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何かはじめてみよう。空白の毎日に。自己療養への試み。

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最近の記事

白昼夢 パート2

 久しぶりに会えたね、僕。 眠れない夜に。不登校だった頃の僕に。  君が今の僕を見たらなんて言うだろうか? もう、あの頃の僕の居場所は、何処にもないんだけれど。戻れる居場所なんて始めからなかったんだけど。  最近はどんなふうに過ごせてる?調子はどうだい?睡眠と覚醒のバランスはとれてるかい?もう、会うことができない人を思い出して、夜空を見上げたことなんて、今まで一度もなかったような気がするけど。久しぶりに、夜、星空を見た。  夏休みが終わってからの日々の記憶が曖昧で、夏休

    • 誰も知らない

       久しぶりに映画を観た。昔に上映された映画だ。どうしても観たいと思って中古のDVDを手に入れた。購入して満足したのか、その内容が内容なだけに観るのを躊躇ってしまったのか、随分と長い間、机の上に積まれたままになっていた。  数年前、是枝裕和監督の「万引き家族」がヒットした。彼の作品は今の時代に隠された社会問題とか、大人が見て見ぬ振りをした子供だけの世界とかそんな作品が多いように感じる。  今になってそのDVDを引っ張り出してきたのは、児童虐待の背景とか心理とかその後の成長への

      • 自分のために生きる。

         もうすぐ、学生にとって夏休みがくる。8月まで、よく頑張って生きてきたね。4月の新学期から4ヶ月。半年も経っていないのに、いろんなことを経験してきたね。この数ヶ月で、君は成長できたかい?たくさんの人に支えられて、迷惑もかけて、それでも「出世払いでいいよ」って、かけてもらった優しい言葉に救われた日もあったね。  もう一年後は、ここにいないよ。この先の人生で2度と会うことはないだろう。って自分に言い聞かせて我慢して泣いた日もあったね。どんなに傷ついても、傷つけても、悔しくても、悲

        • 白昼夢

          日記を書いたり、気持ちを整理したり、 過去を眠りにつかせる時間がなくなってしまった。 忙しいという言い訳をし過ぎたせいか、 心が置いて行かれてしまい、迷子になってしまう。 眠れない、眠らない夜に。 そして、僕が迎えに行く朝が来るまでに。 今一度、過去に戻りたい。 小学5.6年 担任による陰湿な虐めに遭う。 中1 不登校になる。 中2 ドクターショッピングをする。 中3 精神科に入院する。 高校 通信制高校を卒業する。    2年間引きこもりをする。 大学 辞めた

        白昼夢 パート2

          初診について

           久しぶりに、精神科の患者に戻った。 受診理由は、衝動的な自傷だ。  中学生振りのリストカットとODに、自分でもかなり動揺した。人は、自殺願望が無くてもあっても、行動化する直前の記憶なんて無くて、その突発的で衝動的な行為がどれほど馬鹿げていると知っていたとしても、決して立ち止まることはできないものなのだということを改めて学んだ。学んだというよりは、実感した。  思えば、思わなくても記憶の片隅にはあったが、私は幼稚園児の頃から登園拒否をしていた。児童精神科の初診はいつだって

          初診について

          気持ちの整理

           気持ちの整理が追いつかなくて、そのまま時間だけが流れていってしまう日々。  カフェインを無理に摂取して、無理に笑顔が作れずに周りに心配をかけてしまう日々。  自己管理の甘さに責める気持ちと自分の限界を知ったうえで無理をして、笑えるようにした努力は誰のためにもならなかった。  傷ついてないふり、平気なふり、大丈夫って自分に言い聞かせてなんとか乗り切っても、振り返ってみれば、自己嫌悪と責任が果たせなかった後悔とか付けてしまった傷に改めて気づいて、悲しくなってしまった。  そ

          気持ちの整理

          1年ぶりのnote

          お久しぶりです。こんにちは。 はじめまして、元気にしていましたかnote。 私は、元気に過ごしていたよ。 時々、君の存在を忘れたり、いや、 気づかないフリをしていたりもしていたこともあったけど、相変わらず、食べて寝て運動して勉強して 忙しい日々が続いて、noteに記録する事ができなかったよ、ごめんねnote。 君は相変わらず、元気に過ごせていたかい? 悲しいことは無かったかい? 時々、涙を流して眠れない夜を一人、過ごしたことは無かったかい、そんな時、noteのアプリを開いて

          1年ぶりのnote

          答えの無い世界

           答えの無い時間、空間に放たれてから、 随分と時が経ってしまったみたいだ。 その空白を埋めようと藻搔いたり、苦しんだり、 その場に凍りついて一歩も動き出せなくなったり、 ただでさえ、 予想外の想定外の危機的状況の中なのに、 この危機感に似た経験を、 過去のトラウマを、 抱え込んでいる人は いま、どんな気持ちで日々を過ごしているのだろう。 ただでさえ、コロナ鬱と言われている中 精神疾患を抱えている人の中には この自粛期間、 どんな気持ちで過ごしているのだろう。 通院が、

          答えの無い世界

          noteを彷徨うとき

           noteをはじめようと思ったことも、 書こう、残そう、と思ったきっかけも、 2020年4月になってからだ。  noteの存在は、数年前から知っていたのに、 いままで足を踏み入れてこなかった世界だった。  数年前に、此処とは違うブログを 少しの間だけ、残したこともあった。    でもそれは、全て削除してしまった。   そのことを、少し後ろめたくも思い、 少し勿体なくも思い、少し後悔している。   いつか、誰かに、リセット癖は、治したほうがいい。 と言われたことがある。 いつ

          noteを彷徨うとき

          朝にすること

           目覚ましが鳴る前に、自然と目が覚める。 部屋の中は、少し明るくなっている。 iPhoneの時計を見て時間を知る。  まだ、このままずっとベッドのぬくもり、 毛布の柔らかさに包まれていたい。 そう思ってベッドから起き上がるしあわせ。  でも、朝だから身体を起こさないと、 という少しの焦る気持ちと罪悪感が、 大きく膨らまないうちに、ベッドから出よう。  起きてしまえば、あとは簡単だ。  こころのままに、身体の求めるままに、 行動していくだけだ。  トイレにいく。手を洗

          朝にすること

          空白

           空白を、そのままにするということ。 空白を、空白のままにして、 代わりの何かを求めて埋めないということ。 ありのままの自分を見つめて、息をすること。  空白を空白のままにするなんて、 慣れてしまえばそんなの簡単に出来るかもしれない。  でも、何もしないということが当たり前だと 何もできていない自分になる。  何かが、損なわれて、欠落して、失われて、 何もない人になる。 それでも、空白を空白と捉える。 何かを持っているやつはいつか失くすんじゃないかとビクついてるし、何

          空白

          悲しいときほど、空は青い

          止まない雨はない 明けない夜だってない そして、溶けない雪もない。 そう、信じて前向いて歩んで行けるかな。 どんなに雨が降り続いても、 洗濯物がなかなか乾かなくて、 太陽の光がこの部屋の中には届かなくて、 憂鬱な日々が続いても、 窓を少しだけ開けて深呼吸しても、 窓辺にしゃがみ込んで、 少しだけ見える空の様子を伺ったり、 天気に気持ち、左右されたくはないのに、 それでも落ち込む日だってある。 それはまるで、空と心が繋がっているかのように 空模様が人間の気持ちまで染めていっ

          悲しいときほど、空は青い