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「背守り」になりますように、とユニフォームに縫い付ける。

中一の長男が、
野球の背番号をもらってきた。
中学生にもなると、
背中も大きくなって、
背番号を縫い付けるのも
時間がかかる。

背番号は大会の度に変わるから、
大雑把に縫い付けても
良いのかもしれない。

けれど私は、
なるべく丁寧に、細かく
針を動かした。

「背守り」という言葉がある。

背守りとは

その昔、お母さんが子どもの健やかな成長を願い、魔物から子どもを守るために、子どもの着物の背中に縫い目をつけていました。その背中の印(縫い目)を「背守り(せまもり」といいます。

魔物は襟元、袖口などから入ると考えられていました。大人の着物の背は、反物を2枚並べそれを縫い合わせるので縫い目がありますが、子どもの着物は、反物1枚で十分なので、背中に縫い目がありません。

縫い目には「目」があり、その「目」が魔物をにらんで退散させる力があると考えられ、お母さんが子どもの着物の背中にひと針ひと針、縫い目をつけていったのです。

https://www.magosodate-nippon.org/semamori/#:~:text

子どもが何かに挑戦するとき。
親は直接何もできないけれど、
今、私はこうして背番号を
縫い付けることが出来ている。

「怪我をしませんように」
「力出せますように」
「仲間と協力できますように」

ユニフォームを着て動いている
一瞬一瞬が、
子どもにとって宝もののような
豊かな経験となりますように。

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助産師hana【子育てを、安心であたためる】

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