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【保存版】子どもを病院に連れて行く?迷った時の3つのチェックポイント

「子どもが熱を出した」
「子どもの具合がわるい」
そんな時に
「すぐに病院にいって診てもらった方がいい?」のか
「おうちで少し様子をみても大丈夫」なのか、
「落ち着いておうちでゆっくりした方がいい」のか、
判断に迷うことがあります。

私はそんな時、子どもの様子をよく見てみます。
「重点的に見るポイント」は3つ。

1、「食べる・飲む」と「うんち・おしっこ」のバランス。
2、眠れているか。
3、遊んでいるか。(笑っているか、機嫌が良いか)

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①「食べる・飲む」と「うんち・おしっこ」のバランス


まずは、水分と血糖値が保てるようにすることが何より大切。
お茶やお味噌汁、野菜や骨つき肉を煮込んだスープ、リンゴジュース、経口補水液、乳児の場合は母乳やミルクなどを、少しずつ飲めるように促します。

本人の「飲みたい」欲求にそって、水分を飲めるのが良いけれど、もしもおしっこが半日に1回もでていないなど、「脱水症状」がある場合には、受診した方がいいでしょう。

熱が高いときには、食事がとれなくても気にしない。
感染症などで熱が上がると、一時的に食欲が落ちるからです。
細菌やウィルスと闘うためにエネルギーを使うので、食べものの消化吸収に使うエネルギーを節約するためとも言われています。

胃腸炎で嘔吐症状があるときは、吐き気が強いときと、吐いてから2時間くらいは、何も飲んだり食べたりしない方が、かえって治りが早いです。

②眠れているか。


短時間でも眠れると、その間にぐっと回復できるので、安心して眠れる環境をつくります。
小さな子どもは一人だと不安になるので、昼間であればリビング近くなど誰かがすごしているそばに布団を敷いて休めるようにします。
抱っこやおんぶができる年齢の子どもであれば、寝入るまではそうしてあげると安心できるようです。家ですごす時に使う抱っこひもは、「ベビーキャリア」と呼ばれるバックルタイプの抱っこひも(商品名でいうと、エルゴやベビービョルンなど)よりも、「ベビーウェアリング」と呼ばれる布タイプの抱っこひも(兵児帯やリングスリング、一枚の布タイプ)が、赤ちゃんもママもより快適です。

熱が上がっている最中の、ゾクゾクする感覚があるときには、あずきカイロや湯たんぽ(ヤケドや低温ヤケドに注意)や足浴などで体を温めてあげるとやわらぎます。

③遊んでいるか。(笑っているか、機嫌が良いか)


熱や鼻水などの症状があっても、おもちゃで遊んでいたり、機嫌が極端に悪くなければ、ひとまず安心です。

「ぐったりして元気がない」時や、
「機嫌がわるくて、いつまでもずっとぐずぐずしている」時は、
すぐに受診した方が良いサインです。

「テレビやタブレット、マンガなどを見させない方が良いか?」とご相談をうけることがあります。
テレビやマンガなどで「目を使いすぎる」ことはできれば避けた方がよいですが、テレビを観られるくらいまで気力・体力に余裕がでてきた証拠でもあります。
子どもの看病は気力体力ともにエネルギーをつかうことです。
色々なものを活用して過ごされるのが良いと思います。

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「子どもと一緒に小児科を受診する」というのは、思いのほか大変なことです。
「この状態までは、見守る。こうなったら、受診する」というおおまかな目安が分かっていると、「本当に大丈夫だろうか?」と心配しすぎることなく、過ごせるでしょう。

とはいえ、子育てが始まったばかりだと、「目安といわれても、不安だらけ」と感じることも多いです。
ぜひ、「かかりつけの小児科」を持ち、乳幼児健診や予防接種など「元気な時」に医師や看護師と関わってみてください。
そして不安な時には電話でも良いので相談してみる。

「調子が悪い」に何度も対応していく中で、「これならおうちで様子を見ても大丈夫だろう」とか「小児科で先生に相談した方がよさそう」というのが分かってきます。

「あなたの子育ての味方」は、たくさんいます。
いつも子育てをしてくださり、ありがとうございます。

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