フルーツバスケット
僕がそっち(光)に行けないのは、そこにひとがいるせいだ。その席に座っているひとがいるせいだ。この世界には、王者の冠と、平凡な生と、絶望との居場所が別れている。僕はまるでなにか死に神の手に括りつけられるかのように、この椅子に座っている。絶望という椅子に。

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