アメリカ通信① アメリカで出会ったメキシコ。

こんにちは。突然始まったアメリカ通信です。現在zineを製作中でして、アメリカ留学中に感じたことやら、カルチャーをまとめた1冊を作る予定です。その内容のウェブ版として、noteで都度アップしていこうかなと思います。まずはメキシコ。西海岸、かつてはメキシコだった。

カリフォルニア内のリトル・メキシコ。

休み明けの学校で友達が急に大人びて見えることってあるよね。カリフォルニアの大学でもその現象があって驚いた。「いやあ、メキシコでのバケーションは最高だった!」友人がヘルシーな小麦色の肌を輝かせながらお土産話を聞かせてくれた。アメリカからホップして他国に渡る勇気もお金もなかった私はメキシコへ切ない恋心を馳せていた。すると灯台下暗し。カリフォルニアには現地さながらのメキシコレストラン・スーパーマーケットが所狭しと連ねているではないか。車持ちの友人に頼んでドライブがてら、リトルメキシコトリップだ!

規格外ワンハンドフードたち。

メキシコといえば、飯がとにかく安い、うまい、でかい。ありがたい。カリフォルニアのスモールタウン、マリーナにあるメキシコスーパーまで車を走らせていざ入店。するとそこには現地間ムンムンの陽気な空気が漂っていた。「はいはいお姉ちゃん何にすんの?」ハイスピードのスペイン語でおっちゃんに話しかけられ、ここはアメリカなれど英語は通じない、郷に入っては郷に従えスタンスのメキシコを感じた。とはいえメキシコ初心者の私、タコスくらいしか知ってる単語、なかった…。「とりあえず、タコスで!」と注文すると、またまた高速スペイン語での質問責めにあった。「うう、タコスが食べたい!TA! CO! S!」会話のキャッチボールがまるでできていない私を見かねてメキシコ系アメリカ人の友人が救ってくれた。どうやら、おっちゃんはタコスの具材を何にするのかを聞いていたらしい。そうかタコス、一筋縄で通じると思って悪かった。pollo(ポヨ)は鶏肉、carne asada(カルネ・アサダ)は焼いた牛肉で、pastor(パストール)は豚肉。とりあえずこの3つを覚えておいたら大丈夫って友達も言ってたし、メキシコに行く前に覚えておくといいね。あとは、注文の後に「ポルファボール」って付け足すと丁寧だと教えてもらったから忘れないようにしよう。

「タコス ポヨ ポルファボール!」

文法の細かいことは忘れて、笑顔で伝えたらおっちゃんもニコニコだった。ああ、初めてメキシコに認められた気がした。。

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