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Do Your Homework!!〜答え合わせは8年後に。〜

先週1週間、ぼくは同い年の戦友の選挙戦を支えていた。

ぼくは選挙事務所の準備や、選挙期間中のSNSの更新を主に担当した(立場さえ使わなければ問題ない私立の非常勤講師とはいえ、外に立ってるのを生徒に見られるとちょっと面倒なので裏方)。

結論から申し上げれば、戦友は当選した。それも全候補者50人中21番目という上位の得票数で。朝起きて結果を知ったときは半泣きになっていた。

成すべきこと、8年間の宿題。

実は選挙戦の途中、1つ嬉しい出来事があった。

6月にあった「講義を受けよ、そして #瀧本宿題 で投稿せよ!DO YOUR HOMEWORK.」という企画で応募したnoteが、独断と偏見により選ばれていたのだ。

お知らせメールを見ずにたまたまnoteのページを開いた時に「あなたの記事が話題です!」と通知が来ていて、何のこっちゃと思って見たら、瀧本先生の全著作10冊セットが当たっていた。これまで文章を評価されたことなど皆無に等しかったから、とにかく嬉しかった。

この10冊セットだが、ぼくは持っている本が結構あるので、これから同じ道を歩む仲間や後輩に貸せるようにする。ただ特定の人にあげるよりも、多くの人に読んでもらえた方が武器を持つ人は増えるし、巡り巡って瀧本先生が望んだ未来に近づけられるはずだからだ。

それで、上の記事の冒頭にはこう書いてある。

これから自分の持ち場でなすべき「宿題」のために、軍資金として、武器として、活用していただけら嬉しいです。そして8年後の「2028年6月30日」に、ぜひまたその「戦果」を投稿してください!!

そこで、これからの8年で取り組む宿題をこう定めたい。

最上位の目標:刈谷市に「挑戦」と「応援」の空気を作る。

刈谷市の小学生は、社会科の授業で「わたしたちのかりや(通称:わたかり)」という副読本を使う。
この中に取り上げられている人物に、「フェライトの父」と呼ばれる加藤与五郎博士や、豊田自動織機の創業者であり、トヨタグループの創始者である豊田佐吉といった発明家、科学者、実業家がいる。

そう、刈谷市はイノベーションのまちともいえるのだ。この地には挑戦を続けた偉大な先人がいた。そして、その周りには彼らの挑戦を支え続けた同志がいたことは想像に難くない。
現代は当時のようなセンセーショナルな発明や業績を残すことはそうないだろうが、個人個人で小さな挑戦をすることはあるはずだ。その挑戦を応援し、実現に向けて周りが支える。そんな空気が生まれたら嬉しい。

じゃあ何やるの?ってことで、具体的な行動として次の3つを挙げる。

・「かりやマーブルタウン」を継続開催する。
今年度はこのご時世で開催が延期になってしまったが、ぼくはこれをずっと開催していきたい。マーブルタウンを経験した小学生が大きくなって、一緒に作り上げる仲間になったり、育ったまちに何かできないか?と行動する子が出てきたら、結果論ではあるが嬉しいことこの上ない。

・刈谷市で教育関係の事業を新たに1つ形にする。
「かりやマーブルタウン」というこどものまち事業を昨年からやっているが、それとは別で1つ、やり始めて形にする。具体的には何も詰めていないが、子どもたちが勇気を持って挑戦に一歩を踏み出せるお手伝いができるものにしたい。

・挑戦を続ける姿勢と、挑戦を応援する姿勢をまず自分自身が示す。
以前、かりやマーブルタウンを開催した時に作った資料に、ぼくはこういう文章を入れている。

私や運営メンバーが、「失敗と挑戦」を繰り返して、「かりやマーブルタウン」の企画運営に取り組む姿を見せることによって、自分と同世代、あるいは若い人たちを勇気づけて、彼ら自身の挑戦を後押しできる存在になれると確信しています。

上の2つを実現すること自体が挑戦であるが、自分の周りの人の挑戦を応援することも大事だと考えている。言葉だけじゃなくて、行動や姿勢で示したい。実際に行動する人に、人はついていくのだ。

もっといえば、ぼくは選挙に出ることは一切考えていない。だからこそ、選挙に出る仲間が現れたときは、自分のできることで最大限の応援をすると決めている。例えば、今回みたいなSNS運用とか。

8年後に答え合わせをしよう。

2028年6月30日。ぼくは35歳だ。正直何をしているのかわからない。8年前の2012年の時点で、今こんな生活をしていることすら想像だってできていないから、そもそも想像すること自体野暮なのかもしれない。
だが、3期目の選挙戦に向けた準備をしているのは大いにあり得るだろう(出ない可能性もあるが)。

だが、確かに言えるのは、漠然とでもいいから道を定めておくことだ。あのとき、教育の道を進むと決めて、行動を起こし続けてきたからこそ今があるのだ。
戦友との出会いも、教育の道を進む中でだった。彼女がいたから、地元で成すべきことを見つけられたし、志を共にする心強い仲間たちとも出会えた。

上で挙げたことを成すことは、自分の道を切り開くことでもあり、地元で同じ道を歩む仲間の力にもなり、結果として戦友への恩返しにもなる。

これから、ぼくは私人として、戦友は公人として、教育の道を進む。
互いに、成すべきことのために道を切り開き、進んでいく。

戦友へ。8年後、それぞれの道で何ができたか、答え合わせをしよう。

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