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エモさを感じた黒部名水マラソン

おはようございます!
ランニングコーチの大野です。
今回は先日、黒部名水マラソンに出場したのでそちらを振り返っていこうと思います。
結論から言うと、大失速したのですがなぜかすごく楽しくて、かつエモさも感じたというとても印象的なマラソンとなりました。
それでは、いってみましょう!

全然走れなかった直前

言い訳にしか聞こえないかと思いますが、事実を淡々と記していくと
結論「全く走れませんでした笑」
仕事が楽しいんですよね。
パーソナルトレーニング、店頭での接客、オンラインセミナーの開催など(カメラの仕事も)
自分がもう1人いたらいいのにって思うくらい。
週1〜2回しか走ることが叶わず本番を迎えてしまいました。

目標は2時間40分

目標は2時間40分(3分45〜50/km)くらいを。
そして、今回新しい挑戦として脂質代謝でマラソンに挑みました。
ここ1ヶ月以上、食事の糖質は100g以内に抑え、油とタンパク質メインに。
前日も当日も糖質は野菜や豆類、ナッツ類から微量とる程度に。
これがうまくいくのかを実験してみました。

いざスタートし、ある集団に付くもペースが10秒以上速い。。
これはいかんとペースを下げるも、集団がいなく自分でペースを刻むことに。
5km通過は18分40秒とGOOD。
給水は毎回、水を選択。これも糖質に頼らず血統理スパイクを起こさないためにあえて。
10kmも同じくらい。
12km以降の上りでは少し落とすも19分09秒とまずまず。
しかし、思った以上にペースに余裕がない感じは終始ありました。

そのまま25kmまでは順調に進めるもここからでしたね。
少し、頭がぼーっとしてきて身体に力が入らなくなってきました。
ややペースが落ち始め、3分50〜55くらい。
なんとか身体を持たせたかったのですが、32kmほどで

パッタリと身体が動かなくなりました。
振り返ると、完全にハンガーノック状態でしたね。
糖質を制限しすぎたのか、脂質代謝がうまく機能できなかったのか、スポーツドリンクではなく水だけだったからか。
ジェルは28kmほどでメダリストを1つ摂りましたが、メダリストの原材料は果糖。果糖は脳のエネルギーにはなりません。。つまり、脳へのエネルギー供給がストップし、脳が身体に活動をストップをかけてハンガーノックになったのか。

歩いてエモさを感じた

そこからは歩いたりちょっと走ったり歩いたり、歩いたり。ほぼ歩き笑
この時に、なぜか
「マラソンってむずいなぁ」
「でもこの困難にぶち当たるのがマラソンだよなぁ」
「マラソンってうまくいかないことが多いからマラソンなんだよな」
「だから乗り越える価値があるよなあ」
とかいっぱい考えが出てきてなぜか楽しかったんです。不思議でした。
歩いているのに楽しい。
失速しているのに笑ってる。
コロナ前まではマラソンで攣ったこともなく、大失速もほとんど経験がなかった。しかし、最近は攣りまくっているし(練習してないし)、今回はハンガーノックまで経験した。
改めて
「マラソンおもろ!」
って思っちゃいました。
「うわ、なんか今猛烈にエモい」って思っちゃったんですよね。

結果としては3時間9分くらい?と大失速したわけですが
めちゃくちゃ楽しかったんです。
案の定、37km過ぎにハムが攣るし、40kmで反対のハムも攣るし、足動かないしで波乱万丈だったんですが、楽しかった。
上手くいかないからマラソンなんだ。
これこそ、マラソンの醍醐味だ。
人生もゲームも山あり谷ありだから面白い。それと同じで、マラソンも谷があるから面白い。
今なら僕の知らないマラソンの魅力を、知れそうな気がする。
最後に今の気持ちを綴って締めようと思います。



「めっちゃ走りたい」


40kmでハムが攣っているところ


それでは!

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