Beats de Roots 1: ヨガと音楽で心と身体、懐に潤いを。

 Beats de Roots

ミュージシャンのための自分メンテナンス

楽器はある程度演奏出来るようになったけれど、

その場でもっと自由に音楽を楽しんで創りあげたい!!!

そんな方の為に。

ミュージシャンが持っている“全世界共通の言語”を習いませんか?

これを知っているだけで、どこへ行っても沢山の人達と仲良くなれる、

そんな言葉の辞書を一緒にまとめ上げ、他のミュージシャンとの音楽での

会話を充実させましょう。

ここでは更に、音楽家としての日々の練習の仕方、変化の激しい生活や仕事における心身のバランスを、陰陽の原理を用いて整えていきます。

もっと自由に、もっと音楽的に。

そして

もっと楽しく!



あなたにとって、音楽とは何ですか?

何の為に音楽を演奏していますか?

この問いにただ単に「楽しいから」と答えた方。

とても素敵だと思います。

是非これからもずっとその気持ちを持って練習してください。


仕事だから。

もうすぐコンクールがあるから。

自分の技術を向上させたいから。

そんな風に答えた方。

誰かに評価される事を目的に音楽を演奏していませんか?

自分の演奏する音楽が「いいか、悪いか」が判断基準になっていませんか?

その判断を自分ではなく、周りの人に委ねてしまっていませんか?

それと同時に、評価されることを嫌ったり、恐れたりしていませんか?


勿論、仕事やコンクールの為に技術を向上させるのは大事な事。それがモチベーションを保つ為の、現時点での目標として働いているのなら大丈夫。向上心を持って目標に向かっていってください。

でも、そうやって技術を磨いて、あなたが音楽をする理由は何ですか?

音楽で、あなたは何を表現しようとしているのでしょうか。

こんな風に私が言うのは、ただ単に楽しいから始めた音楽なのに、いつの間にか私自身が、人からの評価を気にしたり、周りと自分の演奏を比べて自分はダメだと落ち込んだり、果てはミュージシャンとしての技量で、自分や周りの人間性までも計ってしまうような人間になっていたからです。

私のそんな歪んだ物の見方は、どんどん自分を余裕の無い、自分にも他人にも否定的で斜に構える、許容量のとても小さい人間にしていきました。そんな心の状態は、周りにいる人にも勿論伝わって人間関係を悪くしていきます。仕事の声もかからず、それがストレスになって更に性格が悪くなる悪循環。遂には身体にも影響を及ぼし、元々持っていた病気が悪化して手術が必要になりました。

音楽って何の為にあるのでしょう。

沢山の苦い経験を経た今の私は、音楽はそれを演奏する人が自分自身を開放して、自分を表現する事を楽しみ、聴く人はそのエネルギーを受けて喜び、その音を純粋に味わったり、自分のエネルギーと共鳴させ、増幅させて周りと繋がる為にあると思います。

音楽を演奏出来るのは特別な人達、きちんとトレーニングを受けた人達だけだと思っていませんか?

勿論、演奏技術の上手い下手はあるし、技術を持てばそれだけ表現の幅が広がる事に繋がります。

でも、下手だったら音楽をしてはダメなのでしょうか。

習いたての子供の発表会や、アマチュアのジャムセッション。

とても楽しそうに演奏をしている時、見ている側も思わずニコニコしてしまったりしませんか?

下手くそな歌なのに、なぜか涙が出てしまう事はありませんか?

純粋にその瞬間にやっている事に没頭して楽しんでいるその時には、技術を超えたところで、その楽しんでいる気持ちや伝えたいという想いが音楽を通して周りに素直に響いているのではないでしょうか。私は「この瞬間に集中した姿勢」を幸せな状態と呼ぶのではないかと思います。それは、周りにいる人をも巻き込んで、大きな幸せな渦を作り出します。

多くの人が、「間違えたらどうしよう。上手く出来なかったらどうしよう。みんなに気に入ってもらえなかったら?」という心配をします。それは、今現在起こってもいない未来に気持ちを持っていってしまう事。「あの時こうすれば良かった。もっと練習しとけば良かった。あの時上手くいかなかった。こんな自分はダメだ・・・」ともう過ぎてしまった、変えられない過去に思いを持っていって後悔します。これらの思考は意識を今現在から遠のかせ、身体をほったからかしにして、緊張させていきます。

今この瞬間、存在する身体と心に目を向けましょう。

身体と意識を繋ぎ留めましょう。

さぁ、目を閉じてください。




エクササイズ 1

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