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高性能画像生成AI「FLUX.1」登場/Xの画像生成AIセンシティブな動画が…/Google画像生成Imagen3制限が…/Sakana AI、お題を与えるだけで学術論文を書いて査読までしちゃうAIを発表/Midjourneyブラウザ版にエディタ機能が/「Runway Gen-3 Alpha Turbo」10秒のAI動画を17秒で生成/国内生成AI、業務活用は2割未満【週刊AIのニュース 2024年8月12日号】

こんにちは。AIのある暮らしです。

2024年8月12日〜8月18日の「週刊AIのニュース」をお届けします。

みなさまのAI情報収集にご活用ください。


【1】文章生成AI関連

グーグル検索の新機能「AIオーバービュー」 日本で開始へ ChatGPTに対抗か

グーグルはAIを活用した新機能「AIオーバービュー」を、日本を含む6カ国で導入すると発表しました。この機能は、検索クエリに対してAIがネット上の情報を要約し、ユーザーにわかりやすく提供します。これにより、従来の検索結果ページを逐一確認する手間が省けるようになります。ChatGPTなどのAI技術に対抗する動きと見られています。

ChatGPTで読書感想文を作って見えた、生成AI時代に必要な5つの能力

ChatGPTなどの生成AIが登場し、夏休みの宿題である読書感想文の価値が変わりつつあります。記事では、AIを用いて『不思議の国のアリス』の感想文を作成し、その可能性と限界を探ります。AIは、作品の要約やテーマの解釈は優れているものの、個人的な経験や感情との結びつきが弱く、独自の視点が不足している点が課題です。しかし、プロンプトの工夫により、より人間らしい表現や詳細な描写が可能になることも示されました。これからの教育には、AIを活用しつつ、創造性や個別の視点を養う新しい学びが必要とされています。

OpenAIが密かにChatGPTに新しいGPT-4oモデルを追加していた

2024年8月13日、OpenAIはChatGPTに新しい「GPT-4oモデル」を導入したと発表しました。このモデルは、既存のGPT-4oのアップグレード版ですが、具体的な改良点は明らかにされていません。一部のユーザーは新しい推論方法や画像生成機能が追加されたと報告していますが、OpenAIはこれを否定しています。新モデルは、ユーザーのフィードバックに基づいて調整され、APIの最新版として「chatgpt-4o-latest」が提供されています。

「ChatGPT-4.0」の進化と最新情報

OpenAIが新たに発表した「ChatGPT-4.0」は、これまでのバージョンと比べてさらに精度や応答速度が向上し、多様な応用が期待されている。新しいバージョンでは、より自然な対話と高度な情報処理能力が特徴であり、ビジネスからエンターテインメントまで幅広い分野での活用が見込まれている。OpenAIは、ユーザーのプライバシー保護も強化し、より信頼性の高いAIツールとしての地位を確立しようとしている。

「GPT-4o」のプライバシーリスクとは? 個人情報を守るために知っておきたいこと

OpenAIの最新AIモデル「GPT-4o」は、その強力な機能がプライバシーに対するリスクを増大させる可能性があると指摘されています。このモデルは、ユーザーが提供するあらゆるデータを収集し、それを訓練に利用することで、より人間らしい応答を実現しますが、個人情報の漏洩リスクも伴います。OpenAIはプライバシー保護に注力していると述べていますが、ユーザーは設定を確認し、データ収集を制限するなどの対策を講じることが重要です。

Microsoftの「Copilot」機能の安全性に懸念

Microsoftが提供する「Copilot」機能について、セキュリティ専門家からの懸念が高まっている。特に、このAI機能が不十分なセキュリティ対策のまま公開されている可能性が指摘されており、企業の機密情報が漏洩するリスクがあるとされている。Microsoftは改善に努めるとコメントしているが、ユーザー側での慎重な利用が求められている。

<セミナーの全容レポートを公開>最新米国データが明かす|ChatGPTコンテンツマーケティングの最適な活用法

株式会社IDEATECHが開催したオンラインセミナーで、米国の最新データに基づいたChatGPTを活用したコンテンツマーケティングの最適な方法が紹介されました。米国で重視されるソートリーダーシップコンテンツの重要性にも触れられ、今後のマーケティング施策に役立つ内容が提供されました。セミナーの詳細なレポートが公開されており、参加者にとって新たな視点を得る機会となりました。

劣化した?「Googleアシスタント」、Gemini統合で挽回できるか

Googleアシスタントの信頼性が近年低下し、多くのユーザーがその使い勝手に不満を抱いています。特にスマートホームデバイスの操作で問題が増えています。Googleは、AIツール「Gemini」をGoogle Homeに統合することで改善を図ろうとしていますが、まだ明確な解決策は示されていません。Geminiは、Google Nestカメラやタスク自動化機能での利用が期待されていますが、全体的なアシスタント機能の向上は不透明です。

Google、複雑な問題をリサーチし、レポートにまとめる「Research with Gemini」を披露

Googleは、新たなAIツール「Research with Gemini」を発表しました。このツールは、ユーザーの監督下で複雑な問題をリサーチし、Webから収集した情報を基にレポートを作成します。具体例として、大学院奨学金の調査やシアトルでの歩道カフェ設置に必要な情報を提供するデモが紹介されました。今後数カ月以内にリリース予定ですが、日本語対応は遅れる可能性があります。

生成AIのせいで「子どもが自力で宿題をしなくなる」と恐れる大人に欠けている視点

生成AIの普及により、教育が大きく変わると予測されています。特に、AIが教育の効率を向上させる一方で、人間同士の関係構築や社会性の教育は依然として重要です。画一的な教育カリキュラムの意義が薄れ、個々の子どもに寄り添った教育が求められる時代になるとされています。AIを活用した「寄り添い型」の教育が、未来の教育の主軸となる可能性があります。

3つの生成AIを比較検証--記事執筆に向いているのは 【リード文編】

CNET Japanでは、3つの生成AI「Claude3」「ChatGPT4o」「Gemini Advance」を使い、記事執筆に適しているかを比較検証する実験を行いました。各AIは読者像や最新トピック、マネタイズに適したキーワードを提案し、それぞれに独自の特徴が見られました。最終的に、各AIが記事のリード文を作成し、その出来栄えを比較することで、どのAIが最も優れた記事を執筆できるかを評価します。

【2】画像生成AI関連

グーグルが自賛する画像生成AI「Imagen 3」、制限が厳しすぎとの声

Googleが公開した画像生成AI「Imagen 3」は、優れた性能を持つ一方で、その利用に厳しい制限が課されていることから批判の声が上がっています。ユーザーからは、生成された画像の使用に関して多くの制限があり、自由な利用が難しいと指摘されています。このAIは高品質な画像を生成できるものの、現時点ではその活用範囲に限界があるとされています。

画像生成AI企業を訴えたアーティスト集団の主張、米連邦地裁で一部認められる

アーティスト集団が生成AI「Stable Diffusion」を提供する企業を著作権侵害で訴えた裁判で、米連邦地裁はアーティスト側の一部主張を認めました。訴えは、無断で作品が学習データに使用され、著作権を侵害したというものです。ただし、DMCA違反や不当利得の主張は棄却されました。今回の判決は、AI技術と著作権保護に関する重要な論点を含んでおり、今後の司法判断が注目されます。

Googleが高品質で文字のレンダリングも可能な画像生成モデル「Imagen 3」をリリースしたので使ってみた

Googleは新たな画像生成モデル「Imagen 3」をリリースし、その性能を試すことが可能になりました。Imagen 3は高品質な画像生成が可能で、テキストのレンダリング能力も大幅に向上しています。また、プロンプトエンジニアリングの必要性が低下し、より簡単に理想的な画像を生成できるようになりました。ただし、日本語のプロンプトには対応していないため、英語での入力が推奨されています。

Xに画像生成AIが搭載され「喫煙するエルモ」「戦車に乗るカマラ・ハリス」など大量のセンシティブ画像が世に放たれる

X(旧Twitter)に新たに搭載された画像生成AI「Grok-2」が、8月13日にベータテストを開始しました。この機能により、X上で生成された多くの画像が投稿され、その中には「喫煙するエルモ」や「戦車に乗るカマラ・ハリス」など、センシティブな内容の画像も含まれています。このAIは、有名キャラクターや政治家などの画像も生成できるため、著作権や倫理的な問題が懸念されています。

Xが画像生成AIを搭載 有料ユーザー向けに フェイクの増加を心配する声も

X(旧Twitter)は、8月14日から有料ユーザー向けに画像生成AI「FLUX.1」の提供を開始しました。この新機能により、ユーザーはAIを使って画像を生成できるようになりましたが、フェイク画像の増加を懸念する声もあります。現在、すべての有料ユーザーがこの機能を利用できるわけではなく、順次提供が進められている模様です。

Grokで画像生成した“機関銃を撃つミッキー”などがX上に

X(旧Twitter)がプレミアム会員向けに提供を開始した画像生成AI「Grok-2」を使用して生成された画像がX上に投稿されています。中には、著作権や肖像権を侵害する可能性がある画像が含まれています。例として、機関銃を撃つミッキーマウスやドナルド・トランプ前米大統領と手を繋ぐテイラー・スウィフトの画像があります。こうした画像の生成が許可されているのかについて、懸念が広がっています。

画像生成AI「Midjourney」、ブラウザー版に高機能「エディター」が登場

Midjourneyは8月16日に、ブラウザー版のUIに生成した画像を編集できる「エディター」機能を追加しました。この新機能により、ユーザーは画像の一部を変更したり、画像のサイズを調整することが容易になりました。これにより、Discordを経由せずに画像生成や編集が可能となり、ユーザーの利便性が向上しました。今後、さらに新しい機能が追加される予定です。

「既視感あるw」 AI生成キャラが“ある芸人”にそっくり→まさかの本人が反応

AIで生成された「宇宙海賊」の画像が、ピン芸人のゴー☆ジャスさんにそっくりだと話題になり、ゴー☆ジャスさん自身が反応しました。X(旧Twitter)で投稿されたこの画像は、450万回以上表示され、ゴー☆ジャスさんは「いや、アタシやん」とユーモラスに返答。ファンからは「既視感ある」「ハリウッド版ゴー☆ジャス」といったコメントが寄せられ、話題となっています。

話題の高性能AI「FLUX.1」実演も。「Stable Diffusion」の基本から最新技術まで学べるワークショップを8月21日に開催

テクノエッジ編集部は、生成AIグラビア実践ワークショップの第2期第5回を8月21日に開催します。今回のワークショップでは、画像生成AI「Stable Diffusion」の基本から最新技術までを学べる内容で、高性能AI「FLUX.1」の実演も行われます。参加者は、実際にAIを使った画像生成を体験でき、生成された画像を自分のPCに保存することも可能です。

LINE AIアシスタントに「画像編集」機能、トークルームに送るだけで調整・転送可能に

LINEヤフーは、LINE AIアシスタントに「画像編集」機能を追加しました。ユーザーは、LINE上で写真をトークルームにアップロードするだけで、背景の編集や解像度の調整などが簡単に行えます。これにより、編集後の画像をそのまま友だちに転送することが可能です。有料プランでは無制限に利用でき、体験プランでは10回まで無料で使用できます。

Apple、高解像度画像を効率よく生成するオープンソースAIモデル

Appleは、オープンソースの画像生成AIモデル「Matryoshka Diffusion Models(MDM)」を公開しました。このモデルは、高解像度画像の生成において従来の拡散モデルが抱える複雑さと非効率性を軽減し、学習速度と計算リソースの効率化を図るものです。MDMは低解像度から高解像度の画像を並行して生成し、最適な画像品質を提供します。GitHubでMDMの学習用Pythonパッケージも公開されています。

【3】動画・音声生成AI関連

10秒のAI動画を17秒で生成。Runway Gen-3 Alpha Turboの7倍高速化とUnlimitedプランでAI動画のワークフロー激変

Runwayの新しいAI動画生成モデル「Gen-3 Alpha Turbo」は、従来モデルより7倍速く、10秒の動画を17秒で生成可能です。また、Unlimitedプランにより無制限に利用でき、これにより動画制作のワークフローが大幅に改善されます。この技術革新により、動画制作のスピードと効率が飛躍的に向上しています。

Stability AI、最新のマルチアングル動画生成AIモデル「Stable Video 4D」を発表

Stability AIは、新しい動画生成AIモデル「Stable Video 4D」を発表しました。このモデルは、1つのビデオから8つの異なる視点によるマルチアングル3D動画を生成することができます。動画の生成には40秒、全体の最適化には20〜25分がかかります。この技術はゲーム開発やビデオ編集、バーチャルリアリティなどでの応用が期待されており、今後の技術革新が期待されています。

AnyMind Group、AIを活用したショート動画生成機能を提供開始

AnyMind Groupは、AI技術を活用したショート動画の自動生成機能を提供開始しました。この新機能は、記事内容を自動で取得し、AIが動画を生成します。生成された動画はSNS向けのフォーマットに対応しており、テキストの読み上げ機能も搭載されています。この自動化により、生成コストを削減しつつ、ユーザーエンゲージメントを向上させ、より多くのユーザーにリーチすることが可能となります。

【4】モバイル・マルチモーダルAI関連

Apple、iOS 18で「Apple Intelligence」を強化

Appleが次期OSであるiOS 18において「Apple Intelligence」を大幅に強化すると発表した。新機能には、ユーザーの利用パターンを学習し、よりパーソナライズされた体験を提供するAIベースの機能が含まれている。また、プライバシーに関する新たな保護機能も追加され、セキュリティ面でも大きな改善が図られる見込みだ。

「Pixel 9」シリーズのAIカメラで、グーグルは現実を“再構築”した

Googleの「Pixel 9」シリーズは、AIを活用した新しいカメラ機能を搭載しています。「一緒に写る」や「イマジネーション」「オートフレーム」などの機能により、写真の合成や編集が簡単に行えるようになり、現実を再構築するかのような画像処理が可能です。これらの新機能は、従来のカメラアプリでの複雑な編集作業を不要にし、誰でも簡単にプロレベルの写真を作成できることを目指しています。

Google Gemini、Appleとの差別化を強調〜「他社AIに頼らない」

Googleは、生成AI「Gemini」を搭載したPixel 9シリーズを発表し、このAIが他社のサードパーティーAIに頼らず、デバイス上で多様なタスクを処理できることを強調しています。これに対し、AppleはOpenAIのChatGPTを統合するなど異なるアプローチを取っています。Pixel 9シリーズには、カスタムメイドのGoogle Tensor G4チップが搭載され、強力なAI機能が提供されています。

OpenAIが警告──ChatGPTの音声モードにユーザーが感情的に依存する恐れ

OpenAIは、ChatGPTの音声インターフェースがユーザーに与える影響について警告しています。特に、AIの音声が人間らしくなることで、ユーザーが感情的に依存するリスクが増大することを指摘しています。新しい「システムカード」によると、AIの人間化は誤情報の拡散や社会的偏見の助長に加え、孤独感を助長する可能性があります。これにより、人間関係に悪影響を及ぼすリスクがあるとしています。OpenAIはこれらのリスクに対処するための透明性とさらなる研究の必要性を強調しています。

新世代の折りたたみAIスマホ「Galaxy Z Fold6」レビュー! 強い魅力で一度使うと手放せない

Samsungの新型スマートフォン「Galaxy Z Fold6」は、AIを活用した多彩な機能が搭載されています。特に「AIスケッチ」や「ポートレートスタジオ」など、簡単なスケッチからイラストを生成する機能が便利です。また、音声通話のアシスト機能やリアルタイム通訳機能も搭載されており、日常生活やビジネスシーンで活躍します。大画面での操作性も高く、一度使うと手放せない魅力があります。

【5】生成AI活用事例

星野リゾート代表が説く「経営者が生成AIを上手に活用する方法」とは

星野リゾートの代表、星野佳路氏は、Googleの生成AI「Gemini」を活用する方法について語りました。彼は、観光産業の変化に対応し、運営に特化した戦略で成功を収めた経験を基に、生成AIを使って効率を高める重要性を強調しています。特に、個人旅行市場への対応、インバウンド需要の取り込み、デジタル技術の活用が、星野リゾートの成長を支えたと述べています。

みずほFGの生成AI「4つの挑戦」、金融機関をAIまみれにする方法

みずほフィナンシャルグループ(FG)は、生成AIを組織に浸透させるため、「AIX推進室」を設立し、AIエージェントの導入を含む4つの挑戦に取り組んでいます。これには、技術と知見の集約、PoCの内製化、責任あるAIの体制づくり、社内での生成AI利用の拡大が含まれます。AIは経営に不可欠なツールとなり、金融機関においても重要な役割を果たしています。

生成AIをビジュアルアイデアや画像生成に活用している企業の割合、インドは61%、イギリスは48%、日本は?

アドビが発表した調査によると、生成AIをビジュアルアイデアや画像生成に活用している企業の割合は、インドが61%、イギリスが48%であるのに対し、日本ではわずか27%にとどまっています。日本のマーケターは、生成AIの活用において他国に比べて遅れていることが明らかになりました。生成AIの導入に対する懸念としては、コンテンツの正確性やプライバシー管理が挙げられています。

マーケターの生成AI活用:日本は54%、他国は75%と大きな差。コンテンツ制作もAIで?【アドビ調べ】

アドビの調査によると、日本のマーケターの54%が生成AIを活用していると答えた一方、他国では75%が日常的に活用しています。特に、インドでは92%と高い利用率を示しています。日本での活用は会議の文字起こしやデータ分析が主ですが、ビジュアルアイデアや画像生成への利用は27%と低調です。生成AIの利用に対する懸念点としては、コンテンツの正確性やプライバシー管理が挙げられています。

セブン、社内の生成AI活用人材2倍に ローソンは全社員

セブン‐イレブン・ジャパンは2024年度中に、生成AIを業務に活用できる社員を従来の約2倍となる3000人に増やす計画を発表しました。また、ローソンも全社員約4000人が生成AIを利用できる体制を整え、事務作業の効率化を進める予定です。これにより、作業時間を半減させることが目標とされています。コンビニ業界での生成AI導入による業務効率化が加速しています。

生成AIのリスクを4つに分類するフレームワーク 生じる問題は意図的なものか、偶発的なものか

ガートナーの調査によると、企業幹部の約70%が生成AIの導入を模索していますが、プライバシーやセキュリティ、著作権などの懸念が依然として高まっています。この記事では、生成AIによるリスクを「意図」と「使用」に基づいて4つに分類するフレームワークを提案しています。これにより、企業が生成AIのリスクを理解し、適切に管理するための指針が示されています。

生成AI、業務活用は2割未満 国内企業、社内態勢を不安視

帝国データバンクの調査によると、生成AIを業務で活用している国内企業はわずか17.3%にとどまることが明らかになりました。多くの企業が活用に慎重である理由は、社内体制やプライバシー、セキュリティに対する不安が大きいことです。一方で、生成AIの導入を「検討中」とする企業も多く、今後の普及が注目されます。

AIでお手軽に壁紙を作り出す2通りの方法

スマートフォンの壁紙を簡単に作成するために、AIを活用する2つの方法が紹介されています。1つ目はデザインツール「Canva」を使用する方法で、プロンプトを入力して画像を生成し、スマホの画面サイズに合った壁紙を作成できます。2つ目はGoogle Pixel 8シリーズに標準搭載されているAI壁紙生成機能で、選択肢から前景や背景、テーマを選んで簡単に壁紙を生成できます。

【2024】要約ができるおすすめAIツール10選を徹底解説!議事録作成に役立つAIも紹介

AI技術を活用して、文章の要約を効率的に行えるツールが多数登場しています。この記事では、無料で簡単に使用できるツールから、議事録作成に特化したAIツール、さらには多機能を備えたAIツールまで、10種類のツールを紹介しています。各ツールの特徴や使い方を詳しく解説しており、ビジネスや学業での利用に役立つ情報が満載です。

【6】生成AI業界の動き

Sakana AI、お題を与えるだけで学術論文を書いて査読までしちゃうAIを発表

Sakana AIは、研究テーマを与えるだけでアイデアの創出から論文執筆、査読まで自動化するシステム「The AI Scientist」を発表しました。このシステムは、大規模言語モデルを活用し、人間の介入なしに科学研究プロセスを自動で進行させることができます。しかし、視覚情報の処理や倫理面での課題が残っており、さらなる改善が求められています。

AIによるディープフェイクポルノに関する訴訟が進行中

AIを使用して作成されたディープフェイクポルノに関する訴訟が進行中であり、被害者がAI開発企業を相手に裁判を起こしている。このケースは、AI技術の悪用に対する法的枠組みの整備が急務であることを示している。被害者はプライバシーの侵害と精神的苦痛を訴えており、今後の判決が注目される。

人間のアーティストがStability AIやMidjourneyなどの生成AI企業を相手にした著作権侵害訴訟を進めることを裁判所が認める

カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所は、アーティストたちがStability AIやMidjourneyを著作権侵害で訴えた集団訴訟を進めることを認めました。これにより、生成AI企業の内部文書やトレーニングデータセットに関する調査が可能となります。一部の主張は却下されましたが、著作権侵害に関する調査が進むことになり、原告側はこれを大きな勝利としています。

第57回 生成AIと真夏の夜の夢

筆者は、OpenGPUカーネルモジュールを使ってPlamo LinuxでNVIDIA GPUを利用し、StableDiffusionで画像生成を試みました。生成AIに対する否定的な意見もある中で、著作権とコピーレフトの違いや、クリエイティブ・コモンズの重要性について考察しています。また、画像生成AIを単なる競争相手と見るのではなく、クリエイティブな相棒として活用する可能性に言及しています。

長年のエヌビディア支援者、AI特化ファンド設立へ-バブル崩壊否定

エヌビディアの初期支援者であるリー・エインズリー氏率いるマーベリック・キャピタルは、AIに特化した新ファンド「マーベリック・シリコン」を設立しました。エインズリー氏は、現在のAI市場は1999年のドットコムバブルとは異なり、AIコンピューティングの需要は今後も増加すると強調しています。また、AIへの投資がクラウドベースのアプリケーションソフトウェアへの支出を圧迫する可能性があると述べています。

アップルAI、NVIDIAに依存せず Google半導体で訓練

Appleは自社のAIシステム「Apple Intelligence」の基盤となるAIモデルが、Googleの独自半導体「TPU」を使って事前学習されたと発表しました。これにより、AppleがNVIDIAのGPUに依存せずにAIモデルのトレーニングを行っていることが明らかになりました。他のテクノロジー企業もNVIDIAのGPUに代わる選択肢を模索しており、AIインフラへの過剰投資についても議論が進んでいます。

OpenAIの頭脳流出はサム・アルトマンにとって幸先が悪い?

OpenAIは、主要メンバーの流出が相次いでおり、競争力に影響を及ぼす可能性が指摘されています。共同創業者のジョン・シュルマン氏が競合のAnthropicに移ったことが大きな話題となり、社内でも信頼問題や内部告発が発生しています。市場では、OpenAIが最初にリリースしたというだけではトップの座を維持するのが難しくなるのではないかと懸念されています。

【7】SNS業界の動き

日本のYouTube史上初、チャンネル登録者数4000万人を突破 ISSEIが達成

TikToker/YouTuberのISSEIが、日本のYouTube史上初となるチャンネル登録者数4000万人を達成しました。ISSEIは、TikTokで人気を博したショート動画をYouTubeにも投稿し、国内外で多くの視聴者を獲得。2024年7月には、じゅんやを抜いて国内トップのYouTuberとなり、動画の累計再生数も300億回を突破しています。

なぜ興味のある動画ばかり流れる? ショート動画「TikTok」の仕組みと成功の秘密

TikTokは短時間で多くのユーザーに広まり、特に10代・20代の若年層に人気があります。動画が次々と表示される仕組みが、ユーザーの興味を引き続ける要因となっています。この成功を受け、Instagramなど他のプラットフォームもショート動画サービスを開始しています。TikTokの急成長は、そのアルゴリズムと視聴者の興味を捉える工夫によるものです。

世界初、フィンランドの大学で「TikTok完結型」コース開講...授業も「縦型」の時代に?

フィンランドのハーガヘリア応用科学大学が、世界初のTikTok完結型コースを導入しました。このコースでは、起業家精神やマーケティングについて学べる縦型動画をTikTokで公開しており、これを見れば誰でも単位を取得可能です。ただし、通常の授業と同様に課題の提出が求められます。この新しい教育の形が今後どのように広がるか注目されています。

ネオナチ、生成AIで作った「プロパガンダ動画」をTikTokで拡散

TikTokでネオナチのアカウントが生成AIを使ってプロパガンダ動画を作成・拡散していると、人権団体が指摘しました。これらの動画はホロコーストの否定やヒトラーの賛美、白人至上主義者の活動を支援する内容を含んでおり、TikTokのアルゴリズムがこうしたコンテンツを推奨することが問題視されています。報告を受けても、TikTok側の対応が遅れているとの批判もあります。

【8】おすすめ動画

【後藤達也vs岡田斗司夫】AI出現!人類は老害化?過剰ホワイト社会の弊害【宮崎駿】

このビデオでは、後藤達也と岡田斗司夫がAI時代の到来と人類社会の変化について議論しています。岡田氏は、AIが人類を「老害化」させる可能性や、宮崎駿の作品に見られるような伝統的なアニメ表現が時代遅れになる可能性を指摘しています。

また、現代の「過剰ホワイト社会」では、本音を表に出すことが難しくなり、AIが生成するコンテンツがクリエイティブな領域を侵食していく現状についても触れられています。AIによるコンテンツ生成が進化する中で、人間が果たす役割が減少することへの懸念も示されています。

【イーロン•マスクの関心は脳科学】脳科学者・ハコスコ創業者 藤井直敬/「代替現実」を理解せよ/生成AI時代の次は脳内チップ?/脳と意識のテクノロジーの未来【EXTREME SCIENCE】

このビデオでは、脳科学者の藤井直敬氏がゲストとして出演し、脳科学やテクノロジーの未来について議論しています。イーロン・マスクが関心を寄せるNeuralinkをはじめとする脳内チップや、「代替現実」(SR)の概念について説明されています。

藤井氏は、現実とは何かを探る中で、人間の脳がどれほど「いい加減」であるかを指摘し、現実と仮想の区別が曖昧になる未来について語っています。また、スタートアップを成功させる秘訣や、自身の起業経験についても触れられており、脳科学とビジネスの交差点で展開される興味深い対話が繰り広げられています。

#MadeByGoogle '24: 私たちのビジョン

このビデオでは、GoogleのRick Osterlohが、AI技術の進展に焦点を当てています。特に「Gemini Era」と呼ばれる新しい時代におけるAIの役割について説明しています。Googleは、AIを活用してユーザー体験を向上させ、プロジェクト「Astra」を紹介しています。

これは、AIアシスタントの未来を示す研究プロトタイプで、ユーザーのコンテキストを理解し、自然な対話を可能にすることを目指しています。また、「Gemini Live」という機能を通じて、リアルタイムでの課題解決や計画立案を支援することができるAIの新機能を発表しました。Googleは、これらの新しいAI駆動の体験を数週間以内に提供し始める予定です。

【日本株に何が起きているのか?】円安と米国株高、2つのエンジンを失った/円キャリーは終わったのか/カギはEPS/AIバブルは崩壊したのか?/オルカンは手仕舞いすべきか【ストラテジスト糸島孝俊】

このビデオでは、ピクテ・ジャパンのストラテジスト、糸島孝俊氏が、日本株市場における最近の動向について分析しています。糸島氏は、円安と米国株の上昇が日本株を支えてきた2つの大きなエンジンであったが、それらが失われつつあると指摘します。

また、AIバブルの崩壊や円キャリートレードの終焉が、今後の市場にどのような影響を与えるのかについても言及しています。さらに、日本株の今後の展望や、投資家がどのように対応すべきかについて具体的なアドバイスを提供しています。

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さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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それではまた次の投稿でお会いしましょう!


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