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デザイン解剖 #09 バナーver.

毎日投稿9つめ!

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今日は野菜生活100のキャンペーンバナーを解剖します!

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読み取れること
背景に野菜の写真は使っているものの、ほぼ文字のみで見せている。
文字組みの勉強になる気にかしない...!
細かく見ていきます。

使われている色
緑(10670A)水色(C6F2FF)白(透過80%ほどか)
他、背景の野菜・果物の色がカラフルな印象を受けるが、実際には緑・オレンジ・赤といった絞られた色しか目に入らないようになっている。

座布団(白ベタ)の細かなこだわり
・文字の可読性を保つため、透明度80%に設定。
 背景の素材がほとんど見えないが、
 その分キャンペーンの内容がはっきりと伝わる。
 残すべき情報の取捨選択がしっかりされている。

・角丸になっていることで優しげな印象になる。
 そのまま手を加えず正方形を配置してしまいがちだが、
 ほんの少し(10-20ほど?)角を丸くすることで、柔らかい印象になっている

・枠が少し滲んでいる
 手書きのような少し滲んだ線を使うことで、
 こちらも、角丸と同様に柔らかい印象になっている。

文字組みへのこだわり
・最も注目してもらいたい「1000円分」というキーワードを
 最大限に配置するための組み方になっている。 
「円分」を1000の横に配置するのではなく前方に重ねてしまうことで、
 数字を幅いっぱいに大きくすることができている。

・次に目に入る「アンケートに答えて」
 \ /で囲うことで、下の1000との関連を印象付けている。
 また、まとまり感を出すこともできている。
 \ /を文字のすぐ横に置かず、余白を持っていること。文字よりも一回り
 大きくしていることで、余裕のある印象も与えている。

・次にあしらいがあるのが「QUOカード」。
 角丸長方形で囲い、目立たせると同時にカードの"物感"を伝えている。
 また左右に余白を持つことで、詰まり過ぎていない余裕を感じる。
 またそのおかげで上部の文字と左右のグリッドを揃えることができている

「抽選で100名様に」は中央揃えの3段組みにし、
 1000の"1"に少し食い込んでいるような組み方になっている。
 これによって数字と関連している言葉だということが瞬時に伝わる。
 この部分は、CPの説明的な立ち位置なのでそこまで重要ではない。
 そのため文字サイズは小さくなっている。

応募期間は、月の部分を小さくすることで、
 そこまで気にしなくても良い(この告知が12月中だったと予想される)
 ということを暗に示している。
 また曜日を丸で囲うことで、( )には無い可愛らしさを演出している。

フォントの使い分けにも注目!
・注目してもらいたい数字(金額と応募期間)のみ、明朝体が使われている。
 他の文字は当選者数を含め、同じ物が使われている。
 明朝体はかっちりとした印象も受けるので、キャンペーンの信頼度を
 あげる効果も密かにある。

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今日はここまで!注目すべき点を素早くピックアップできるようになってきた気がしてます...!精進!

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