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日記39 『二次創作的存在』たるVライバーについて語りたい

こんにちは。

昨日、めちゃめちゃ久しぶりに友人と密に気を気をつけながら運動しました。軽く走ったり、筋トレしただけなんですけど、ばちばちの筋肉痛デイだった今日です。

医療関係を目指してた友人曰く、筋肉痛は動いた方が治りやすいって聞いたんですけど、本当かよくわかってないんですよね、というか、そもそも筋肉痛とは何なのか…。


ンコダイスっていう最近話題のチンチロ?のゲームの作者さんとホロライブのオウガさん(どちらもあまり知らない)が炎上する騒ぎになってたらしくて、作者さんのnoteを読みました。

作者さんのnote↓↓↓

作者さんの『まんこ』に関する思いがとても興味深くて、面白かったです。炎上騒動の中身も含めて。ジェンダー格差もあるでしょうが、『ちんこ』の方が世間で言いやすいのは、性の秘匿度合いが関係しているような気がしていて、男性にとっての性は、男性間コミュニケーションの主要な部分として用いられており、男性の性的な要素=男性たりうる要素となっている部分はあって、男性がちんこがでかい、小さい、長い、短い、早漏、遅漏などでマウントを取り合うのはそれが一因だと思います(女性よりもそういうマウント的な会話は多いはず)こう考えると、男性社会において、性に関する会話は、ホモソーシャルを確立するための男性性を誇示するのに必要ですから、大っぴろげに出来る必要がある。

それに対して、女性の『まんこ』は、出産妊娠の血の穢れなどの影響もあるだろうし、男性にとって、女性は自分だけに対して性におおっぴろげである方が有利になりますし、そうなると、女性に関しては、女性性を示すのに、性的な要素を出すと、それが達成されないから、家事や育児などいった部分が出てくるようになったのでは、と考えると、『ちんこ』がコミュニケーションにおける潤滑油的な要素を持ち得たのに対し、『まんこ』=性、妊娠、出産という性のイメージ以外を持たされなかったことが原因のような気がします。根拠はあまりありませんが。


まぁ、この話に関してはこのくらいにして、もう一つ気になったのは、というか、めちゃめちゃ色んな部分について、言いたいこともあるんですよね…。

半ばパクリの二次創作を収益アリで配信することの是非とか、あの二次創作ってどういうものなのか、とか…

ただ、ここで書いておきたいのは、作者さんが指摘していた、ゲームなどのコンテンツの消費スピードについて、です。


私自身、ホロはよく好きで観てたんですが、前々から、友人に『ホロを初め、Vtuber(Vライバー)は、ゲームをポンポンやってて、途中で終わっているものもあるのに、どんどん次に切り替わっていくところがある』という指摘をもらっていて、それを聞くたびにそういうところもあるかなぁとぼんやりとしか、思ってなかったんですが、今回の作者さんのnoteを読んで、なるほどと、腑に落ちた感があります。

たしかに、思い返すと、継続してやってるゲームも当然ありますが、マイクラくらいで、他のゲームはリリースされて、配信の許可が取れていれば、すぐに配信する、みたいな流れはできていたように思います。なんというか、台風みたいな感じに思えます。どかーっと来て、どかーっと去るみたいな。

もちろん、ライバーが楽しんでないことはないですし、ちゃんと最後までやるものの方が多いのかな?と思いますが、たしかにこれでは消費スピードが早いと言われても仕方がない感はあります。

そもそも、消費スピードが早くて何が悪いのか?と言われるとなんとも言えない感はありますが、あげるとするならば、①作品がちゃんと消化されず、作者の意図も解されないままになる(文化が浅いままになる)、②スピードについていけない小、中企業の作品が見出されなくなる、③スピードに合わせるあまり作品の練度が浅くなる、などの問題はあるかなと思っています。特に、ゲーム文化などにとっては、③などはとても根深い問題の気がします。


消費スピードが早くなるのはなぜかはわからないので、割愛しますが、このような流れは時代的なものにも思えます。だとすると、簡単には止められない以上、上のような問題点の影響を少しでもなくしていくためには、消費スピードを遅らせていくことが重要なのかなと思います。

そのためには、例えば一つのゲームをしゃぶり尽くすとか、途中で辞めずにちゃんと最後までクリアする、とか、一回の配信時間を短くして、何回も配信することでゲームを進めていく、などの方法があるかなと思います。

ただ、一方で、ゲーム実況って結局のところ、他人の褌以上のものにはなれない部分もあるのかなとも思っています。昔、江頭さんの言葉として、『ある作品がどれだけクソでも、それを評論したり、批評したりしている自分はクソ以下、クソに群がるハエという存在でしかない』みたいや主旨の発言をされたらしいというのを聞いたことがあるんですが、まさにゲーム実況者とかライバーのゲーム配信とかも同じ穴の狢と思っていて(それを見る視聴者も同じかもしれません自戒も込めて)、

悪く言えば、他人の作ったゲームを出汁に、自分が楽しんでる姿でお金を儲けている状態なわけですから、作品に対するリスペクトなりなんなりが必要不可欠なのだろうなと思いました。

今回の件にしても、作者さんが、まんこの無い二次創作に関しては自分のわがままだから百歩譲ってまだ良いとしても、宣伝等がないのは…という主旨のこともおっしゃっていました。

これは先程あげた②の問題点とも重なってきてて、ゲーム実況や配信というものがある以上、それで満足して、ゲームを買わない人がたくさんいると思います(私もバイト8の実況を楽しんで、自分では買ってないので、自分とか自分みたいな人がいることもまた批判の対象になりますが)。こうなると、(まぁ、配信okを出してる以上、なんらかの契約から利益を得ている可能性は高いですが)ゲームの売り上げはその分減るわけですし、そこを意識してやらないといけないと…。だから、今回の件に関しては、そこが足りてなかったのが一つの問題点だろうし、両者に誹謗中傷を行ったものも問題だろうと思います。

こう考えると、先程あげた、解決策的なものも矛盾を抱えるようになります。例えば、ゲームを途中で終わらせずにしゃぶり尽くすというのも、裏を返せば、ゲームの要素を全部見せる(実際にやらないと魅力は全部伝わらないというのはそうだけど、それは一旦置いといて)ことになるわけですから、そうなると、それらを全部知ったうえで、そのゲームを実際に買う人がいるのか、というと微妙なところなあります。この折衷案をとるとすると、例えば、ラスボスとかゲームの核心に迫る部分まではやって、そこから先は配信上ではやらない、とかになるでしょうか。(今思い出しましたが、そういえば、ファミ通のやり込みゲーマーズで、メタルギアソリッドのやり込み動画を紹介したときに、ラスボスの部分は紹介していませんでした。ともすると、あれが本来的なやり方のような気がしてきました)

こうなってくると、ゲーム配信というビジネス形態というのは、大変ですね…。誰よりもライバー(企業系Vをここでは想定していますが)はめちゃめちゃ大変ですね。常にその存在が二次創作的なイメージを持ち続けるために、いかにしゃべりや仕組みでそのイメージを払拭して、Vライバーとしての一次創作としてのエンターテイメントの一つとして、認識させていくかが問われるという…(コンテンツに寄生しているという事実をいかに、エンターテイメントとして表現できるか、ここには、ライバーの配信経験の豊富さが求められるし、ゲームなど配信しているコンテンツを面白く回す力が求められる。視聴者はゲーム自体も見るが、それ以上にゲームをしているライバーの演出する空間を楽しんでると言って良いと思われる。ライバーはいかにその空間を作るかが鍵になってくるのではないか)

そう考えると、ライバーの人たちがよく精神的に調子を崩すのも容易に理解できますね…。


なんかまとめの言葉が思いつかないので、この辺りでおわりにしようと思います。

二次創作って、やはり奥が深いというか、色々と根深いテーマですね…、これがあるから文化は発展するものの、どこで線引きを行うか、そのグレーゾーンに立たされているvライバー(特に企業系)は、本当に議論が進んで、成熟していくとどうなるのか…そこが見たいかんじもします。

かなり駄文だったけど、日記という体裁がこれを許してくれる…

ごめんなさい。

おわり。


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