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アイノテごはん雑記2

今日はひと月ぶりのアイノテごはん。

メニューはダルバート。ネパールの豆スープ定食。
朝目覚めた時に「よし、ダルだ!」と、枕元で感じた。
カーテンを開くと雪が音をたてないように慎重に降っている。
まるで子どもたちが夢から起きてこないために。
そんな景色にダルバートは、うってつけ。
つくづく、予感というものは面白い。

こうして平日に事を起こすのが僕の性に合っている。
ケの日の中に神秘性や芸術性を見出すことが何より好きだ。
保育に関わってきたからだろうか?
『日常の持つ特異性が”日々を費やすこと”に消されてはならない。』
少しばかり拘りのある言葉遣いをするならば、そんなところだ。

普段ある日常を掻き分けて、時には違う呼吸をしてみる。
そんなきっかけに僕のご飯も役に立てたら嬉しい。
蜃気楼のような、白昼夢のような居場所をつくりたい。
誰かにとっても、僕にとっても。

そして、ひとときの笑顔を作って、今日も静かに居場所は消えた。

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