄門」「必殺仕置人」などの時代劇、刑事ドラマで「晴らせぬ恨みを晴らした」気持ちなっている「じいさん」が「私裁(個人制裁)」について話します。

収録 7月15日(金) 8時~
配信 7月24日(日)  8時~

キャスト
進行  太田のじいさん(沖縄市)
ゲスト 菊地のじいさま(仙台市)
ロケ地 アクナ浜

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